<サイズ特大(XL)、身幅62.0cm前後、着丈61.0cm前後、裄丈84.0cm前後>
素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます。
(横須寛次 錦糸町駅付近深夜2時頃)(1)
何かが爆ぜて拳が飛んできた、掌で寸前のところで払う。突然のことだった、なんとか払いのけたが次の瞬間、胸倉をスカジャンごとつかまれ持ち上げられた。奇襲者は獣みたいな手にメキシカンリングをはめている、喉が詰まり声が出ない。
横須寛次は胸の内で叫んだ、『F××K!港商のスカジャンが破れるじゃねえか』
相手は見たこともないやつだ、タランチュラ柄のプルオーバーシャツを着てパナマハットをかぶっている、ハットのブリムで顔は見えない。民族系のタトゥーがびっしりはいった腕が異常に長く肩幅も異常に広い。背は寛次より十センチ以上低いように見えるが、寛次を持ち上げていない反対の手は地面に着いている。
百七十七センチ七十七キロの寛次を軽々と持ち上げ、寛次のブーツのつま先はかなり地面から離れてしまっている。
寛次はスカジャンのポケットを探った、さっきまでいたバーで護身用にと渡された物があったことを咄嗟に思い出したが、こんな時にかぎってバーで酔いかっこつけて裏面に着なおしたスカジャンの表面のポケットに入っている物をなかなか取り出せない。
代わりにヨンナナジーンズのループにぶら下げているトライアンフのキーを取り外すがラバーでできた三つ葉カフェのキーホルダーは丸く柔らかくとても役にはたちそうになかった。
エックエッグエリック フィクションです。
<商品説明>
Lot No. TT15277-125 / Early 1950s - Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket “KOSHO & CO.” Special Edition
“JAPAN MAP” × “CHERRY BLOSSOMS & EAGLE” (HAND PRINT)
日本地図を挟んで鷲と龍が睨み合う1950年代の作品。西の地名が多いことから、その周辺の米軍基地で販売されていた可能性が高い。ボディの配色と対照的な赤いリブもヴィンテージに準じた仕様。
リバーシブル面はプリントの鷲柄で、近代的な機械のプリントではなく、1色ずつ版を作り、その版を手作業で摺り重ねていく手捺染(ハンドプリント)によるもの。手間と時間、そして高度な技術を要するため、当時の生産も極少数。ヴィンテージ市場では入手不可能と言っても過言ではない。「スカジャン展」の主役のひとつにも選ばれたその希少な鷲柄を、2023年春の新作として復刻する。
ご注意
本製品は当時のままに再現しているため非常にデリケートな製品です
<ブランド>
港商 & CO. SPECIAL EDITIONテーラー東洋のコレクションの中でも特に厳選した逸品をディテールにこだわり再現するのが、このスペシャルエディション。横振り刺繍で緻密に描かれた図案はもとより、アセテート生地の打ち込みを調整してヴィンテージと遜色なく仕上げ、ウールリブも旧式の横編み機を使用して1着ずつ編み上げている。リバーシブル仕様のファスナーについても50年以上前のファスニング機械を再稼働させ、当時と同じ手曲げのものを再現。テーラー東洋の前身である港商(こうしょう)商会のラベルを使い、ヴィンテージスカジャンの最盛期を彷彿とさせる仕上がりとなっている。
<素材>
表地:アセテート100%
裏地:アセテート100%
刺繍部分:レーヨン100%
リブ部分:ウール100%
<色>
ブルー
素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます
<コンディション>
新品です。
MADE IN JAPAN