■■ 出品対象物 ■■
● KRELL KSL (KPEスタンダードフォノボード搭載)
◯ サイズ (実測)
幅約48.5cm、高さ約6.5cm、奥行(含ツマミ等の突起)約38.5cm
◯ 重量
・カタログ記載の7.9Kg + フォノボード1〜2Kg? (後で測る機会があったら追記します)
● KSLとKPEの英文取説(コピー)
(落札者の希望があれば汎用品の電源コードを同梱します。こちらからは希望有無の確認はしませんので、必要な場合は支払い前までにナビにてご連絡ください)
■■ コンデション・特記事項 ■■
● 2002年頃に中古良品で入手してしました。
等ではなくダイナミックオーディオ等の専門店だった記憶です。
● 出品機は元々は正面パネルの横幅45.5cmの幅が狭いモデルでしたが、もう1台持っていた横幅48.5cmの中央の黒のプレートがカッコいい見た目の方が好きだったので、2台の間で正面パネルとツマミのみを交換しています。
● 代理店シール等は本体に見当たらないので並行輸入品の可能性があります。
ただ2020年に出品した、もう1台持っていた輸入代理店RF扱いのKSLとトランスの型番(40/6120/MS)は同じだったので、輸入代理店扱いと同じだと思います。
● 入手直後の1-2年ほど常用のプリアンプと併用した記憶がありますが、その後は年に数回使用する程度で今に至っています。
● 今回の出品にあたり、2025/8/15以降断続的に250時間ほど通電し、うち60時間ほどは試聴し、問題のない音だと思います。
ライン入力は中域重視の良く言えばガッツと躍動感がある音、悪く言えば少し暑苦しい音で、自分の好みからは少し外れます。
一方でフォノイコライザを通した音はそういった傾向が弱められ温度感も適度で魅力ある音に聴こえます。
● プリアンプとしてはかなり熱くなるモデルで天板は体温よりかなり高いので40-45度ほどある感じです。
● 入出力の確認
◯ S1(フォノ)、S2、B1、B2、テープ入力、の入力端子で確認してしました。
◯ 出力はアンバランス、バランスの双方確認しました。
◯ テープアウト出力は確認していません。
◯ S1(フォノ)は、MM・47kオームの設定で確認しました。
(CD出力をZAIKA ZRRT-257 (逆RIAAトランス)を経由して接続し確認)
◯ MC入力は確認していませんがDIPスイッチの切替で全ての負荷抵抗の切替が機能していることをS1端子の+-間の抵抗値の測定で確認しました。
(MM・47kオームの設定で送付しますが、落札後に入金までに申し出があれば設定を変更して送付します)
● アンバランス入力はフォノ以外では2系統(S2とテープ入力)しかありませんので接続機器が多い方はご留意ください。
● 出力端子のDC
以下に収まる程度に私が調整しましたが、電流をかなり流して熱の発生も多いプリアンプということで、DCバランスはあまり安定せず時間と供にかなり変動します。
◯ アンバランス出力、バランス出力の2番端子
左右とも +-10mv 内
◯ バランス出力の3番端子 (2番端子を元に反転出力しているだけだと思います)
左右とも +-20mv 内
● 残留雑音やボリュームのガリ等は後続のパワーアンプ及び能率88dBのスピーカーを通した状態では聞こえませんでした。
使用されていろTKD(東京光音電波)のボリュームはねっとりと滑らかに回り、自分の好みの感触です。
● トランス唸りの有無については、耳を天板に近づけても私には聞こえませんでした。
● 外観
◯ 正面パネルやツマミに目立つようなキズ等は見当たりません。
◯ 天板は中央の背面すぐ近くに約7cm長のへこみの線傷(下の追加画像冒頭参照)がありますが、他には目立つイタミは見当たりません。
◯ 背面の入出力端子は経年劣化が少しあります。
◯ 背面のアース端子の白のプラスチックのネジは少しひび割れが見えますが(下の追加画像冒頭参照)、普通に締められます。
● KSLは幅約45.5cmの幅狭のモデルが同じ幅のパワーアンプKSTと共に最初に発売され、その後幅約48.5cmの標準的なサイズのモデルが追加されました。
出品機は幅約48.5cmの標準的なサイズのモデルのグレー仕上げとなります。
(幅狭モデルにはグレーの他にブラック仕上げもありました)
● 出品機は元々は幅狭モデルでしたが、手持ちのもう1台の並行輸入品の幅広モデルと正面パネルとツマミの入替を私が2020年にしています。
入替の動機は、他の機器とのデザインの関係でフォノ付を幅広モデルにしたかったためです。
最初はフォノボートを移し替えるつもりでしたが、2台のメイン基板のバージョンが違うことで(100 0017 01 D、今回出品機100 0017 01 B)、基板上のフォノとラインの切替要領が異なっていたことで、当初はフォノボード移設ができないと勘違いして諦め(後でできることに気付きましたが)、正面パネルを入替ました。
また今回出品機の方が基板上の抵抗のハンダ付けが脚の折る場所をピッタリ揃えて抵抗の位置が左右にブレることなく綺麗に並んで美しいことも手元に残した理由の一つでした。
(以前に手放した方はたかが1-2mm程度のことですが抵抗の位置が左右にガクガクしていました)
● 私が入手した以降では、前記の正面パネルとツマミの入替と出力のDCバランス調整をしただけで、コンデンサ交換や修理はありません。
● 当方は禁煙環境です。
またペットは過去も含め飼っていません。
■■ 参考情報 ■■
● 幅狭モデルのカタログ情報
● 参考までにKSLの2種類のメイン基板のフォノボード搭載要領。
〇 100 0017 01 B
ピンの受け口は基盤上に露出しており、ジャンパー基板は存在しない代わりに基板上のフォノ/ラインの切替スイッチで切替を実現
〇 100 0017 01 D
メイン基板右奥の2x10CMほどの大きさの細長のジャンパー基板を両脇のネジを外して引き抜いて、引き抜いた場所にKPEフォノボードのピンを差し込む。
● KPEフォノボードの単独出品が昔ありましたので参考まで。
● 試聴機器
◯ CDP系1
ADC CD-250XR
(オペアンプM5221、muses02)
◯ CDP系2
DCS 992/2 (クロックジェネレーター)
STUDER D731 (バランス出力)
◯ パラメトリックイコライザー
AR LIMTED MODEL6
(2台を左右モノで使用)
◯ 逆RIAAトランス
KSLのPHONO入力はCD出力をZAIKA ZRRT-257 (逆RIAAトランス)を経由して接続し確認
◯ プリアンプ
KRELL KSL (出品機)
BRYSTON BP-20 (比較機)
MARK LEVINSON ML-1L (比較機)
(VOLはspectrol、ラインモジュールはオペアンプ使用でBB OPA627AP)
◯ パワーアンプ
・MERIDIAN 605 (モノラルアンプ、アンバランス入力、バランス入力の両方で確認)
◯ スピーカー
・B&W SS-25 signature (88dB,8オーム)