
Domaine du Clos des Lambays 2017
ドメーヌ・ドゥ・クロ・デ・ランブレイ 2017
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者であり、長い歴史の中で進化し続けているドメーヌです。
ドメーヌ・デ・ランブレイのフラグシップである特級畑クロ・デ・ランブレイ。
この畑の総面積8.84haのうちの約8.7ha、つまり全体の約99%の土地を所有しています。
残りの畑を所有するのはドメーヌ・トプノ・メルムが所有していますが、昔は野菜畑だったとのこと。
1974年からブドウが再び植えられていますが、1ウーヴレ(0.0428ha)以下の面積の為、毎年半樽か1樽のワインだけが造られているようです。
ほぼランブレイのモノポールと言っていいワインです。
ブルゴーニュの歴史を紡ぎ、進化を続ける”コート・ド・ニュイの宝石”
クロ・デ・ランブレイと言えば、"コート・ド・ニュイの宝石"とも称される、愛好家垂涎のグラン・クリュ。
2014年にLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーになって以降、設備投資やオーガニック栽培の採用など様々な変革を実施。
長い歴史と共に、更なる発展を追求する偉大なドメーヌ
2014年からはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーとなり、ティエリー氏が2016年まで醸造長として指揮を執りました。
ドメーヌ・デ・ランブレイ
DOMAINE DES LAMBRAYS
多様なテロワールで育つ古樹から生まれる、クロ・デ・ランブレイ
ドメーヌ・デ・ランブレイのフラグシップ・キュヴェである特級畑クロ・デ・ランブレイ。
畑はレ・ラレ、レ・メ・ランティエとレ・ブショ、大きく3つの区画に分類。
レ・ラレは急な斜面の浅い表土に位置する上部の区画で、ワインにエレガンスとフィネスを与えます。
丘の麓で深い表土のレ・メ・ランティエにはウミユリの化石を含む土壌や崩積土があり、ワインの骨格を形成。
レ・ブショは一番北側に位置し、沖積堆積物やプレモー石灰岩を含有し、通常最後に収穫されます。
最近ではこれらの土壌の特徴をより調査する為、畑を掘り起こして地質調査を実施しました。
その結果、ジュラ紀に形成された岩盤は複数もの異なる地層で構成されているということが判明。
これらの地層が各区画の表土にユニークな影響を与えているからこそ、クロ・デ・ランブレイにしか出せない複雑味が生まれると考えられています。
土壌の違いに加えて、ランブレイが持つ特徴のひとつが標高と高低差です。
畑は標高250m、モレ・サン・ドニの特級畑の中でも特に急な、高低差約60mという急斜面に位置。
ブドウ栽培に理想的な立地にありながら、同じ畑の中でも斜面の傾きによって日照量に変化が生まれることで、複雑な栽培環境が生まれるのです。
またクロ・デ・ランブレイの畑には平均樹齢30~60年のブドウが植えられており、それ以上の古樹も植えられています。
ブドウ栽培においては馬による耕作を実践することで、土を柔らかくし呼吸ができる状態にするなどの方法を採用。
このおかげで、柔らかな土壌に植えられたブドウは地中深くまで根を張ることができ、十分な養分をより吸収することができるのです。
全房発酵が生み出す、骨格とエレガンスを兼備したスタイル
収穫は1haあたり平均30hLと低収量で、手摘みで行います。
赤ワインにおけるランブレイの特徴の一つが、基本的に除梗をしないこと。
茎を一緒に入れる利点は、発酵時の温度上昇が緩やかになり、ゆっくりと発酵が進むことと、茎からタンニンだけでなく穏やかな酸が抽出される為です。
ただし雹が降って茎が傷ついた場合はその傷から苦味が出てしまう為、ヴィンテージ毎に細かい調整を行い、除梗の割合を決定しています。
こうして造られるワインは、力強さとしなやかさを兼ね備え、しっかりとした骨格を持ちながらもエレガントなスタイルが特徴。
