ご覧頂きましてありがとうございます。
▼商品詳細▼
1/43 MAXICHAMPS アルファロメオ アルスッド 1972年 ビンテージホワイト ALFA ROMEO ALFASUD
入手困難な商品です。
MAXICHAMPSはMINICHAMPSよりもクオリティが上がっているモデルで満足度が非常に高い作品です。
1/43のほとんどのミニカーが車が左向きに設置してあるのに対して、MAXICHAMPSは車が右向きに設置されているのも特徴です。
新品の状態だと箱とショーケースの間にビニールのフィルムが付いているのも特徴でそちらも欠品ありません。
車両本体状態良好です。箱に破れ等ありません。ショーケースにヒビ割れ等ございません。
画像10の状態で保管しております。
送料は490円です。おてがる版ゆうパック(匿名配送)も選択可能です。
~アルファロメオ アルスッド~
イタリアにとって重要な国家政策であった南北の経済的格差解消のため、親会社に当たる産業復興公社(I.R.I.)が
南イタリアのナポリ近郊、ポミリャーノ・ダルコに小型大衆車工場を建設してこの地域の雇用を創出することを計画、
そのための生産車種として開発された。スッド(Sud )とはイタリア語で「南」を意味する。
主任設計者はオーストリア出身で、フェルディナント・ポルシェの薫陶を受けたルドルフ・ルスカであった。
1971年のトリノ自動車ショーでデビューを飾り、デザイン担当は70年代のバイクのドゥカティなどの芸術的なデザインを
造り上げたジョルジェット・ジウジアーロ。
低重心の水平対向エンジンや特にフロントはインボードとされた4輪ディスクブレーキなどの高度なメカニズムがジャーナリズムから高い賞賛を受けた。
アルファスッドは1970年代初頭の小型大衆車にしては傑出した設計内容を持っており、シャープなハンドリング、
広い居住スペース、高いブレーキ性能、低重心の水平対向4気筒エンジン、洗練されたサスペンションなど
それにふさわしい性能を有しており、後年には「当時の競合他車を震え上がらせ、まるでジェラートのように飛ぶように売れた」と評された。
しかし、アルファスッドの品質は業界標準に全く及んでおらず、ポミリャーノ・ダルコ工場の生産技術、労働者の技術の低さ、
更には労働争議に悩まされたイタリア鉄鋼産業の生産力不足を補うためにソビエト連邦から輸入したといわれる
ボディ用鋼板の防錆処理不足により、購入者はボディ内外の仕上げの悪さや、錆の大量発生に悩まされることになった。
また、熱帯地域などでクーラーを装着した場合、冷却不足でオーバーヒートする事例も多く見られた。
このため、セダン・ワゴン系だけで1983年までに89万3,719台という多数が生産され、アルファロメオの魅力を
より幅広い層に知らしめたにもかかわらず、販売期間の途中からアルファスッドは逆に酷評されるようになった。
同時にアルファロメオというメーカー自体の品質問題が社会一般に喧伝される原因にもなり、南イタリアでの
アルファスッド生産は「アルファロメオ」というブランドの信用低下、ひいては同社の経営悪化の直接の原因となってしまった。
品質の低さが原因で早い時期に廃車にされる個体が多く、生産台数に対して現存する台数は非常に少なく現在では
希少車となってマニア垂涎の車となっている。