内蔵されているACリアクトルは、通常のACリアクトルに加え、飽和リアクトル、フライバックコイルの、3種類の要素を併せ持っています。オーディオ用途と致しましては次のような構造と動作原理によります。先ず内蔵されているACリアクトルの最大の特徴と致しましては非常に小さな四角形と円柱を組み合わせた2つの磁性材が、ごく僅かな隙間ギャップを設けて接合されています。その小さな磁性材に大電流が流せる太いコイルが何重にも巻かれています。この構造によって音声信号に応じて常に負荷電流が変動しているオーディオ機器への電力供給に対して、軽負荷時には比較的低い周波数帯のノイズをターゲットとした電源ノイズフィルタとて待機し、重負荷時には電力供給を優先する動作へと瞬時にそして無段階に応答する事で、トランジェントと余韻の再現性が向上し、芯の強いパワフルで生き生きとした再生音を実現致しました。また比較的、負荷電流の変動が少ないヘッドフォンアンプや純A級アンプを用いたオーディオシステムに於きましても確かな効果がありす。
「ノイズフィルタ」ではなく「ACリアクトル」としています理由は、本品が交流電源の電流特性に着目して開発した製品であることに由来しています。従いまして従来の電源ノイズフィルタがターゲットとしてる比較的高い周波数帯のノイズ除去を目的とした製品ではありません。もしそういった用途での使用を検討されている場合は、本品以外でコモンモードノイズにも対応した、例えばアモルファスコアやコンデンサを組み合わせた電源ライン用 EMCノイズフィルタなどを検討して頂きますようお願い致します。
各レセプタクル間及びインレット間のアース配線は在りません。但し、4個ある各レセプタクルの内部ではアース電極が繋がっています。電源ケーブルを介してのアースループを回避したい場合は、アースループを回避したい電源ケーブルを4個あるレセプタクルへそれぞれ分散させて接続する事を推奨致します。
本品は供給する電源極性に指定があります。必ずインレット部分のラベルシールの表示に従って電源を供給してください。逆に接続すると返って音質が低下します。
内蔵のACリアクトルはコイルからのリード線(銅単線)の持つバネ性を利用して空中に浮かせてあり、ケースには接触しないよう取り付けてあります。ACリアクトルとケースが接触すると唸り音が発生する場合があります。もし唸り音が発生する場合は大変恐れ入りますが、本品をいったんAC100V電源から切り離した後、ケースの蓋を止めてある裏側の皿ビス2本を外しケースの蓋を開け、ACリアクトルとケースが接触していないかチェックして頂きますようお願い致します。またケースの蓋は深さ方向の寸法を確保するため、蓋の取り付けはケース本体と離してあります。(詳細は出品画像の6枚目を参照)
材料に関しましては音質は勿論の事、信頼性と安定供給が可能な素材を厳選し、特徴的な構造設計にも見られる通り徹底した合理化を行いました。ちなみにACリアクトルのコア材は石油ストーブ点火プラグ用のフライバックコイルのコア材で、磁気特性とその形状、各部の寸法比から共振が生じ難い構造をしています。はんだに関しましては音質的を探求した結果、カークソンとテレフンケンと天然松脂の混合物、リード線は単線IV 2mm、ACリアクトルの巻き線は園芸用の銅線♯16です。
レセプタクルの差し込み口にはプラグを抜き差しすると、機械的に連動して開閉する防塵シャッターが内蔵されています。(最近のパナソニックなどのテーブルタップと同様の機構です。)
本品は高音質、高性能とローコストの両立に特化した製品です。従いまして傷や歪み染みなどがあり、各部の作りもそれほど堅牢に作られている訳ではありません。ハイエンドオーディオクラスの仕上がりや堅牢さをお求めになる方は入札を行わないでください。
本品を出品するにあたりアメーバブログでハイエンドオーディオ機器に関する情報を発信していらっしゃいます山男さんへ試聴をお願い致しました。本品を使用しての空気録音の音源がYou Tubeで公開されていますので、ぜひそちらもチェックして頂きますよう願い致します。
検索ワードは下記となります。他にも同ブログ内に関連記事があります。
「nanamoriさんの電源タップ」
「nanamori製・New 8連Tap 発売近し 」
仕 様
分岐数:8連
定格電流:7A(8連一括)
入力コネクタ:IEC純銅インレット
レセプタクル:Leviton E5325-MW
外形寸法:約285×135×40 mm
質量:約840g
本体材質:鉄製アングル、ケースABS樹脂
配線材料:600Vビニル絶縁電線 IV2mm