
今回出品しますのは、長年ギター、ウクレレを作ってきた老舗の工房で、日本屈指の製作技術を持つ、九州の久留米に工房を持つ超有名、超人気工房のアストリアスのコンサートウクレレになります。
1996年に製作された、超高級木材で、最高のトーンウッドの一つであるホンジュラスマホガニーの総単板のコンサートウクレレです。
製作され、約30年経過し、最高のトーンウッドの一つであるホンジュラスマホガニーがワインのように熟成し、甘く、深みがあり、そしてホンジュラスマホガニーらしく、中音域がパワフルな音色に育ってます。
素晴らしいの一言のコンサートウクレレです。
アストリアスさんといえば、クラシックギターの大ビルダーとして有名な辻渡さんが在籍していたり、現在タシロウクレレとして人気の田代 輝之さんが在籍している、技術集団の工房になります。
このコンサートウクレレは、この日本屈指の技術を持つアストリアスが製作した至極の一本になります。
しかも、今では製作されてない、非常に人気があった、アストリアスのマーチンモデルのコンサートウクレレになります。
モデル名は、アストリアスコンサートマホ、というマーチンのコンサートウクレレをモチーフに作られた、マーチンモデルのコンサートウクレレになります。
しかも、状態も極上美品で、傷、打痕も無く、ネック反り無し、ブリッジ浮き無し、まさに極上美品です。
しかも、マーチンウクレレと同じ今や超高級木材となったホンジュラスマホガニーで作られたコンサートウクレレなんです。
この超高級木材のホンジュラスマホガニーという木材は、ウクレレ材としてはハワイアンコア等に並び最高位の木材に位置する、あの天下のマーチンも使っいるほどの最高のサウンドを奏でてくれる木材になります。
楽器店でマホガニー総単板とだけ記載があり、コンサートで5万円から6万円ぐらいのコンサートウクレレは、だいたいはアフリカンマホガニーという木材を使っていて、ホンジュラスマホガニーとは全く違う木材ですので、ご注意してください。
また、学術的にも全く違う木材になります。
ホンジュラスマホガニーは、センダン科マホガニー属の木材になります。
一方、アフリカンマホガニーと呼ばれ、楽器店で通常マホガニーと呼ばれる木材は、センダン科カヤ属の木材になります。
ここからわかると思うんですが、アフリカンマホガニーは同じセンダン科ではありますが、実はマホガニーでは無いんです。
あと、マホガニーと呼ばれ販売されている木材では、サペリマホガニーという木材もあります。
このサペリマホガニーは、センダン科のエンタンドロフラグマ属の木材になります。
この木材も、同じセンダン科ではありますが、実はマホガニーでは無いんです。
ただ、同じセンダン科の木材ということで、木質がホンジュラスマホガニーに似ているというだけで、マホガニーと呼ばれるようになりました。
超高級木材のホンジュラスマホガニーは、2000年初頭に種の保存を目的とする国際条約のワシントン条約の取引規制対象木材になり、実質的にほとんど輸入がされなくなり、代替木材としてアフリカンマホガニーや、サペリマホガニーを使わざるを得なかったんです。
なぜ、ホンジュラスマホガニーが輸入規制になったかと言いますと、あまりに音色が良すぎて多くの楽器メーカーによって乱獲され、種の絶滅の危機があると判断され取引規制がワシントン条約で決まりました。
それだけホンジュラスマホガニーという木材は、音色が抜群に良い木材なんです。
そしてこのアストリアスのコンサートウクレレは、マーチンをモチーフとして製作されたウクレレで、マーチンと同じ超高級木材ホンジュラスマホガニーで作られているので、本当に素晴らしい音色でびっくりするぐらい、極上の音色を奏でてくれます。
現在では、アストリアスはこのマーチンモデルを作るのを止めてしまいましたが、このウクレレが作られていた1996年はマーチンに追いつけ追い越せ、とマーチンをモデルにウクレレを作っていたようです。
このアストリアスのコンサートウクレレの全てがホンジュラスマホガニーで作られてきたわけでは無いようです。
製造年によって違うようです。
このコンサートウクレレは1996年製造のマホガニーの総単板です。
この1996年製造が今回の肝です。
アストリアスのギター、ウクレレを一手に取り扱っている総代理店のロッコーマンさんに確認しましたところ、2000年以前のマホガニーは、ホンジュラスマホガニーだよと説明を受けました。