また、高い熟成ポテンシャルを備えているクロ・デ・ランブレイですが、この穏やかな抽出を行うことで、若い内からも愉しめるスタイルに仕上がっているのも魅力のひとつです。
【ワインリポート】
アプローチャブルなクロ・デ・ランブレイ2017
2018/12/05
最初に、2本のボトルを見せてくれた。
コルクを詰める瓶口が「18.5ミリ」と「17ミリ」で異なる。
2017年から、現行の18.5ミリから細い17ミリに変更するという。
コルクは変わらないので、圧縮を強くする。
シャンパーニュのように密着を強めて、酸化を防ぐのが狙いだ。
「瓶口が17ミリのボトルは1938年までは使っていた。昔に戻ることになる。ブルゴーニュではディアムを使う生産者が増えているが、ディアムだと抜いた栓をさして戻せない。瓶口を狭くすれば、ディアムと同じ効果が得られる。
コルクを太くしようかと考えたが、生産量の3万個では少なすぎるとサプライヤーに断られた。
結局、Saverglass(サヴールグラス)というボトルメーカーに新たなボトルを発注した。
フランスではほとんどが18.5ミリだが、イタリアでは17ミリが主流だそうだ。変な話だが」
確かに、イタリアのスタイリッシュな瓶は首が細い。こういうことを考案するところが、若くして多様な産地を歩いてきたボリスらしい。
2017年のカギが低収量と早い収穫だったのは、ランブレイも同じだった。
ランブレイはピュリニー・モンラッシェから2つの白ワインを造っているが、プルミエクリュ・クロ・デュ・カイユレは9月2日に収穫した。
赤ワインもヴィラージュのモレ・サン・ドニを9月2日に摘み始めた。
ヴィラージュは除梗され、プルミエクリュは50%全房発酵、
グランヴァンは90%全房発酵をした。
pHは2006年以来最も高く、どれもアプローチャブルで、開放的。
「クロ・デ・ランブレイ 2017」
(Domaine des Lambrays Clos des Lambrays 2017)はダークチェリー、シナモン、シャクヤク、たっぷりとした果実、シルキーで、しっかりしたストラクチャー。タンニンは洗練されていて、うまみの乗った味わい、pH3.57と2006年以来最も高く、極めてアプローチャブル。
「クラシック・モダンなヴィンテージ」とボリス。
94点。 輸入元はエノテカ。
最後は瓶詰めされた「クロ・デ・ランブレイ 2017」
(Domaine des Lambrays Clos des Lambrays 2017)
今年4月に引退したティエリー・ブルーアンが監修した最後のヴィンテージ。
やはり違いがある。2017よりはるかに淡いルビー、しなやかで、透明感がある。スミレ、アニス、レッドベリー、シームレスで、抑制されたタンニン、精細度が高く、焦点が合っている。うまみを帯びた味わい。よく伸びる繊細なフィニッシュ。全房発酵80%、新樽50%。昨年のバレルサンプルよりきれいに進化している。94点。
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写真のようにフォルスター・ロングフレッシュ、
日本製ワインセラー(40万円)で熟成させています。
ヤマト運輸宅急便クール便で発送致します。
セラー内でプチプチに包んで外気温をシャットアウトし、ヤマト運輸ワイン専用箱に梱包してヤマト運輸クール便で発送致します。
ブルゴーニュは温度差で簡単にすぐワインをコルクから吹き出します。
とくにルロワは吹き易いです。
温度が上がると瓶内気圧が高まり空気がコルクを通して出ていく時にコルクに染みたワインや瓶内のワインを吹き出します。
温度が下がると、瓶内の気圧が低くなり外の空気をコルクを通して吸い込み、コルクやキャップシールが凹みます。
この時に空気を吸い込むことでワインが酸化します。
その為、クール便で発送して冷やされて空気が入らないよう、梱包する際にセラー内で温度変化を極力生じないように梱包する必要性があります。
ノークレームノーリターンでお願い致します。
8/14より入院し、8/21に手術を虎ノ門病院で行います。
その関係上、落札後はすぐ発送致しますので、
すぐお受け取りの出来る方のみ御入札下さい。