
ヴェルディ 歌劇 オテロ Blu-ray 未開封 廃盤? ドミンゴ ヌッチ フリットーリ パローディ ムーティ スカラ座2001.12.18 20 ヴィック フリジェリオ
ドミンゴのオテロです。ドミンゴには この曲の録音と録画合わせて何種類の記録があるのでしょう。舞台の収録が盛んに行われ始めた時期と重なったせいもありますが、オテロとしての完成度も安定感も抜群で、彼が居たからこその数だったと考えられます。周囲の歌手や指揮がドンドンと入れ替わっても 中心に居るのは常にドミンゴで、半世紀ちかく絶対的存在だった事が 数だけからもよく伝わります。デルモナコの自尊心の高さや、イタリア圏以外のテノールの野人っぽさとは異なる、エネルギッシュと言うか 情熱と言うか、独自の魅力が絶大でした。
これは 2001年12月の スカラ座のシーズンオープニングを飾る 新演出プレミア公演の記録だそうです。歌手にとっても ムーティにとっても スカラ座にとっても 実に誇らしい 気分の高揚した舞台だった事が想像されます。ドミンゴを主役に迎えての“オテロ”となれば、どこの劇場も 最高の歌手を揃えて 極上の指揮者で 目の覚める様な演出を施し…いわゆる超豪華なガラ公演を設えるのが通例です。事実 数多く残された舞台録画の数々は すべてその様な折の貴重な記録に他ならない訳ですが、場所もスカラで この処遇で 録画ありで、常にも増して充実した出来だったことは 確実だと言えましょう。
この時 ドミンゴ 60歳。若い頃の“エネルギー感”や“押出し”が若干影を潜めた時期には違いないですが、観る側にとっては むしろ“このくらいが丁度…”と感じられる “ほどの良い”出来ではなかろうかと考えます。スカラ座の記録だけとっても、クライバー盤とこれと “典型例”が2つまで残された事は、オペラファンにとって僥倖だったと感じます。
ヌッチとフリットーリの共演は この時代での “贅沢” でしょう。ともに“凄さ”のない整った表現ながら 必要十分な出来で、これも“時代”が分かります。その他 脇役陣が少し前と総入れ替えになっていて、新世紀が実感されます。
ムーティさんも この時が同曲の初演だったのだそうすし、装置があのフリジェリオというのも周到で豪華です。
ショップの紹介文によると、“パリ上演版”による初録画とのこと。“オテロ”に “余り積極的に演奏されることのないバレエ音楽”がある事は知っていましたが、フランス語による“パリ版”がある事は 知りませんでした。ならば この折も“フランス語上演”かと言うと 案に相違の “イタリア語”。そう言えば… 以前の“ウィリアム テル”でも、長い長い初演版を用いていながら 言葉は“イタリア語”だった事がありましたっけ。コチコチの“原典主義者”の様に思われるムーティさんの 意外に現実的な面が仄見えて、ちょっとホッとしました。やはり “歌劇場のマエストロ”です。
現在 DVDは盤多く流通している模様ですが、Blu-ray盤は品薄らしく もしや廃盤かも…。
未開封につき中身は確認しておりません。落札後にご了解があれば検品の上発送いたします。その他は基本的にはNC.NRでお願いします。ただし未開封と言うのもたのしみなもので…。
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