モトグッチの新世代アドベンチャーモデル、V85TTです。
このモデルのために開発された新型の「853ccOHVエンジン」です。
OHVエンジンの中では随一のスポーツ性能を誇るエンジンです。
モトグッチってどんなバイク?ってよく聞かれますが「ハーレーのテイスティさとBMWのスポーティさの真ん中どりなバイクです」と答えています。
低速・低回転ではドロドロとしたVツインの振動と味わい、低回転からのダッシュ力があり、
ひとたび3500回転以上まわればスッとエンジンの存在感は消え振動レスでクリーンな巡行を楽しめます。
V85TTは見た目のユニークさからは想像できない非常にまっとうな性能を持つバイクで単なるテイスティな外車ではなく
この機種でしか味わえないレトロ&最新装備の世界感を持っています。
跨りでの重量感は感じるものの走り出せば独特のエンジン配置で切り替えしが非常に軽く感じます。その感覚は400㏄クラス。
シャフトドライブはチェーンのフリクションとは皆無のダイレクトな加速感を持ち高速道路は矢のようにまっすぐ進む直進安定性を発揮。
120km巡行でもエンジンは余裕シャクシャクで追い越し加速でシフトダウンせずにグイーンと加速します。
高速巡行がとても気持ち良いバイクです。ついつい走行距離が伸びてしまいます。
足回りはモトグッチの中では随一の完成度。V7系に2台乗っていましたがくらべものにならないです。
ストローク量、動き、荒れた路面でもお尻に負担をかけない極上のセッティングです。
リアはKYB製ですがノーマルでもストロークが十分に取られており非常によく動くサスでオーリンズなど社外サスいれたくなりません。
車体のサイズ感はタンクが大きいので大柄に見えますが実際はミドルよりちょっと大きいかなくらい。
アフリカツインやBMW-GSなどとくらべると圧倒的にフレンドリーなサイズ感です。
足つきも悪くないのでフラットダートくらいなら入る気にさせます。
スチールのフレームは適度なしなりがあり細かい振動などはフレームが吸収してくれています。
ノーマルシートの出来映えも合わさって抜群に乗り心地の良いバイクでした。
全体的な印象は街乗りでも持て余さないサイズと動力性能、それでいて大型車・輸入車の存在感とパワーは健在。
ちょっと変わったバイクに乗りたいけど苦労はしたくないぞ、ただひたすらバイクに乗る官能を味わいたい。。
という旅ライダーにはおすすめの一台です。
2019年モデル、V85TTといえばこのカラー!というサハライエローです。赤フレームも効いており非常にアイコニックなカラー。
ホワイトもイエロー部分もパールカラーであり実物を見ると非常に高級感あるバイクです。
昨年春に中古購入しました。私でツーオーナーめです。
7千キロくらいで一度全オイル交換しておりその後はエンジンオイル13000キロくらいの時に交換しています。
よくあるエンジンのオイル漏れはありません。1000~2000キロくらい走った後にはにじみ程度はありますが
床にしずくが垂れるほどはありません。表面うっすら程度。
エンジンは昨年にディーラーにて最新ECUマッピングに更新。(有料の作業です)
これを行ったことでこの年式でよく言われている高温時のノッキング症状が皆無になりました。
副次的な作用として中速からの伸びがよくなったように感じました。渋滞にハマっても加速時のノッキングが起こりません。
とにかく、この年式においてはECUマッピング更新はマストなのであります。
エンジンの状態としては個人的な観点ですが「今がいちばん調子いい」です。
走行距離15000キロくらいまでは若干ギア入りに渋みなどを感じることもありましたが今ではこれモトグッチのエンジン!?
というくらい全ギア・ニュートラルにスコスコ入りますし、これモトグッチのエンジン?というくらいクラッチ操作も軽く、
そしてヘッドの異音もなく(OHV独特のチャッチャカチャッチャカ音はしてますがこれは正常)
綺麗に吹け上がりスムースな加速をしてくれます。アイドリングも冷間時でも安定しておりもちろんエンジンのかかりもセル一発。
走る曲がる止まる、どこにも問題を感じずそのまま気持ちよく走りだせるコンディションです。
バッテリーは今年の春に交換済。タイヤ・ブレーキ回りはそのままですが
高速道路を用いたツーリングが多くてあまり減った印象ありません。タイヤは5部山くらいでしょうか。
まだ溝は十分ありますのでそのまま5千キロくらい走れんじゃないでしょうか。
電装系や操作系にも問題はありません。
オプション装備ですが・・・
ETC車載器
純正トップボックス(withキャリア)
純正グリップヒーター
純正エンジンガードwithエンジンガードガード
純正シート(V85TTトラベル用)
社外ミラー
純正ステンレスマフラーフランジナット
それぞれ・・・新品でつけようとするとお高い純正オプションですが
モトグッチの場合、純正がいちばん収まりよくデザイン上も綺麗にまとまりそして高品質です。
このカラーV85TT欲しい方には胸を張っておすすめできる1台です。
車検は来年9月まで。たっぷり残っています。走行距離は今17700キロですが多分もう少し伸びます。
現状、なんらトラブルは感じませんが個人売買のためノークレームノーリターンでお願いいたします。
直前まで動かしているので大丈夫かと思いますが乗り出した後になんらかトラブルがあっても返品や保証はできません。
メインキーとBOXのキー2本づつ。取説類あり。
別に欲しいバイクがあり、こちらも持っておきたいところですが惜譲いたします。
急いでいませんのですぐに値引きはしないと思います。下見は夜か土日で時間があえば可能です。
埼玉県所沢市からの出品になります。乗って帰れるコンディションです。引き取り方法などはご相談に応じます。
オプションや整備で20~30万円分くらいフルノーマルからお得と思います。V85TT欲しかった方ぜひ。
853ccの縦置きVツインエンジンは、新設計ながらOHV式を採用。クラシックを狙ったのではなく、OHVであることが、モトグッツィの伝統であったから。やはり伝統的に、このエンジンは極低回転域から有効なトルクを発生させていた。ホイールサイズは前19インチ、後17インチで、シート高はアドベンチャーモデルとしては低めの830ミリに設定。ルックスはクラシックながら、ABS、ライドバイワイヤ、トラクションコントロール、マルチ表示のフル液晶メーター、USB電源ソケットなどを備えていた。
(2025年 9月 28日 22時 27分 追加)訂正いたします。
車検期間は令和8年11月までです。