【本】絶版希少 人間国宝・十一代三輪休雪(三輪壽雪)MIWA JYUSETSU(KYUSETSU XI)「鬼萩」展示即売会図録本。日本橋三越本店会場限定、95歳最晩年期作を収録。鬼萩窯変割高台茶碗/鬼萩割高台茶碗/窯変水指/書作品全29点、茶道具・陶芸・骨董愛好家必携の展示即売会作品集。
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本品は、平成18年(2006年)7月11日~17日に日本橋三越本店で開催された「三輪壽雪(十一代三輪休雪) 碧心展」展示即売会の会場限定図録本です。約29×23cm、65ページ、全29点のフルカラー作品写真図版を収録。鬼萩割高台茶碗や萩窯変水指、書作品など、95歳最晩年期の珠玉の新作二十余点を掲載しています。三輪壽雪は重要無形文化財「萩焼」保持者として、人間国宝に認定され、伝統を守りながらも革新を続けた陶芸家。「鬼萩」という独自技法を確立し、日本の陶磁史に名を刻みました。本図録では、一部作品の陶肌や高台の細部まで拡大した迫力ある写真が魅力で、寸法、作家略年譜、主催者挨拶、作家写真も掲載。特に本展では、日本橋三越の美術特選画廊に並ぶ極上品を厳選収載しており、オークションにも滅多に出ない希少資料。茶道具、陶芸、骨董品、日本陶磁器の愛好家必携の一冊。価格表は付属せず、商品は図録本のみです。やきもの作品は含まれません。この機会に、十一代三輪休雪の芸術世界を凝縮した貴重な資料をご検討ください。
【本】希少図録本 人間国宝 三輪壽雪 (11代三輪休雪) 展示即売会 個展 碧心展 十一代三輪休雪 作品集 写真集 95歳 最晩年期作
MIWA JYUSETSU(KYUSETSU XI) 鬼萩割高台茶碗 鬼萩窯変割高台茶碗 萩窯変水指 書 29点 茶道具
会期/平成18年7月11日~17日
会場/日本橋三越本店 本館6階美術特選画廊
約29x23x0.8cm
65ページ
作品写真図版 フルカラー29点
フルカラー
ソフトカバー
※絶版
※商品は、【図録本】のみです。やきもの作品ではありません。
※価格表は付属しません。
作家の最上級品が販売されるデパート個展は、
わずか7日間という短い会期の上、一部の上得意顧客・会場限定のみでしか入手できないものです。
大変貴重な、展示即売会の販売図録・個展カタログ写真集・作品集。
95歳陶磁も作陶への意欲を募らせていた陶芸家、三輪壽雪は、人間国宝・重要無形文化財「萩焼」の保持者。
改革なくして伝統は守れずと、萩焼に常に時代の息吹を込めてきた三輪家歴代当主同様、「鬼萩」という独自の技法を生み出し、十一代三輪休雪の世界を確立してきました。
その三輪壽雪(十一代三輪休雪)の芸術の粋、鬼萩割高台茶碗を中心に最新作二十余点を展観した展示即売会の会場限定図録本。
特に数点の代表的作品については、大きく陶肌や見込、高台を拡大した写真が掲載されています。
29点のカラー写真図版収録。(うち7点は書作品)
日本橋三越本店に出るような、極上品を中心に厳選して収載したもの。
内容はフルカラー写真図版、主催者挨拶、作家写真、全作品の寸法掲載、略年譜。
人間国宝・三輪壽雪/十一代三輪休雪は世界的人気作家であり、その価値の割に作品集などの類書もほとんど出版されておらず、見ごたえのある写真集作品集として、コレクター、茶道具、陶芸、骨董品、日本の陶磁器愛好家必携の大変貴重な図録本。
【新緑の萩・不走庵にて】より一部紹介
95歳のいまも、作陶への意欲を募らせる陶芸家、三輪壽雪先生。改革なくして伝統は守れずと、萩焼に常に時代の息吹を込めてきた三輪家歴代当主同様、「鬼萩」という独自の技法を生み出し、十一代三輪休雪の世界を確立してきました。
今夏、現存の作家としては稀な、東京国立近代美術館工芸館での展覧会が開催され、壽雪先生の作陶の歴史をたどることができます。
3年前、長男に家督を譲り、壽雪を名乗ってからは、黙々と、自らが切り開いてきた道のみを追求する日々。いまも畑仕事や雑事をこなしながら、母屋の横にひっそりと建つ、こじんまりとした作業小屋に入り、短時間でも作陶に没頭するといいます。
「鬼萩は、わしのライフワークじゃから」と、事もなげに語る壽雪先生。この日も、トレードマークであるスモックには、 ろくろをひいた後なのか、泥がうっすらとついていました。作陶はあくまで自己の追求。三輪家を継ぐからといって、子や孫に干渉はしない、とおっしゃいます。
「たとえ親兄弟で、同じ血が流れていても、それぞれの個性というものがあるからのお。作陶に関しては、一切、ああしろこうしろと言ったことがない」
この寛容さこそが三輪家に連綿と続く家風の源なのでしょう。作陶に明け暮れて80有余年。その間、粘土より混ざっている小石のほうが多いともいわれる鬼萩の粗い土をこね、ひき続けてきた手のひらは、思いもよらず、すべすべとなめらかです。この手で温かくしなやかに包み込まれた土は、 荒さが和らぎ、ざっくりとやさしい風合いの器へと姿を変えます。そして、その器に十代の志を継いで完成させた休雪白の釉薬をかけ、裏山の窯につめ、火を入れるのです。
三輪家の登り窯は、海からの風が吹き上がってくる山の斜面にあります。その風に後押しされながら、窯の火は作品たちの間を縫うようにめぐり、器にさまざまな表情をしるしていきます。美し山陰の海のようにダイナミックで、深く、優しい『鬼萩」は、こうして生まれるので壽雪先生はその素晴らしい手で、自らと家族が食する野菜も育てています。
「畑の消毒はせんよ。虫が食べ残した分を人がいただくのでちょうどいいんじゃ」
土とともに野菜を育み、土を愛おしんで新たな命を吹き込む壽雪先生。自然の営みに逆らわず、土とともに生き、家族を愛し、自分のからだを慈しみ、人生を謳歌してこられた先生の表情にあふれる穏やかさと安らぎこそ、「鬼萩」の姿そのものなのです。
本展はこの鬼萩割高台茶碗を中心に最新作二十余点を展観いたします。是非ともこの機会に三輪壽雪先生の芸術の粋をご高覧下さい。
【掲載作品一部紹介】寸法記載
鬼萩割高台茶碗 約14点
鬼萩窯変割高台茶碗 約6点
萩窯変水指 2点
書「寿」「和」「柳緑花紅」「陶」「祥」「雪月花」各1点
欅濡学 雪月花(村山明 刻) 1点