一年半ほど前に中古で購入した長年憧れのマーティン、型名はOOOC-16GTE premiumです。主にDAWライン録音用に購入しました。
昨年夏に技術力の高さで定評のある某ギター工房に、数か月待ちで全体メンテナンスを依頼しています。処置内容は、指板修正(ネック元起きだったため)およびネック調整、フレット全交換、ナット&サドル交換(サドルは上面Rも修正済)、3フレット目にMOPポジション丸マーク追加(←私のリクエスト)です。弦高はギター工房測定値ですが、6弦側で1.6mm、1弦側で1.2mmとかなり低めの設定になっています。
1mm厚のシムも制作してもらっているので、サドルの下に入れれば(音質的に問題ないことはギター工房側で確認済)12フレットでの弦高を全体的に0.5mm高くすることが出来ます。
メンテナンス後は、全音下げチューニング(2カポ)で使用し、弾かない時は弦を緩めて、湿度調節材を入れたハードケースで保管しています。
エレアコの宿命とされる弦アース浮きについては、ブリッジ裏側に銅箔テープを貼ってあり、ボールエンドでアースに落ちるように改造してあります。
ブリッジピンはマーティン製の別売純正品(白)に私の方で交換済。ピックアップはマイクとピエゾのミックスが可能で、チューナー動作も問題ありません。マーティンあるあるのバインディング浮きについては、一部に接着剤のような跡が残っていますので、前オーナー時代に処置されたものと思われ、現在大きな剥がれはありません。
入手した時点でサウンドホール周りにピックによる弾き傷、ホール下部にピックで削れたと思われる跡、ヘッドのロゴ近く中央に凹み、ボディ裏側に補修した跡等があります(画像参照)ので、弾きこまれたプレイヤーズコンディションとご理解ください。純正ハードケースも付属しますが、入手時から若干痛みがありました。
なおヘッド裏側に再塗装されている個所があり、ギター工房の方でもチェックしていただきましたが、現状特に問題はないとのことでした。
これからもずっと自分用に使い続けていくつもりだったのですが、二年前に急逝した大学時代の音楽サークルの友人の三回忌が明け、形見分けで彼の使っていたギターを譲り受けることになったため、アコギが二本あっても仕方ないのでこちらの方を処分することにしました。
弾く分にはまったく申し分ないコンディションで、当面はメンテナンス等も不要と思います。マーティンのエレアコをお探しだった方、いかがでしょうか。中古品の扱いになりますので、状態に神経質な方はよく考えてから入札してください。現状渡しNCNRでお願いします。
(2025年 9月 13日 13時 52分 追加)メンテナンス以降はネックへの負担を軽減するために常に2カポで使っていたため、2フレット目のみに薄い凹みのようなものが光の加減で分かる程度に若干付いています。新しいフレットはニッケルシルバー製(JASCAR)で、軽微なため磨けば消える程度のもので音質的にも問題ないはずですが、念のため追記しておきます。フレット擦り合わせはまだまだ必要ないレベルです。