雰囲気良く枯れたOmega製ミリタリースタイルの手巻時計です。製造後、80余年を経た今も、順調に稼動しています。お手数ですが、以下に記します説明文ごを熟読の上、検討いただければ幸いです。
【機械】
搭載された21,600振動のCal. R17.8SCは、画像9でお示しした通り、錆も汚れもなく綺麗な状態で、現在日差+1分程度で順調に稼動しています。とは言え、2006年5月に入手後、即オーヴァーホールをして以来、たまに巻上げる程度でまったく使わずにきました。日常使用をお考えの場合には、オーヴァーホールをお願いします。
時刻合わせ、ゼンマイの巻上げに不具合はありません。
【外観】
ケース直径は竜頭を含まず31ミリほどでラグ幅16ミリ。小ぶりな時計ですがラグが長めであることもあって、さほど小さくは感じられないかと思います。古い時計ですので、小傷はありますが、目立つ打痕も大きな傷もなく、裏蓋を含め状態はかなりいいほうかと思います。
おそらくアイヴォリーカラーであったろう文字盤は経年で黄変していますが、ほぼ均等な灼けかたでなかなか味わいがあります。周辺部が少し緑がかっていますが、これはインデックスの夜光塗料が散った跡かもしれません。
ブルースティールの秒針、そして夜光を差した時、分針は、劣化なしとは言えませんが、目立つ傷も錆もなく、年齢を考えればとてもいい状態だと思います。
インデックスに関しても同様で、数字、1/5秒単位で刻まれたトラックともに鮮明です。
アクリルガラス(=プラスティック)製風防には、いくつか傷がありますが、いずれも視認性に影響を与えるほどのものではありません。
竜頭は無刻印。このころのオメガでは無刻印が普通ですが、磨耗も傷もない綺麗な状態なので、これは近年になって交換されているのだろうと思います。
【付属品】
1)一本引きのナイロン製ミリタリーバンド。20年以上前にUsed品を購入したもので、私自身は着用したことはありませんが、購入時よりやや使用感のあるものでした。未使用品ではないので失礼かとは思いましたが、このバンド、ブロンズカラーのはめ殺し尾錠、さらに尾錠上部にローラーを具えるという本格的な年代物なので、ぜひお試しいただきたく時計に装着しました。中性洗剤で洗った上、超音波洗浄機で濯ぎ、さらにアイロンをかけてありますので、衛生上の問題はありません。
2)とは言え、やはり、Usedバンドはお嫌という方もいらっしゃるだろうと思いまして、年代物の黒牛革バンドを同梱します。若干やれている上に、留穴のあたりに皺がよっていますが、これはピロウに巻きつけた際にできたもので、手首に巻いたことはありません。オメガマークの尾錠が付属します。この尾錠、文字盤の手書き風Ωマークと似たデザインのマークがついていて、そのあたりぴったりなのですが、裏面になんの刻印もないので古いレプリカかもしれません。あくまでおまけということでお願いします。なお、画像では分かりにくいかもしれませんので補足しますが、尾錠の色は銀色で、Ωマークだけ金色になっています。
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