松村景文（まつむら けいぶん、1779年〈安永8年〉－1843年〈天保14年〉）は、江戸時代後期の日本画家で、京都を拠点に活躍した四条派の代表的画家です。
兄・松村呉春の画風を継承しつつ、優雅で装飾的な作品を多く残しました。

■ 基本情報
名　前：松村景文（まつむら けいぶん） 生没年：1779年（安永8年）～ 1843年（天保14年）
出身地：京都
画　派：四条派
本　名：松村元信
別　号：景文堂、竹邨、松村竹邨、松村景文堂　など

■ 略歴と活動
兄は四条派の創始者・松村呉春（ごしゅん）であり、景文はその弟子として修行。
呉春の没後、四条派の後継者として中心的役割を担い、画壇で名声を得た。
朝廷や公家との関係も深く、装飾性や気品ある作風で宮廷絵師的な評価も得ていた。
四季花鳥図や美人画、山水、人物など多彩な画題を描いた。
京絵師として多くの門人を育成し、四条派をさらに発展させた。

■ 作風の特徴
呉春の写実性と装飾性を受け継ぎつつ、さらにやわらかで繊細な表現を重視。
特に花鳥画に優れた作品が多く、色彩や構図に洗練された美しさがある。
女性像や宮中風俗を描いた作品にも優れ、雅やかで詩情豊かな作風が特徴。

■ 代表作（一部）
「四季花鳥図屏風」
「美人図」
「柳下水禽図」
京都国立博物館や東京国立博物館などに所蔵作品あり。



表具寸法（軸先含む）★約49×168
本紙寸法★約33×88


・細かいシミ、ヤケがあります。
表具に傷みがあります。
・掲載画像と実物では、若干の色味の違いが生じる事がありますが
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また、定期的に強度が低下していないか確認する事をお勧め致します。
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