Ref.510203
2014年のわずか1年間、たった数百本が製造されたと言われています。定価約130万円の高価なモデルでした。

原点に忠実な手巻きポルトギーゼの最高峰です。
詳しくは、クロノスで広田さんがレビューを書いておられるのでそちらをご参照ください。現行の3針40mmも魅力的ですが、やはりポルトギーゼは手巻きかつこの大きさ(43mm)を本来の身上としていると言えましょう。

手巻きポルトギーゼは2008年以降たびたびローンチされましたが、いずれもジョーンズキャリバーや繊細なピアジェの機械を載せたもので、ロービートかつクラシカルな復古調に振ったものでした。

本作はハイビートかつ高性能な8日巻きのものすごい機械Cal.59215を載せた手巻きポルトギーゼの最高峰です。その真価が知られていない事が大変惜しまれます。

また、本作は手巻きポルトギーゼの最高峰として、2018年の創業150周年記念のジュビリーコレクションの記念モデル(ラッカー文字盤)のベースにもなりました。

最新鋭の高性能・高精度自社ムーブメントを載せつつも、初代ポルトギーゼのデザインコードに忠実な本作は、手巻きポルトギーゼの最高峰として君臨しています。

2017年購入。コンプリートサービスの料金高騰が著しく、愛好家を悩ませていますが、本品は2021年に15万円以上かけてIWCでのコンプリートサービスを済ませています。当面は安心して使用できるでしょう。美しいIWC製アリゲーターストラップとバックルは遠くから見てもそれとわかるくらいです。

まさにIWC、そしてポルトギーゼを愛する愛好家向けの逸品です。

付属品は下記の通り
箱
外箱
保証書冊子
保証カード
修理証明書

IWC製キャリバー59215のバワーリザーブは9日間なのですが、自動制御装置により、エネルギー供給は主ゼンマイの張力が最も規則正しく維持される最初の192時間に制限されています。アーチ型の緑が付いたフロントガラス、レイルウェイ目盛りが刻まれたチャプターリング、リーフ針、スモールセコンドダイヤルといった、1930年代のオリジナルに極めて忠実なデザインとなっています。パワーリザーブ表示はコート・ド・ジュネーブ装飾が施されたムーブメント側に配置されており、サファイアガラスのシースルー裏蓋を通して鑑賞することができます。

（2025年 8月 17日 16時 54分 追加）
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