◇トレモ◇博物館級 19世紀【KPM ベルリン王立磁器製陶所】手描陶板画 ガブリエル・フォン・マックス原画『The Last Token』Wagnerサイン プラーク ダブルスタンプ/b>

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素晴らしいKPMの陶板画を出品致します。

KPM Berlin × F. Wagner (Wien) × Old Vienna School
19th Century Hand-painted Porcelain Plaque
— After Gabriel von Max（The Met 所蔵名画より）

19世紀ヨーロッパ美術の精神性と職人技を結晶させた、極めて希少な陶板芸術の最高峰。
本作は、ドイツ王立窯 KPMベルリンの純白磁素地に、
ウィーン人物画の名匠 F. Wagner（Wien） が絵付けを施した、
現存数わずかな“ダブルスタンプ陶板”の逸品です。

題材は、ミュンヘン学派の巨匠 Gabriel Cornelius Ritter von Max（18401915） による名画
《The Last Token: A Christian Martyr》。
その原画は今日、ニューヨークのメトロポリタン美術館（The Met)に収蔵され、
19世紀宗教絵画の最高作として国際的に評価されています。

殉教者の少女が、観衆から投げ込まれた“最後の花（The Last Token）”を拾い上げる瞬間。
死を前にしても揺るぎない信仰と精神の崇高さを象徴するこの場面は、
von Max の作品の中でも特に人気が高く、王侯貴族のサロンを飾ったテーマとして知られます。

本作に描かれた少女の透明感、衣服の繊細な陰影、
ライオンの毛並みまでもが絵画的精度で表現された細密描写は、
ウィーン絵付けの名門 Old Vienna School に属する Wagner の筆技の真骨頂といえます。
表面には “F. Wagner. Wien” のフルサインが明瞭に記され、
裏面には “Ein Gru n. G. Max.”（ガブリエル・マックスに基づく作品） と注記されるなど、
制作背景を裏付ける情報が揃った完璧なコンディションです。

さらに裏面には、
KPMベルリンの陽刻刻印（素地を保証する正式マーク）
ウィーン窯系 Old Vienna の青色マーク（工房流通印）

が併存する “ダブルスタンプ” が確認でき、
KPM素地 × ウィーン絵付け × Wagner という
19世紀陶板芸術における最上級の制作ルートを証明します。

当時の豪華額装もそのまま残り、
作品全体は美術館級の威厳・存在感を漂わせています。
陶板は油彩と違い、光や時間による退色を受けず、
100年以上にわたり色彩が変わらない“永続性を持つ美術品”として、
資産価値においても非常に優れています。

KPM × Wagner × Old Vienna × von Max × The Met 所蔵原画モチーフ。
この5つが揃う陶板は極めて希少。

19世紀欧州美術の精神性と陶磁器芸術の技術を併せ持つ、
まさに「次世代へ受け継がれるべき一点」。
個人コレクション、迎賓空間、ラグジュアリー邸宅、
またはハイエンドギャラリーの展示においても、
その存在は確かな品格と歴史性をもたらすでしょう。

貴重なこの機会をお見逃しございませんよう100年以上経過しても尚高い評価を受ける素晴らしい逸品を、是非お手元でご堪能下さい。

サイズ
額：高さ約32㎝×横約25㎝
陶板：縦約22㎝×横約15㎝
共箱：縦約35.5㎝×横約29㎝×奥行き約9.5㎝

状態
素晴らしい状態です。
経年による極僅かなヨゴレや小傷が有るかもしれませんが、
特筆すべき目立った大きな傷みは見受けられず総じて良好な状態です。


お写真も併せてご確認ください。