価格表付き 展示即売会図録本 人間国宝 中島宏 天青創彩 展覧会図録 作品集 写真集 個展カタログ 弓野窯 陶芸
会期/平成13年9月5日~11日 2001年
会場/大阪・なんば高島屋6階美術画廊
66ページ
約29x23x1.1cm
作品写真図版 フルカラー30点
※別刷りの価格表付き
※絶版
※当出品商品は、「図録本」です。やきもの作品ではありません。
作家の最上級品が販売されるデパート個展は、
わずか7日間という短い会期の上、一部の上得意顧客・会場限定のみでしか入手できないものです。
大変貴重な、展示即売会の販売図録・個展カタログ写真集・作品集。
重要無形文化財「青磁」保持者(人間国宝)中島宏展公式図録本。
人間国宝に指定される直前期、精力的に制作活動に励んでいた時期の、
中島宏の青瓷・青磁作品、壺、花瓶(花入、花生)茶碗、香炉、鉢など
極上品本物真作30点のカラー写真図版収録。
特に本書は百万円~数百万円クラスの極上品を厳選して収載したもの。
内容は主催者挨拶、作家挨拶、作家近影肖像写真、全作品の寸法掲載、略歴。
図版はフルカラー写真図版30点。
「中島青磁」「中島ブルー」と称される唯一無二の独特の色合いをぜひ実際の図録写真で御覧ください。
中島宏は人間国宝・世界的人気作家であり、その価値の割に作品集などの類書もほとんど出版されておらず、
見ごたえのある写真集として、コレクター、茶道具、陶芸、骨董品、日本の陶磁器愛好家必携の大変貴重な図録本。
別刷りの価格表にはやきもの全作品の販売価格掲載、発売当初の市場価値を知る上でも希少な資料です。
【中島宏】人間国宝 重要無形文化財「青磁」保持者 2007年
1941年、佐賀県武雄市の製陶所に生まれ、中学卒業後は生家の製陶所で窯の基礎を学びました。1965年、佐賀県の県展に出品した作品で受賞し、1969年には自身の窯である弓野窯を開き独立。
研究を重ね作り上げた器形と釉調は、その独創的な作風から「中島青磁」と呼ばれ高い評価を受けています。1977年には日本伝統工芸展奨励賞、2005年には日本陶磁協会賞金賞などを受賞し、2007年に人間国宝に認定されました。
また、佐賀県陶芸協会会長、日本工芸会副理事長などを歴任し、後進の育成にも尽力しました。
江戸時代の佐賀の陶器「古武雄」の収集にも取り組み、各地で自身のコレクションを展示公開し、その評価向上にも貢献。
【主催者挨拶より】
このたび大阪高島屋では青磁一筋にその極限美を追求されておられる中島宏先生の新作展を「21世紀劈頭展」として開催させていただくはこびとなりました。
先生はこれまで40年以上にわたり研究と制作に没頭され、ことし10月には還暦の祝いを迎えられます。
古来、中国では翡翠などの貴石を加工したものを「玉」と呼び珍重し、またこの玉を人の手で創出する試みが続き、宋時代にようやく「官窯青磁」として完成をみました。中島先生は単にこれを倣古するのではなく、現代的造形と色調を有した個性の表象としての青磁を作りたいと立ち向かわれ、独自の彫りによる文様をほどこした重厚さと優雅さにあふれた作品を発表されています。
また、近年の中国旅行で出会った殷・周の青銅器や遺跡からのヒント、釉薬の種類の増加により作風はさらに広がりを見せております。今回の展覧会ではさらなる力強さと幻想的ともいえる釉調とがみごとに調和した大壷をはじめとして、花器、大鉢、香炉、茶碗など力作70余点を展観いたします。
ぜひこの機会に「中島青磁」の魅力をご堪能いただければと存じます。
平成13年9月
高島屋美術部
【価格表】より 全作品の寸法・販売価格記載
天青瓷彫文鉢
青瓷釉彩彫文壼
天青瓷盤壼
青瓷釉彩彫文壼
青磁釉彩彫文壼
青瓷彫文掻落壼
青瓷彫文掻落壼
青瓷彫文壼
青瓷彫文壼
青瓷彫文壼
米色瓷壷
翡青磁彫文壷
翡青磁彫文壼
青磁彫文壷
青磁彫文壼
青磁釉彩花器
翡青磁花器
翡青磁彫文壷
翡青磁彫文壼
翡青磁彫文壼
青瓷彫文壼
青瓷壼
青瓷花生
青瓷花生
青瓷花生
青瓷香炉
紫青瓷香炉
淡青瓷香炉
青瓷茶碗
紫青瓷茶碗
【中島宏作陶歴】参考
一九四一年 佐賀県武雄市西川登町弓野に生まれる
一九六九年 弓野古窯跡に登窯を築き、独立する
一九七七年 日本伝統工芸展奨励賞受賞
一九八三年 日本陶磁協会賞受賞
一九八五年 中国浙江省龍泉県古窯跡調査並びに南宋郊壇官窯を踏査
一九九二年 青磁釉彩磁器壁画「躍動する自然」を福岡NHK文化センターロビーに制作
一九九五年 英国・大英博物館に「青瓷大壺」納入
一九九六年 MOA岡田茂古大賞受賞
藤原啓記念賞受賞
一九九七年 米国ボストン美術館に「青瓷花生」納入
二〇〇二年 日本工芸会理事就任
陶壁画「無窮なる自然」を電通新本社ビルに制作
二〇〇五年 日本伝統工芸艇に「青瓷彫文平鉢」出品、優秀賞受賞
束京渋谷区立松涛美術館にて「中鳥宏艇-現代を生きる青磁」開催(日本経済新聞社気僚
二〇〇六年 日本陶磁協会賞金賞受賞
西日本文化賞受賞(西日本新聞社)
二〇〇七年 重要無形文化財「青磁」保持者認定(人間国宝)
武雄市名誉市民の称号を受ける
二〇〇八年 近鉄百貨店阿倍野店にて「青磁の世界中島宏展」開催
二〇一〇年 日本伝統工芸展鑑査主任を務る
「古稀記念展」を東京にて開催
佐賀県陶芸協会会長就任
二〇一ニ年 日本工芸会副理事長陶芸部会会長就任
佐賀県立有田窯業大学講師