<サイズ中(M) 身幅55.0cm前後、着丈59.0cm前後、裄丈81.0cm前後>
素材の特性や仕上げの方法によって、各所の寸法には若干の個体差が生じます
(横須寛次 錦糸町駅付近深夜2時頃)(1)
何かが爆ぜて拳が飛んできた、掌で寸前のところで払う。突然のことだった、なんとか払いのけたが次の瞬間、胸倉をスカジャンごとつかまれ持ち上げられた。奇襲者は獣みたいな手にメキシカンリングをはめている、喉が詰まり声が出ない。
横須寛次は胸の内で叫んだ、『F××K!港商のスカジャンが破れるじゃねえか』
相手は見たこともないやつだ、タランチュラ柄のプルオーバーシャツを着てパナマハットをかぶっている、ハットのブリムで顔は見えない。民族系のタトゥーがびっしりはいった腕が異常に長く肩幅も異常に広い。背は寛次より十センチ以上低いように見えるが、寛次を持ち上げていない反対の手は地面に着いている。
百七十七センチ七十七キロの寛次を軽々と持ち上げ、寛次のブーツのつま先はかなり地面から離れてしまっている。
寛次はスカジャンのポケットを探った、さっきまでいたバーで護身用にと渡された物があったことを咄嗟に思い出したが、こんな時にかぎってバーで酔いかっこつけて裏面に着なおしたスカジャンの表面のポケットに入っている物をなかなか取り出せない。
代わりにヨンナナジーンズのループにぶら下げているトライアンフのキーを取り外すがラバーでできた三つ葉カフェのキーホルダーは丸く柔らかくとても役にはたちそうになかった。
エックエッグエリック フィクションです。
<商品説明>
Lot No. TT15289-119 / Early 1950s - Mid 1950s Style Acetate Souvenir Jacket
“KOSHO & CO.” Special Edition “SPIDER” × “ROARING TIGER (HAND PRINT)”
暗闇の中で網を張り、獲物を待ち構える蜘蛛をモチーフにした1950年代初期~中期の作品。腹部にある黄色と黒の縞模様から、日本に生息するコガネグモ(黄金蜘蛛)を描いた絵柄であることがわかる。このような「蜘蛛柄」は非常に珍しく、ヴィンテージスカジャンの中でも特に希少な「髑髏柄」に蜘蛛の巣などは描かれているが、蜘蛛自体をメインとした絵柄は本作以外発見されていない。
リバーシブル面はシルバー×ブラックのモノトーンのボディに映える、プリントで描かれた虎の絵柄。近代的な機械によるプリントではなく、一色ずつプリントの版を作り、それらを手作業で刷り重ねる手捺染(ハンドプリント)によるもので、想像を絶する手間と時間を要する。本作は両面とも希少な絵柄の組み合わせとなっており、スカジャンの生みの親である「港商」の名に相応しい逸品といえよう。
ご注意
本製品は当時のままに再現しているため非常にデリケートな製品です
<ブランド>
港商 & CO. SPECIAL EDITION<素材>
表地:アセテート100%
裏地:アセテート100%
刺繍部分:レーヨン100%
リブ部分:ウール100%
<色>
ブラック
お使いの端末の設定や環境によって、商品の色が実際の色と多少異なる場合もございます
<コンディション>
新品です。
MADE IN JAPAN