このコンサートウクレレは、製造年が1996年なんで、先程説明した、超貴重で最高のトーンウッドのホンジュラスマホガニーの総単板で作られているんです。
凄いですよね。
ホンジュラスマホガニーは、世界中の楽器メーカーが音色の素晴らしさに目を付け、ホンジュラスマホガニーの乱獲がされ、絶滅の危機に陥ります。
その為、2000年頃から、乱獲を止めるため規制がかかっていきます。
まずは、自生国でのホンジュラスマホガニーの規制が自主的に始まったのが、2001年です。
また、世界規模で種を守る条約であるワシントン条約で、規制されたのが2002年です。
これ以後、伐採禁止になっていき、ホンジュラスマホガニーの流通量は極端にへり、ストックしていたホンジュラスマホガニーは高騰し、今や高額な金額であつかわれてます。
ホンジュラスマホガニーは、本当に素晴らしい音色なんです。
ここで、少しアストリアスさんの説明いたします。
アストリアス工房は、日本を代表する九州の久留米に工房を持つ老舗で、人気のあるオールハンドメイド工房です。
また、九州久留米の名工、辻渡さんがいた工房になります。
この方は、本当に凄い。
凄いの一言。
アストリアス、イコール辻渡というくらいの方です。
クラシックギタービルダー界で辻渡と言ったら泣く子も黙るビルダーです。
クラシックギターで、辻モデルは何十万もするクラシックギターになり、評価も非常に高い名工です。
そのような名工がいたアストリアスは職人さんを何人か雇っており、その方々がハンドメイドで製作します。
辻さん 1人で製作していなくて大丈夫なのか、という不安があるかと思いますが、全く大丈夫です。
それは、まずは1人1人が高い技術を持ってます。
タシロウクレレの田代さんのウクレレを見れば、いかにアストリアスさんの職人1人1人の技術が高いかわかりますよね。
あのような素晴らしいウクレレを作る田代さんのような、凄腕の技術者が他にも在籍しているんです。
いかに、技術の高いビルダーがたくさんいるのかがわかりますね。
それとサウンドホール内のラベルにありますが、辻渡というサインがあります。
これは技術責任者の辻渡さんが、監修して、最終検品をして、辻渡のサインを入れるんです。
だからとても品質の良いウクレレが出来上がります。
アストリアスは辻さんがいるから高い評価を得ている部分もありますね。
しかし、実は現在は辻さんは退職し、アストリアス工房には在籍してません。
しかし、辻さんイズムのアストリアスは、今も良いギター、ウクレレを作り続けています。
このような素晴らしい工房が製作したウクレレになります。
では、このコンサートウクレレのスペックの紹介をしていきます。
サイズはコンサートサイズです。
いわゆるコンサートウクレレになります。
ボディ材は、あの超高級木材のホンジュラスマホガニー総単板です。
これまた凄いのは、トップとバックには貴重な一枚板のホンジュラスマホガニーを使っています。
このトップとバックに1枚板というのは、本当に凄いことなんです。
コンサートウクレレという大きなボディでトップとバックに、ブックマッチしていない1枚板というのは、本当に凄いことなんです。
普通は、コンサートウクレレぐらいになりますと、ブックマッチという方法を取ります。
ブックマッチというのは、横幅が11センチぐらいの木材を2枚に引いて、横幅11センチぐらいの2枚の板を横に並べてます。
くっ付いた部分にボンドで接着し、1枚の板にします。
これがブックマッチです。
なぜ、ブックマッチにするのか。
横幅11センチぐらいの細いホンジュラスマホガニーで作れるから、ブックマッチが使われているんです。
大きなホンジュラスマホガニーが有れば、1枚板にしたいのでしょうが、今はなかなかそんな大きなホンジュラスマホガニーはありませんので、ブックマッチにするのはしょうがないところがあるんです。
本来は、1枚の方がボディの振動が自然になり良い音色になります。
ブックマッチですと、余計なボンドや、余計な力木も必要となりますので、やっぱり1枚板の方が音色は良いです。
しかも、見た目も良いですしね。
しかし、ホンジュラスマホガニーほどの超貴重木材で、1枚でトップ材、バック材を作るとなると、かなり大きな良質なホンジュラスマホガニーが無いと作れません。
