
チケット付き
色ヤケございます。
監督:村山三男 出演:二木てるみ、鳥居恵子、岡田可愛ほか
サイズ
24×24cm
映画『樺太1945年夏 氷雪の門』は、1974年に公開された日本の戦争映画です。
終戦間際、ソ連軍の侵攻下で最後まで職務を全うし、命を落とした樺太真岡郵便電信局の電話交換手9人の女性たちの実話に基づく悲劇の物語です。
作品概要
監督: 村山三男
公開年: 1974年(昭和49年)
主な出演者:
二木てるみ 鳥居恵子 岡田可愛 藤田弓子 栗田ひろみ 若林豪 丹波哲郎 南田洋子
あらすじ
1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し終戦を迎えました。しかし、ソ連軍は宣言受諾後も樺太への侵攻を続けました。 南樺太の真岡郵便電信局では、疎開命令が出される中、電話交換手の女性たちが通信業務を続行しました。刻々と迫るソ連軍の侵攻と、連絡船が運航を停止したことで絶望的な状況に追い込まれていきます。 彼女たちは「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら」という言葉を最後に、局内で青酸カリを仰いで集団自決しました。映画は、戦争の渦中に翻弄されながらも懸命に生き、尊い命を散らした若い女性たちの悲劇的な運命を描いています。 この映画は完成後、ソ連からの圧力により公開が一時見送られ、後に短縮版が地方で限定的に上映されたという経緯もあります。
この作品は、終戦直後の樺太(サハリン)で起きた「真岡郵便電信局事件」を描いた衝撃作であり、当時の政治的背景から上映中止に追い込まれた歴史を持つ、非常に重要な資料です。
作品の背景とパンフレットの価値
「幻の映画」と呼ばれる理由
この映画は完成直後、ソ連(当時)からの抗議や外交上の圧力により、東映による配給が中止されました。そのため、長らく日の目を見ることができず、地方の上映会や公民館などで細々と上映される時期が続きました。2010年にようやくデジタルリマスター版が全国公開されましたが、昭和49年当時のオリジナルパンフレットは**「封印された歴史」を伝える非常に希少なもの**です。
パンフレットの主な内容
お持ちのパンフレットには、おそらく以下の内容が詳しく記載されているはずです。
九人の乙女の悲劇: 1945年8月20日、ソ連軍の侵攻の中で最後まで職場を離れず、青酸カリで自決した9人の女性電話交換手の実話。
二木てるみさんの寄稿: 子役時代から活躍していた彼女が、この重い役をどのように演じたかという熱い思い。
村山三男監督の演出意図: 戦争の悲惨さと、極限状態での人間の尊厳について。
「氷雪の門」の由来: 北海道稚内市にある、樺太で亡くなった人々を悼む慰霊碑についての解説。
資料としてのポイント
キャストの豪華さ: 二木てるみさんをはじめ、当時の若手実力派女優が勢揃いしており、彼女たちの軍服姿や作業着姿の劇中写真は、今となっては非常に貴重です。
歴史資料としての側面: 単なる映画の紹介にとどまらず、当時の樺太の地図や、終戦前後の状況を解説する資料ページが含まれていることが多く、教育的な価値も高い一冊です。