
◆商品
【即決 送料230円】金田式A級15W DCパワーアンプ用基板5枚セット【Kaneta Stereo DC Power Amplifier Kaneda】
◆ご説明
出品は
写真1枚目のプリント基板5枚セットです。
以下の内容です。
[パワーアンプ基板] 2枚
[±50V安定化電源基板] 1枚
[±20V大電流安定化電源基板] 1枚
[DC検出&スピーカー保護回路基板] 1枚
写真は代表的なものです。お送りする基板は同等品になります。多少の小傷、擦り傷がある場合があります。
1980年代頃に出版されたと思われる
「最新オーディオDCアンプ 金田明彦 誠文堂新光社」
という本に掲載されている金田式A級15W DCパワーアンプの回路図を元に、私が設計した専用基板です。
以下は基板の説明です。
[パワーアンプ基板] 2枚
基板1枚でモノラルですので2枚でステレオアンプが製作出来ます。
TO-3型の出力パワートランジスタ4個(NPNx2,PNPx2)はこの基板には付けずにヒートシンクに付けます。
基板にはTRのB,E,Cへ接続するためのパッドを付けていますのでリード線で接続して下さい。
パワートランジスタのエミッター抵抗は秋月電子で売っている金属板抵抗器 5W0.47Ω (MPC74・低ひずみ品)を取り付けられるようにしています。
[±50V安定化電源基板] 1枚
オペアンプ709を使うタイプです。
雑誌のオリジナル記事ではTO-66型2SC1161/2SA566が使われていますが、私はTO-220型TR(2SC4793_BCE/2SA1837_BCE)で代替しています。
基板の端にそれら2個のTRに接続するためのパッドB,E,Cがありますので、2SC1161/2SA566をヒートシンクに取り付けてリード線で配線すればオリジナルのTRを利用できます。
[±20V大電流安定化電源基板] 1枚
オペアンプ709を使うタイプです。
雑誌のオリジナル記事ではこの基板上にDC検出&SP保護回路も搭載されていますが、私の基板ではそれらの機能は別基板に分離しました。
三段ダーリントン(正電源、負電源)の2段目TRはオリジナルは2SA566(TO-66)/2SC1124_EBCですが、私はTO-220型(2SC4793_BCE/2SA1837_BCE)で代替しています。この2つのTRは基板に取り付けるので、その部分にオリジナルの2SA566(TO-66)/2SC1124_EBCを取り付けるのは困難ですが、やれば出来るかも知れません。つまり2SC1124_EBCは足の並びが2SC4793_BCEと異なりますが、同じような形状ですので足を曲げればどうにか取付られると思います。一方、2SA566(TO-66)を基板に取り付けるなら、基板にM3ネジ穴やB,E用の穴を開けて取り付けることは可能かも知れません。
三段ダーリントンの三段目パワートランジスタはヒートシンクに取り付けて基板のB,E,Cパッドからリード線で配線しますので、どんなTRでも利用可能です(オリジナルTRが利用できます)。
[DC検出&スピーカー保護回路基板] 1枚
±20V大電流安定化電源基板との接続はXHコネクタ(7P)で行います。2.5mmピッチの7PコネクタならXHコネクタ以外でも代用出来ます。
詳細は私の製作記事を参考にして下さい。
私の製作記事はこちら
https://www.wareko.jp/blog/restoring-kaneta-dc-power-amp-part7-after-fixing-three-soldering-mistakes-project-completed-successfully
基板の仕様
基板サイズ 86mm x 86mm、その他
基板厚さ 1.6mm
銅箔厚さ 35マイクロメートル
基板色 黄
シルク文字 白
両面スルーホール
注意:今回出品の新基板は従来出品の旧基板と比べて製造ロットが異なり、基板の色合いも若干違います。
新基板:画像1,画像2
旧基板:画像3~画像10
記事にある金田先生製作基板の部品レイアウトでは、サンハヤトのユニバーサル基板に、左右チャンネルの回路が点対称に配置されています。
私の基板は、点対称配置はやめて一般的な左から右に信号が流れる配置にしています。
ですので、正確に言うなら出品基板は「金田式パワーアンプ用」と言うより「金田式風パワーアンプ用」の基板です。
◆注意事項
私はこの基板を使って古い1980年代の金田式DCパワーアンプを最近無事に完成させる事ができましたので、基板には配線間違いは無いとは思いますが保証は出来ません。
私は電子回路の専門家ではありません。自作が好きな素人です。
そう言う素人が設計した基板ですので、この基板を使えば「金田式DCパワーアンプ」を完成させることが出来ることを保証するものでもありません。
こういう基板の購入を検討して頂いている方は、そのあたりは十分にご理解して頂いているとは思いますが。
私の製作例はモノラルアンプ2台構成です。
一方、出品の基板5枚セットはステレオアンプ製作用ですのでご注意下さい。
もしモノラル2台で作りたい方は質問欄からお知らせ下さい。モノラル2台用の基板セットを出品させて頂きます。
電源基板、アンプ基板ともにパワートランジスタは私は代替品を使っていますが、それ以外のモールド型の小信号用トランジスタに関しては雑誌記事で採用されているトランジスタを使う前提で基板を設計しています。
ですので、もし落札者さんが記事指定トランジスタを使いたい場合には、問題なく基板に挿し込めると思います。ただしパワートランジスタは上記の説明の通り、代替品を使う前提で基板を設計しています。
DC検出&SP保護回路に関しては、以下の実験結果から恐らく正常動作していると思います。
つまり完成後、この数ヶ月間に渡り時々使っていますが、クリップするくらい大音量で鳴らした時にRchの保護回路が働いた事があります。リセットボタン押下で正常に解除出来ました。
さらにその後YouTubeにある低周波信号発振の動画で5Hzくらいの音を鳴らしたら左右アンプの保護回路が働き、リセットボタンで正常に解除できました。
現状、私はこのアンプを使って音楽を聴いていますが、私の耳で聴く限りは力強い良い音が鳴っています。
さすがA級アンプだなあと言う印象です。
A級15WですのでA級50Wなどと比べて発熱もそれほど大きくは無いので実用的だと思います。
ヒートシンクに取り付けたパワートランジスタと基板間の配線をなるべく短くしたので発振などのトラブルも無く、この数ヶ月に渡り使った限りでは安定性も良く、トラブルは一度も発生していません。
基板の詳細は私の製作記事を参考にして下さい。
初心者の人にはお勧めしません。
マニアな人で、自作経験豊富な人向けです。
落札して頂いたとしても、製作に関するサポートは期待しないで下さい。
私のブログ記事に質問頂ければわかる範囲では回答を差し上げますが、私自身、忘れている部分も多いので。
この基板の複製・転売は禁止です。
◆お取引条件
ノークレーム、ノーリターンです。
◆発送について
ネコポスで送ります。
送料は230円です。
◆追加説明
ジャンパー線取付箇所
[±20V大電流安定化電源基板]の中央に幅数ミリの太いGNDラインがあります。
そのGNDラインをまたぐように二カ所にジャンパー線を取り付けます。
ジャンパー線取付箇所には以下のように向かい合う三角マークを付けています。
◎は半田付けのランド。
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GNDライン
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出品の基板には、ジャンパー線取付箇所はこの二カ所以外には無かったように思います。