しかし、なかなかそんな大きく良質なホンジュラスマホガニーなんか、なかなか有りません。
しかし、このコンサートウクレレは、トップとバックが1枚板なんです。
これって本当に物凄く貴重なんですよ。
ホンジュラスマホガニーのブックマッチ無しの1枚板のコンサートは。
だから、音色も素晴らしいんだと思います。
ちなみに、以前マーチンが復刻で作った米国の本社ナザレスで作られたマーチンのマーチンマホガニー2Mコンサートウクレレを20万円ぐらいで購入しましたが、このマーチンのコンサートもホンジュラスマホガニーのブックマッチ無しの1枚板で作られていて、こちらも素晴らしい音色ですね。
1枚板のホンジュラスマホガニーの単板コンサートウクレレは、本当に貴重で音色も素晴らしいの一言なんです。
このホンジュラスマホガニーは、しっかりとした音色を出し、より甘いサウンドを出します。
あのマーチンのホンジュラスマホガニーで作られたウクレレが、まさにそれですよね。
それはたぶん木材の密度に起因きます。
木材の密度がホンジュラスマホガニーはしっかり詰まってます。
ホンジュラスマホガニーの音色は、深みと温かみがあり、音がぼやけず、かつ非常に甘い音色を出してくれるのが特徴です。
また、サスティーンも優れていて、音の立ち上がりの良さも兼ね備えた、素晴らしい音色の木材です。
また、密度が濃いので、音が育つ傾向にあります。
年数を重ねると、深みのあるサウンドになります。
まるで、ワインの様に音色が熟成されていきます。
同じマホガニーと呼ばれている、代替材のアフリカンマホガニーは、経年してもあまり音の変化が感じられない木材だと思います。
これは、知り合いのウクレレビルダーの方々や、私の周りのウクレレ愛好家の方も同じ意見です。
ですから、ホンジュラスマホガニーは、珍重されるんですね。
次に塗装ですが、マーチンと同じように、艶無しの塗装で、ビンテージマーチンをモチーフにしただけあって、渋くフィニッシュしています。
まさにマーチンをモチーフにしたのがわかります。
そして、まさにマーチンをモチーフにして作ったんだなー、という箇所はジョイント数です。
日本で作られているコンサートウクレレは、14フレットジョイント、いわゆる14フレットでボディと接着しているのが大半です。
しかし、このマーチンをモチーフにした、アストリアスのコンサートウクレレは、12フレットジョイントなんです。
実は、マーチンのコンサートウクレレは、12フレットジョイントなんです。
ここも、しっかりマーチンをモチーフにしてますよね。
まさにこだわりのコンサートウクレレですね。
カッコ良くて素晴らしいです。
次にペグですが、グローバーの高級フリクションペグを使ってます。
グローバーは米国の世界的ペグメーカーで、あの世界的ギターメーカー、ウクレレメーカーである、あのマーチンのウクレレもグローバーのペグを使っているんですよ。
グローバーは、超一流メーカーです。
しかもこのペグは、ペグだけで6千円以上するグローバーの中でもハイエンドのペグです。
ですので、とても滑らかにペグが回り、スムーズなチューニングが出来ます。
とても良いペグです。
ネックはマホガニーです。
目の詰まった良質なマホガニーを使ってます。
素晴らしいです。
ネックも、文句無しです。
そして、さらに凄いのは、このネックは1ピースネックなんです。
普通は、2ピースのネックを作るのが普通です。
しかしこのアストリアスのもっと凄いのは、1ピースネックなんです。
本当に凄いですよね。
1ピースネックとは、一本の角材を使い、ボディとのジョイント部分、演奏する部分が全てが、一本の角材から作られているのを、1ピースネックと呼びます。
1ピースネックの良さは、ネックの強度が強くなります。
一つの木材で作るので、接着剤も使う必要もなく、強度を邪魔するものは、一切無いんです。
だから、1ピースネックは、一番の理想的なネックなんです。
1ピースネックでつくるのは大変で、ボディとジョイントする部分は厚くし、演奏するネック部分は薄くする必要があるので、カンナでかなりの部分を削り、捨てるという、非常に贅沢な作り方になります。
だいたい角材の半分は無駄になってしまう、非常にコストのかかる作り方のネックが1ピースネックなんです。
貴重なマホガニーの半分ぐらい無駄になってしまう贅沢なネックなのが、1ピースネックなんです。
