
「マルク・シャガール展 (Exposition Marc Shagall Japon 2002)」図録です。169ページ、30×22.5cm。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 2002年4~12月に東京都美術館ほかで開催された本展は、1985年に没したマルク・シャガールのめずらしい初期の作品から晩年までを代表作でたどる回顧展。全81点の出品作品すべてが「油彩画」という稀に見る展覧会である。
ポンピドーセンターが所蔵する59点ものシャガール作品の多くはフランス各地に寄託・分散しているため、一堂に会することが極めて困難とされる。その中でも、今回特別に出品された41点は選びぬかれた最高の傑作である。加えて、シャガールの孫娘たちが今日まで忠実に秘蔵してきた日本初公開の作品を含めた24点、さらにシャガール自身が妻ベラとともに愛蔵し続けた記念碑的な作品「誕生日」を含む、国内外に所蔵される貴重な十数点の作品が一堂に公開された。
・国から国へ・・・村から村へ /ジャン=ルイ・プラット
・シャガールの言語 /ディディエ・シュルマン
・シャガールとロシア美術―創造の源泉としてのイコンとルボーク /松田弘
カタログ
◇第1期ロシア時代 (1887-1910) ヴィテブスクからサンクト・ペテルブルグへ
◇第1期パリ時代 (1910-1914) 前衛美術との出会い
◇第2期ロシア時代 (1914-1922) 結婚、そして戦争と革命の中で
◇第2期パリ時代とアメリカ (1923-1948) 安定した生活から戦争、そして亡命へ
◇南フランスの時代 (1948-1985) 20世紀最後の巨匠、その名声と死
・作品解説
・美しき「器」の形象 ー シャガールとユダヤ神秘主義 [有木宏二]
・年譜/日本語文献
★マルク・シャガールは1887年、帝政ロシアの一部であった白ロシア(現ベラルーシ共和国)のヴィテブスクに生まれた。成人してパリに留学し、第1次大戦とロシア革命の動乱をくぐり抜け、エコール・ド・パリの一人として高い評価を得た。その後、第2次大戦とナチスによるユダヤ人迫害を避けるためアメリカに亡命したが、戦後は主に南フランスに住み、1985年、サン=ポール=ド=ヴァンスで97歳の生涯を閉じた。シャガールは、キュビスムなど、フランスの前衛美術を吸収しながらも、東方ユダヤ教文化とロシア美術の造形精神をその創造の源泉とした。20世紀において、自らの出自と生まれ育った土地の記憶を生涯のモティーフとし、愛情に満ちた世界を描きつづけた画家はあまり多くない。
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