
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
私の「紅白歌合戦」物語 山川静夫
令和元年暮れに七十回目を迎えた紅白歌合戦。
昭和49年より9年連続で白組司会を務めた元NHKアナウンサーだから書ける舞台の裏側と、とっておきの話。誌上での再現放送や、当時の著者の日記も公開。
グループサウンズのブームが過ぎ、フォークソングが進化。一方で演歌の人気は根強く、ロックやニューミュージックが台頭してきた時代。何よりも男女の歌手による“合戦”感が色濃かった―。昭和49年より9年連続で白組司会を務めた元アナウンサーが明かす、当時の舞台裏と思い出、そして70回の節目を迎える紅白歌合戦への提言。
目次
一 「紅白」はこうして始まった
二 「紅白」が私に近づいてきた
三 「紅白」真っ只中
第25回NHK「紅白歌合戦」誌上放送
対談・佐良直美×山川静夫 「紅白」黄金時代裏話
四 「紅白」ちょっといい話
初のテレビ放送/審査員の変遷/森光子さんの思い出/
〝サブちゃん〟の存在/宮川泰さんのこと/素敵な蝶ネクタイ/
忘れたマイク/昭和52年「紅白歌合戦」始末記/
「紅白」雪景色/水前寺清子さんの「情」/
頭の回転がするどい黒柳徹子さん/中村メイコさんの気配り/
東北人、新沼謙治と千昌夫/「紅白歌合戦」と阿久悠の魔法
対談・由紀さおりと×山川静夫 わが心の「紅白歌合戦」
五 「紅白」よ、どこへ行く
登場する方々
北島三郎 桑田佳祐 藤山一郎 森繁久彌
由紀さおり 中村八大 浜口庫之助 沢田研二
山口百恵 阿久悠 青江三奈 美空ひばり
堺正章 黒柳徹子 佐良直美 水前寺清子
石川さゆり ピンクレディー
小林旭 阿木燿子 森光子 都はるみ 千昌夫 新沼謙治 加山雄三 松崎しげる 西城秀樹 前川清 宮川泰 藤圭子
ダウンタウンブギウギバンド ちあきなおみ
春日八郎 いしだあゆみ
フランク永井 布施明
中村勘三郎 杉村春子 五木ひろし 八代亜紀
長嶋茂雄 天地真理 小坂明子 錦野旦
あべ静江 渡哲也 石原裕次郎 尾上松緑
美川憲一 山本リンダ 橋幸夫 森山良子
菅原洋一 森昌子 野口五郎 梓みちよ
桜田淳子 フォーリーブス 小柳ルミ子
アグネスチャン テック ミネ 古賀政男
越路吹雪ほか多数
水原弘 と飲み過ぎて電車をなくす
チェッカーズ解散人気でファンの行儀が悪い
坂本冬美さんは 猪俣公章先生の運転手で修行
仲の悪い大御所〜 三橋美智也 春日八郎 村田英雄
中村メイコさんの気配り
北島三郎が花吹雪の雪の紙を何枚か食べた
美川憲一がつけていたネクタイ もらう
海援隊の武田鉄矢の歌が5分を1分に切られた
森進一のチャックが開いていた、皆で囲んだ
そして 島倉千代子が歌います、襟裳岬!
小沢昭一にぶっ殺すぞ やめろ!!
レビューより
紅白歌合戦の中継で疑問に感じていたこと(白組の司会者(アナウンサー)のみが急に早口になる。不自然に歌が短い等々)が、後の「ゆく年くる年」の時間調整のためでは想像してはいたがその通りだったとは(歌をカットされた歌手は気の毒だな。)。山川アナが担当した歌合戦での積年の疑問の多くが解消されて満足した。かつての国民的番組の創成期から黄金時代を知るのに良い資料です。