ワイナリーの所在する場所に、ローマ時代の道が有り、この道はアクイレイアからチヴィダーレという街を結ぶ道でした。ローマ人の道という意味で、Vie di Romans=ヴィエディロマンスとなっています。
ヴィンテージ情報(2015年)パーフェクトな収穫を迎えた当たり年
4月は雨が少なく気温が高く素晴らしい春を迎えました。5月も引き続き高めの気温で推移。6-7月に適度が雨降るも長雨にならず、水不足の心配も無く非常に素晴らしい状態で初夏に突入します。7月末から気温が上がり始め、40度に近い日も何日かありましたが初夏から収穫までの間は昼夜の気温差がかなり有ったので、気温が上がった日でも夜は涼しく、葡萄の育成には完全にマッチ。パーフェクトな年になったと言えるでしょう。収穫は9月上旬から始まり雨に当たる事無く完全な状態で収穫が行われました。ジャンフランコ氏自身、特にオススメするのは、ソーヴィニヨン、シャルドネ、ピノ・グリージョの3種。また、地品種は香りに品種の個性がよく出ているヴィンテージで早い段階からでもワインを楽しめるし、結構な熟成もさせられるとの事。2015年は記念すべき素晴らしいヴィンテージで自信にあふれる年になりました。
ヴィンテージ情報(2016年)太陽の温かみと、豊かな酸が感じられる当たり年
年明けから、平均年よりも暖かくなり結果的に発芽が少し早まりました。春の後半からは雨が降り出し、5月下旬から6月中旬に掛けて20日続けて雨が降りました。その後気候が回復し、日中の気温は30度を越え始め、収穫期まで安定した気候が続きました。温暖なヴィンテージとなったが昼夜の寒暖差もしっかりあり、香りの熟成、タンニンの熟成も良く、完熟した葡萄を収穫出来ました。ワイン全体の出来上がりは素晴らしく、味わいも豊かで香りには太陽の温かみがかなり感じられます。オーナーのジャンフランコ氏もワインの出来上りは非常に満足しており、自身が作った年の中でも、素晴らしい年の1つです。
ヴィエ・ディ・ロマンスの各商品を一言で表すと!
■チャンパニス ヴィエリス シャルドネ(樽なし)
樽を使っていないとは思えないほどの圧倒的な果実のボリューム感!
オレンジやメロンの香りなど複雑な香りが堪能できる。
■ピエーレ ソーヴィニヨン(樽なし)
『ピエーレ』=『石』の意味。完熟状態のソーヴィニヨンをステンレスタンクのみで仕上げた1本。
ミネラルの余韻、イタリアのソーヴィニヨンのイメージが覆える凝縮感。
■ヴィエ・ディ・ロマンス シャルドネ(樽あり)
『北の巨匠』の凄さが分かる必ず飲んでいただきたいワイン。
凝縮感・ミネラル感・酸・どれもが洗練された圧倒的なスケール感。
■ヴィエリス ソーヴィニヨン(樽あり)
完熟状態のソーヴィニヨンを使用、樽で熟成させた手の込んだ1本。
フルーティだが、樽のボリューム感があり見事というほかない。
■フロールス・ディ・ウイス(樽なし)
3つの品種をブレンドした個性的なワイン。フリウリの方言で「葡萄の花」を意味。
金木犀をはじめとした魅力的な花の香りが広がる。
■ディス・クミエリス マルヴァージア(樽なし)
年産約7000本の極少生産ワイン。マルヴァジーア・イストリアーナ種の個性が堪能でき
フローラルで桃やアプリコットの甘酸っぱさと硬質なミネラル感が楽しめる。
■ドレエ フリウラーノ(樽あり)
フリウリの地品種から造られ、青リンゴの香りや柑橘系の香り、
フレッシュな酸味が感じられる。ヴィエ・ディ・ロマンスの中で最も爽やかさのある1本。
■デッシミス ピノ・グリージョ(樽あり)
白桃やリンゴ、濃厚な舌触り。灰色ブドウ、ピノ・グリを使用したヴィエ・ディ・ロマンスで
一番個性の強いワイン。毎年の仕上がりに違いが出ているユニークなアイテム。
■マウルス(樽あり)
北イタリアであえての国際品種メルローに挑む、ジャン・フランコ氏挑戦のワイン!
熟したフルーツのニュアンスがあり、タンニンは細かく、エレガンスを併せ持つ。
品種 ピノ・ネロ 100%
醗酵 ステンレスタンク/醗酵温度18ー30℃、醗酵期間14日/スキンコンタクト16日
熟成 オーク樽14カ月(フランス産228L新樽30%)/瓶20カ月以上
平均年間生産量 4090
ALC度数 14%
コメント
良年のみに造られるワイン。赤果実の洗練されたアロマが広がり、深みのある味わいが余韻にまで長く続きます。タンニンは非常に細かく、高い熟成ポテンシャルも持ちあわせています。