
定価1980円
本の状態に悪い点ほとんど無し
現在はYouTubeやSNSなどで、誰もが情報を発信できる時代です。
専門的な資格や知識を生かして売上アップを目指す戦略の一つとして、研修・セミナー講師としてのスキルアップが今後ますます重要となるでしょう。
本書では、講師として多くの実績を持つ加藤貴之氏が、時代の一歩先を行く講師となるための実践的手法を解説。
初めて講師をするときの設計の仕方といった超入門編から、特徴を出すためのテクニック、ブラッシュアップの具体的方法、オンラインへの対応、研修・セミナーで得た情報の生かし方までをわかりやすくお伝えします。
DX時代のセミナー・研修は、「やって終わり」ではありません。
そこで得た情報を、経営や人事労務のコンサルティングに生かすことが可能です。
セミナー後の分析・コンサルティングの市場にいかに乗り出すか、その手法も解説します。
DX時代にセミナー・研修講師をするなら何をすべきか、付加価値を高めるために実践すべきことが、本書を読めばわかります!
目次
第1講 誰もが研修・セミナーの講師をする時代に
研修・セミナーの講師が求められている
「現状」と「やりたいこと」を明確にしておく
特徴があれば、研修・セミナーは人気化する
第2講 研修・セミナーの超入門―設計から実践まで―
「What」と「How」の2つの要素で研修はできる
配分を変えるだけで、多様なバージョンを設計できる
研修・セミナーの基本デザインは?
各セッションを「モジュール」化しておく
10分単位のモジュールにすると、設計しやすい
A4サイズ1枚の原稿で5分話せる
「オープニング」は、ニュースやチェックがやりやすい
「クロージング」は、リキャップや質問タイムに
研修・セミナーの対象者によって、設計はかなり違ってくる
会場レイアウトにはどのようなものがあるか?
スライドは「差」を見せると、わかりやすくなる
レジュメ・配付資料はどのようなものにするか?
スライドと資料の組み合わせも考えておく
話を上達させるには、草稿を書いて暗唱する
話を聞く形の研修・セミナーにする方法も
「進行管理」は、講師にとって一番難しいタスク
メモをとっている箇所、寝ている箇所にヒントがある
「質問」にどう備えておくか?
「評価」は自分で基準を設定しておく
研修・セミナー設計のチェックポイント
第3講 研修・セミナーをブラッシュアップする
教育研修の目的は「起こりうることに備えること」
「起こりうる結果」を伝えると、説得力が増す
根本原因である「ルートコーズ」と対応法を示すことも有効
研修で大切な「リテンション」と「トランスファー」
「生産性向上」と「イノベーション」には共通項がある
「新しい組み合わせ」を提示することも
「タテ軸」と「ヨコ軸」を広げると、総合的な判断につながる
「知識習得」と「判断向上」の両者が重要
「問題解決」のためのシンプルな公式とは?
「アウトプット」の手法をうまく組み合わせる
「ディスカッション」は2人ペアから始めると進めやすい
「ロールプレイ」には気づきが多い
「ケーススタディ」は学習効果が高い
「フローチャート」はタイプ分けができてわかりやすい
「クイズ」の簡単な作り方
「テスト」の簡単な作り方
「チェックリスト」の簡単な作り方
研修・セミナーをブラッシュアップするポイント
第4講 オンライン研修・セミナーの始め方
ツールを揃えれば、オンライン研修を始められる
どの機能を使うかは、受講者配慮とのバランスで
オンライン講義は、プレゼンテーションのようなもの
「画面共有」だけで、オンライン研修は成り立つ
「チャット」は、文字で自由に発言できる
「フォーム」は、データ分析もできる最強ツール
「フォーム」を活用してコメントを書いてもらう
質問もクイズもテストも「フォーム」を使うと便利
ブレイクアウトルームは、会議スキルの高い人向け
オープニングで「動作テスト」をしてウォーミングアップ
オンライン講座の組み立て方は?
好きな時間に見られるYouTubeがライバル
YouTubeではできない「個人研修」のニーズが高まっている
第5講 デジタル化された研修は「3つのA」がポイント
「研修して終わり」ではなくなる
<3つのA>1情報資産(InformationAsset)
<3つのA>2分析(Analysis)
<3つのA>3状況判断の共有(SharedSituationalAwareness)
大きな「ブルーオーシャン」が広がっている
第6講 研修は「情報の宝庫」になる
研修のディスカッションは「アイデア」が出やすい
研修で出たコメントを経営者も社員も生かせる
顧客を支援するチャットボットをみんなで作れる
「データリンク」で研修があらゆる部門とつながる
消えていた「質の高い情報」が全部残る
第7講 「コンテンツ×データ」の設計・分析が求められる
「コンテンツ」に「データ」の要素が加わる
「専門家×データ」は最強の組み合わせ
データをどのように使うかを考えれば、設計しやすくなる
問題解決につながりそうなデータをとれるようにする
研修を予備調査に使って、次の研修に生かす方法も
データ分析は「ノイズ」をいかに取り除くかがポイント
データ分析で「新しい組み合わせ」を探す
第8講 研修のトランスフォーメーション
近未来型の研修は、「転写」から「逆転写」へ
研修は「人を助ける」ことにつながる
研修は「AIを助ける」ことにつながる
研修時の「映像データ」の使い方が大きく変わる
VR技術とAIで研修は進化し続けていく