楽器を作ることに、一切の妥協をしない表れが、ここを見れば、すぐにわかります。
じゃあ、みんな1ピースネックにすればいいのでは、と思いますがそんなに簡単ではないんです。
なぜなら、1ピースネックでは、たくさん木材を削り、無駄になってしまう部分がたくさん有り、使えなく部分が多すぎるため、コストがかかりすぎるので、1ピースネックは普通はやりません。
現在販売されているウクレレのほとんどは、ネックは2ピースで作るのが一般的です。
2ピースとは、ボディとジョイントする厚い木材部分と、演奏する薄い木材部分をくっ付けてつくるのが、2ピースネックです。
この2ピースネックですと、ほとんど木材を削って捨てる部分が少ないので、コスト削減になります。
ジョイント部分は太い木材、演奏する部分では細い木材が必要になり、厚みに合わせた木材を、接着剤で2つの木材でくっ付けてしまうんですよね。
そうすると、削る部分がかなり少なくて済むので、コストカットになるんです。
だから、普通のウクレレは2ピースネックがほとんどなんです。
2ピースネックは、悪くはないですが、やはり1ピースネックよりも若干の強度が落ちます。
ボンドでくっつけてますので。
貴重なマホガニー材を1ピースでネックを作っているのが、このアストリアスの製作した、コンサートウクレレです。
ネックも、文句無しです。
また、ネックの太さも、薄すぎず、また太すぎず、丁度よい太さで、非常に弾きやすく作られてます。
私の私見ですが、これなら、初心者の方も弾きやすいですし、ウクレレ歴の長い方でも、グリップしやすい太さだな、とこの絶妙なネックの太さにも感動しました。
弾き手のことを良く考えてくれて作ってくれてるんだなー、さすがはアストリアスだな、と本当に感心します。
こんな地味なところにも、アストリアスのウクレレが一流の証しがありますね。
素晴らしいです、アストリアスのウクレレは。
次に指板ですが、指板には高級木材のローズウッドを使ってます。
今や、ワシントン条約で取引規制になった高級木材です。
しかも写真を掲載しましたが、色味の黒いローズウッドの中でもハイグレードのローズウッドを使ってます。
指板にも、一切の妥協がなく、本当に素晴らしいコンサートウクレレです。
次に装飾です。
ボディー周りのバインディングには、高級木材のメイプル材を巻いてます。
しかも、バックにもメイプルのバインディングが巻かれている、という豪華な仕様です。
さらにトップのバインディングの内側のパーフリングには、黒とさらにメイプルを3重に巻いているという高級感満載のバインディングとパーフリングです。
サウンドホール周りのロゼッタもパーフリングと同じように、黒とメイプルで5重に巻いまてますね。
非常に手の込んだカッコ良いロゼッタです。
装飾にも、一切妥協しません。
素晴らしいの一言。
続いて状態です。
極上超美品です。
指板の写真も掲載しましたが、全く使用感はありません。
打痕も見当たりませんし、傷も確認しましたが、無いです。
この通り、コンディション、状態、ともに極上超美品の一本です。
この通り、状態は1996年製に作られたとは思えないくらいの極上超美品の状態です。
まだまだこれから音色が育ちそうなウクレレです。
状態は極上で、まだまだ現役で弾けますよ。
そして、付属品のハードケースも超一級品です。
あの、ギターの王様のマーチンや、ギブソンにハードケースを供給している、カナダにある北米最大のケースメーカーのボブレン社のハードケースを付属します。
以前はギターだけでなく、ウクレレのも作ってました。
現在はウクレレ用のハードケースは作ってないので、大変貴重なハードケースです。
このハードケースは、以前に新品購入して2万円ぐらいしました。
さすがは、ボブレンの高級ハードケースだけあって高額でした。
このハードケースをお付けいたします。
九州の名工のオールハンドメイドウクレレでビンテージマーチンをモチーフに作られた、ウクレレです。
是非弾いてみてください。
素晴らしいホンジュラスマホガニーの音色を奏でてくれるますよ。
今では作られて無い、アストリアスの超高級木材のホンジュラスマホガニーのマーチンモデルのコンサート、そして今では生産されてない、超一流メーカーのボブレンのハードケースが付いて、この価格です。
凄くお安いと思います。
送料は無料です。
よろしくお願いいたします。