イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ2012/12/7
定価1980円
ページに折れあり
4ページほどペンで書き込みあり
他に悪い点無し
クリステンセン教授がすべてのビジネスマンに贈る人生のジレンマを乗り越えるための1冊!
本書は『イノベーションのジレンマ』をはじめ、多数の名著を著した技術経営の大家クレイトン・クリステンセンが、これまで自身が教えてきた経営戦略を人生訓に落としこんで語る1冊。2007年に心臓発作、そして2年後にガン(悪性腫瘍)、さらに2010年には脳卒中で倒れたクリステンセン教授。戦略論や経営学の分野では最高峰にある教授が、抗がん剤と戦って髪が抜け落ちた体に鞭打ち、最後の授業で何を伝えたかったのか。本書のもととなった「HOW WILL YOU MEASURE YOUR LIFE?」(HBSに掲載された論文)は、HBS史上最多のダウンロード数を獲得した。
【本書を推薦することば】
凡百の人生指南書が過去の成功例を並べるだけであるのと違い、本書は理論、しかも経営学の理論を、キャリア選択やプライベートな人間関係、子育てなどに応用することにより、幸せな人生を送るためには「どのような考え方をすればよいか」を示してくれる。
そして何より本書が優れているのは、人生に向き合い、自分自身を変えるための「勇気」を与えてくれることである。
--J.フロント リテイリング株式会社 代表取締役会長 兼 最高経営責任者 奥田 務
もっと若い頃に読んでおきたかった。
良い経営理論が企業の経営戦略に役立つことは理解していた。しかし、職業の選択、生きる目標の確立、子どもの教育、家庭のマネジメントなど、これほど人生のさまざまな分野に応用できるとは考えもしなかった。
偉大なる経営学者の魂をゆさぶる言葉を前に、いまからでも過ちだらけの人生を立て直そうと思わざるを得なかった。
--一橋大学イノベーション研究センター教授 プレトリア大学日本研究センター所長 米倉誠一郎
複雑な現実からパターンを見抜き、理論にまで高める。BCGの先輩、クリステンセン教授のよくするところだが、彼の名人芸は「人生の罠とその避け方」にまで至る。
人生を豊かにするための「考えるツール」を示してくれるこの本は、まさに、経営学理論のイノベーションに違いない。
--ボストン コンサルティング グループ(BCG)日本代表 御立尚資
ハーバード・ビジネススクールで最も人気の高いクリステンセン教授の最後の授業。経営理論と自らの経験に基き、「生きる」ことの本質に迫る。
富や名声ではなく、身近な人の幸せや自らの信念こそ、人生を賭ける価値があると説く本書は、より豊かな生き方を目指す学生や社会人の心を揺さぶるはずだ。
--―一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授 名和高司
クリステンセンが贈ってくれた、人生の経営学。優れた経営理論は、ビジネスだけでなく人生においても、賢明な決定をするためのナビゲーターの役割を果たしてくれる。
本書を読み終えたとき、あなたは、充実感に満ちた幸せな人生をつかみ取るために何をなすべきかが判断できるようになっているに違いない。
--関西学院大学経営戦略研究科 教授 玉田 俊平太
【目次】
序講
第1講 羽があるからと言って
◆第1部 幸せなキャリアを歩む
第2講 わたしたちを動かすもの
第3講 計算と幸運のバランス
第4講 口で言っているだけでは戦略にならない
◆第2部 幸せな関係を築く
第5講 時を刻み続ける時計
第6講 そのミルクシェイクは何のために雇ったのか?
第7講 子どもたちをテセウスの船に乗せる
第8講 経験の学校
第9講 家庭内の見えざる手
◆第3部 罪人にならない
第10講 この一度だけ
終講
謝辞
訳者あとがき