稀覯本　多田省軒　探偵奇談・暗夜の血漿(やみよのちしお) 初版 前・後編揃い。サイズは、約14.5X 21cm。

約120年前・明治35年(1902年)の探偵小説の初版本。色鮮やかな木版画表紙の上下巻揃い。激レア本。日本の古本屋には無し。サーチでヒットするのは「国会図書館」と「静岡大学附属図書館・貸本屋旧蔵コレクション」のみ。共に後編しかありません(見落とし御免)。前・後編の揃いは、この商品だけと思われる。
伊藤秀雄の「明治の探偵小説」の『花ひらく明治ミステリー・第八章 創作探偵小説の展開』に尾崎紅葉と共に多田省軒が取り上げられている。
保存状態は書影通りです。
日本の古本屋の多田省軒の他の本はカラー表紙であり、更に国会図書館本では挿絵表紙です。静岡大学附属図書館本の説明では、『表紙は旧蔵者によって補われ」とある。そのため、書影1と書影3を表と裏表紙と考えました(間違い御免)。
本の状態は書影通りです。
後付けの表表紙には、墨書で「省軒著、タイトル、前編、後編、鈴木書店」など。背には「探偵、暗夜の血漿など」、裏表紙には「書店名、墨消去など」。
前・後編とも表紙と次頁の木版画は120年前の刷りとは思えない程、綺麗。朱房の付いた銀色の十手、リアルな事件現場、登場人物の和服、巡査の制服とサーベル等、丁寧に彫られた版画です。
本文各頁は殆どヤケ無し、但しシミや少ヨゴレは散在。細くはチェックしてませんが、書き込みや書き込み線引き無し(見落とし御免)。3方は埃ヨゴレ。後編の赤い目録頁と裏表紙に少虫食。
タイトルや著者名、鈴木書店、広田の墨書と鈴木書店のゴム印のある補表紙は虫食いあるも本体への影響を保護している。

書影の様子と約120年前の刊行であり経年変化がありうる事を、ご理解頂ける方のご購入をお待ち致します。本の状態は全て記載できません。追加情報のご要望やご不明点もコメント欄へお寄せ下さい。

20250712xxx

#多田省軒
#闇夜の血漿
#くらやみのちしお
#明治35年刊
#1902年刊

★★(ChatGPT回答を引用改変)
「闇夜の血漿」は、多田省軒が晩年に執筆した怪談＋探偵小説風の作品で、【現在の古書界でも稀少な作品です。】
概要
・怪談風味を帯びた作品で、「血漿」というタイトルが示すように、夜の暗闇や血の描写など、ダークで不気味な雰囲気が特徴です。
・明治期の探偵小説要素もあり、登場人物が不可解な事件と向き合いながら謎を追っていく構成。
『詳細なストーリーは散逸しており』、作品自体を直接確認できる資料が少ないため、研究者や古書収集家の間でその内容はいまだ断片的にしか伝わっていません。
★現代でも完全なテキストが公開されているわけではなく、原典に触れない限り正確な筋やトリックの全貌を追うのは困難です。