Janus

この後John LawtonがUriah Heepに引き抜かれたため、第1期最終作となってしまった、1976年のこれも名盤。
名曲満載ですし、キラーチューン「Moonshine Rider」も収録されており、ファンが聞き逃すことは出来ないアルバムです。
また、John Lawtonも絶頂期にあります。デビュー以後、常に最高でしたが、中でもシンガーとして特に秀でた水準を聴かせている、という意味です。
ドラムが、おそらく当時ドイツでいちばん巧かったCurt Cressに交代、スピード感も倍増しました。スローな曲でさえ、ドスバタする瞬間がありません。
それに連られるように、ベースのDieter Hornsも本来のテクニシャンぶりを縦横に披露。
アレンジメントもPeter Hechtの繊細さが究極に達し、かつPeter Hessleinのエネルギッシュかつトリッキーな緩急自在センスと見事に融合して、最高です。音数もいちばん多いアルバムです。

3枚目の画像がこのLPの波形です。A面2曲目から10秒程度です。10秒程度にしているのは、高音は基本的に鋭く短いからです。
1曲や1分など長いスパンだと、短く鋭い音は画像で勝手に間引かれて、よく見えなくなってしまうことに気づいたためです。
また、ケーブルノイズ・グラウンドノイズは、本当の低域量がわからなくなるので、計測してカットしてあります。

96KHZまで出ている場面もありますが、各曲おおむね65khzくらいを最高域が推移します。超まで言えませんが、当然ワイドレンジなサウンドです。
John Lawtonの声域もCDの22khzではとてもとても入り切らないほど高く倍音が出ますので、アナログレコードで聴くことは必須と考えています。

状態：盤、ほぼキレイです。針のせ時のスケーティング痕が数本ありますが、アンチスケーティング機能も併用していたので（つまり犯人はわたし）、当然まったく表面的なもので、音に影響はありません。ビニール自体が発するやむを得ないノイズの方が大きそうです。ちなみに現在はスケーティングも起きないプレイヤーを使用してます。
スリーブ、キレイです。開けてますが、まだシュリンク被ってます。当時ものです。1976年に、わたし自身が日本入荷と同時に購入しました。コーナーカットあります。


備考になりますが、いまクリーニングマシンが動作しなくなってまして、このレコードのクリーニングはできません。常連のみなさま、ご容赦下さい。

状態評価は私見です。頑張ってグレーディングしたつもりですが、神経質な方、ディテールに特にこだわる方は、恐縮ですが、どうぞご入札をお控え下さいませ。

CD、シングルは通常の場合ネコポスでお送りします。多巻組や特殊仕様ものを除き、たいていシングル、CDは１枚230円です。ゆうメールは送達日数がかかりすぎる場合があるので、当面使いません。ネコポスですと、10mm厚の通常のCDの場合、4枚まで230円でお送りできます。横長・縦長の8cmCDシングルの場合は、9枚まで230円でお送りできます。LPはゆうパックを優先させて頂きます。天候の悪い日や体調の悪い日は出荷できませんので、お急ぎの方はご遠慮ください。

写真について
ちょっと事情がありまして、片手を損傷してしまいました。残った片手だけでの細かい作業が困難でしたので、掲出のCDの写真は、ほとんど全ての場合、いつも保管時にかけている保護ビニール袋をはずさないまま、スキャナーで行なっています。
固定ピントになりますので、保護ビニールの微妙なうねりにスキャン光が白く反射してしまう場合や、なんだかちょっとボケた感じになってしまう場合、保護ビニール自体のヨゴレやスレにフォーカスしてしまう場合、保護ビニールのシール部分がスリーブ裏に写りこんだりする場合等、お見苦しい点がありますが、実物はちゃんとしていますので、ご安心下さいませ。キレイと状態欄に書いてあれば、それは本当にキレイですので。

LPは、片手でのセッティングが難しく、あきらめて、例年に比べ、反射しやすい場所で手を打たざるを得ませんでした。
こちらも見づらい場合があるかと思いますが、ご容赦下さいませ。
また、ビニールをかぶせたままの撮影が多くなることも併せてご寛恕下さいませ。