<商品説明>
1988年にデビューした Honda Steed の開発スタート&最終版のデザインイラストの原画実物、真作です。車体色ブルーが量産前の最終版、レッドが開発スタート時のモノです。開発スタートから量産に至る変化が確認出来る貴重なデッサンです。
Hondaの プレスリリースは勿論、カタログ、二輪専門誌などに掲載されたイラスト原画そのモノです。デザイナーは故、岩倉正登さんです。イラストにもサインが記されています。このモデルをデザインされた際はアメリカンの研究所に出張されて、ホテルに長期滞在し、昼夜構わずに書き続けたそうです。何度となく評価会を経て、修正を受けた箇所だけを再度描き直して部分貼りをしたり、重ね描きをしたりと、苦労の跡がハッキリと伝わって来るレンダリングです。
Steedは、1990年代のバイクブームで爆発的に売れたモデル。YAMAHAの TW、Honda の FTR と並んで街中で良く見たモデルで、カスタムのベース車として今でも非常に人気の高いバイクです。
既に亡くなってしまいましたが、開発に携わったデザイナーから譲り受けたイラストで、当時「銀座の画廊で1枚で50万円程度の鑑定額だった」とのコメントも頂いております。従って、出品価格は本人の申告の5割にしたいと思います。
縦42cm×横65cm のプレゼンボードの形状となります。好みもあるか、と思いますので、フレーミングはしておりません。
今では全てのデザインワークはCGで行われているので、この様な手描きのデザイン画は存在しません。開発段階で変更されたであろうホイール、エンジン、タンクなどボディパーツが再考されて描き直したモノが重ね貼りされてあったり、手描きならではのマジックの重ね塗り跡など、ベストセラーを生み出した苦労の軌跡も読み取る事が出来る非常に迫力あるデザイン画です。加えて数々のスポーツバイクのベストセラーズを次々に生み出していた Honda の勢いも感じさせるレンダリングで、絵画としても十分鑑賞に堪えうる2枚だと言っても過言ではございません。
今では、こうしたデザインスケッチの所有権は会社に帰属しており、売買などは禁じられていますが、当時の所有権はデザイナー個人のモノであり、譲渡も問題なく、私が所有するに至った訳です。そんな非常に貴重なこの原画、私が所有し続けるより、Steed、Honda 製品 にこだわりを持っていらっしゃる Honda ファンの方にお譲りするのがベストだとと思い、出品する事にしました。但し、廉価でお譲りする事はお世話になり、亡くなったデザイナーの遺志に背く事になると思い、本人申告の7割で出品させて頂く事にしました。高額な品物ですが、バイクの歴史に残る商品の土台ともなったデザイン画、実際に手にして頂き、その迫力を感じて頂ければ幸いです。
<発送、その他>
サイズが大きいので、折り曲げられない様に梱包し、「壊れ物」ステッカーを貼付して上で、着払いの宅急便でお送りしたいと思います。1980年代のモノなので、経年に伴う日焼けも見られます。状況をご理解頂き、ノークレームノーリターンでお願いします。