『ウルトラセブン』はこうして撮られていた!
『ウルトラマン』のヒーロー性を引き継ぎながら、その物語に込められた人類への深い洞察と、 スタイリッシュなデザイン性によって、いまだ根強い人気を誇る昭和を代表する傑作特撮ドラマだ。CGなど、それこそ空想の産物でしかなかった時代、円谷プロの現場の様子を、新資料となる当時の撮影日誌から解読する。
円谷プロの倉庫で偶然見つかったのは、1967年10月から1968年9月にかけて放送された『ウルトラセブン』の撮影現場で、在りし日ののスタッフたちが日々綴った業務日誌の束でした。
「ウルトラマン・シリーズ」のなかでも、最もコアなファンを持つとも言われる『ウルトラセブン』。地球に来訪するさまざまな宇宙人たちに、時には迷い悩み、時には怒り、時には悲しみを抱きながらも対峙するウルトラセブン=モロボシ・ダンに、気丈で麗しきアンヌ隊員。ひたすらシャープなウルトラ警備隊のメカ、ポインター、ウルトラホーク、マグマライザー。個性あふれるフォルムの侵略者、中空に浮かぶチブル星人、合体ロボの元祖キングジョー、ちゃぶ台で胡坐をかくメトロン星人。少年たちの誰もが真似したウルトラアイでの変身ポーズ。わくわくするアイディアのカプセル怪獣。そして、今でも考察に値する深遠なテーマ。
今回発見された資料=撮影日誌は、厚紙を表紙に黒紐でまとめられたものが10束、1,500枚近くにも及びます。
本編班とA・Bふたつの特撮班ごとに分けられた分厚い書類の束には、何月何日どこでどんな撮影をしたのか。どの俳優が何をして、どんな宇宙人がなにを壊したのかといった報告が、(残念なことにすべての話数についてのものがそろってはいませんでしたが)毎日毎日詳細に記されていたのです。セブンと宇宙人が戦う特撮班現場、ダンやアンヌが活躍する本編班現場で、50年前の円谷プロのスタッフは何を経験したのでしょうか。
読みやすいように、日誌に記されていた内容をテキスト化してとりまとめ、話数ごとに編集。もちろん、貴重な日誌そのものも画像としてたっぷり収録されます。読めば、実相寺昭雄や円谷一や飯島敏宏といった監督陣がどの場所でカメラを回していたのか、高野宏一、的場徹、大木淳ら特技監督たちがどんな苦労をしていたのかを垣間見ることができる―特撮マニアなら、いや一度でも怪獣や宇宙人に魅せられたことのある、かつて少年だったあなたにとっては垂涎の的となるのが受けあいの一冊。
本体価格3,200円。2017年10月刊。
購入後一読のみ。書店で独自に施したカバーも付けたまま保管していましたので、ほぼ新品並みのコンディションと思います。
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ウルトラセブン撮影日誌新資料解読 金田益実/編著円谷プロダクション/監修