
今回出品するウクレレは、ハワイの人気ウクレレブランドの kelii ケリーウクレレです。
2015年頃に購入したコンサートウクレレになります。
ちなみに、ケリーウクレレと言えば、歌手のつじあやのさんが、ケリーさんと呼んで愛用しているのが、とても有名ですね。
つじあやのさんは、ケリーのウクレレをお使いですね。
ケリーウクレレは、歌手の方から見ても、良いウクレレなんでしょうね。
綺麗な柾目にカーリーが入った素晴らしい超高級木材のハワイアンコア単板をボディに使い、ローズウッドの指板、ローズウッドのブリッジ、マホガニーのネックと、素晴らしいスペックの一本になっています。
しかも、10年前のウクレレとは思えないほど、綺麗なコンディションを保ってます。
光にかざすとわかる程度の薄い塗装のスレはありますが、目立つ傷はありません。
また、打痕はなく、極上美品の状態です。
非常に良いコンサートウクレレなんで、少し説明にお付き合いください。
ケリーウクレレは、元ミュージシャンのケリーが1996年に工房を自宅のガレージで、ケリーが一人で全ての工程をこなす、ハンドメイドウクレレになります。
ケリー工房の説明いたしますね。
ケリーは、1996年頃に自宅のガレージに工房を立ち上げました。
ウクレレ作って30年近い長い歴史のある工房かつ、ビルダーがケリーです。
ケリーは凄く良いウクレレですよ。
特に音色が良いんです。
まさに、これぞハワイアンコアの音色!というカラッとした、明るく、軽快なサウンドが出て、私個人的には、キングオブウクレレと呼ばれるカマカより音色は好きですね。
非常に素直なハワイアンコアのサウンドで、これこそがハワイアンコアの音色だな、と思える素晴らしい音色です。
ちなみに、ケリーウクレレのというケリーという名前は、ビルダーの名前がケリーなんでそのままブランド名にしてます。
このケリー、ハワイ製では比較的安価で、入門用とか、たいしたこと無いウクレレとか記載のある本もありますが、とんでもありません。
ケリーはとても良いウクレレで、ケリーを一本買って、一生物にしても良いぐらい、素晴らしいウクレレです。
私はカマカやコアロハのウクレレも何本も持ってますが、音色は全く遜色ないです。
音色が良いのは、作りがシンプルで、バインディングやロゼッタという、人工物を付けていないところも、音色の良さを出す秘訣だと思います。
また、塗装を厚くしていなく、今流行りの厚い塗装をしていないので、塗装が木材の音色を殺さず、ハワイアンコアの本来の音色を出してくれているからだと思います。
ケリーのサウンドはまさにハワイアンコア!っていうカラっとした明るいサウンドです。
今流行りのカニレアなどの高級感満載の厚いグロス塗装だと、少しこもるような音色になりがちですが、薄めの塗装なんで、ハワイアンコアの良さを余すところなく引き出してます。
まさにハワイアンコア音色の音色ってこれなんだ、っていう音色がケリーにはあります。
ウクレレの原点のような音色です。
非常に好感が持てます。
ところで、なぜケリーはカマカ、カニレア、コアロハより比較的安価なのか?
答えは簡単です。
カマカ、カニレア、コアロハは、多数の人数を雇い、この人はウクレレのサイドを曲げる係、この人はトップとバックをサイドに接着する係、指板を作る係、ネックを作る係、塗装を作る係と、流れ作業で、ウクレレを作ってます。
簡単に言うと、工場大量生産品が、カマカ、コアロハ、カニレアの3大メーカーです。
しかし、ケリーはケリー自身一人で製作している個人ビルダーとして、一人で、箱作り、ネック作り、塗装と、全て一人で作っているのが、ケリーです。
ただ一時は、人を雇っていたようですが、現在はまた一人で製作しているようです。
ですんで、一本、一本、顔があり、味があるウクレレを作ってくれるんです。
自宅のガレージに工房を構え、機械類、ハワイコア材を大量にストックしてあります。
ケリーいわく、一人なんであんまり儲けなくても、充分生活できる、とのことを聞いたことがあります。
そんなおおらかなケリーですから、金額は良心的な金額にしています。
また、ケリーは価格を抑える為に、装飾は一切していないモデルがほとんどです。
しかし、先程のカマカ、コアロハ、カニレアは、職人に給料を払わないといけないので、どうしても高額で売らないといけません。
また、ハワイは日本よりもはるかにとは言いませんが、かなり物価が高いので、値段を高くする必要があります。
会社なんで、儲けを出さないといけないです。
ですんで、ブランド力を上げ、高く売れるよう宣伝など、しっかり広報活動もやっていますよね。
ここが、ケリーと3大メーカーの価格差の違いでしょう。
あまり批判はしたくはありませんが、現在の新品のカマカが作る25万円を超える高額なコンサートウクレレを買える人は、それほどいるとは思えませんし、それに見合う音色だとも、私は思いません。
これは、長年のウクレレを弾いてきた私や、私よりウクレレ歴の長い人達も同じ意見です。
ですんで、値段だけで、ウクレレを判断しないでください。
ケリーは、装飾をやらず、塗装も必要以上にやらず、しかし楽器のクオリティは保ち、音色は良く、そして安い、という理想的なウクレレだと私は思います。
しかし、楽器としての質も良いですので、ユーザーには本当にありがたいウクレレがケリーウクレレです。
また、ケリーは元ミュージシャンで、良いウクレレを作ろうとビルダーになったようです。
ですので、決して悪いウクレレは作りません。
ケリーは、音楽家ですからね。
ケリーウクレレ、これで見る目変わりませんか。
また、工房設立から、30年間という長年愛されているウクレレです。
悪いはずがありません。
悪いなら淘汰されてますからね。
実際、ハワイのウクレレ工房でも人気が出なく閉めてしまっている工房も結構あります。
カニレアや、コアロハなんていう、新興メーカーが今や3大ブランドの一角を占めてるんで、生き残りが激しい業界です。
そんな中で30年間という長い期間、ユーザーから愛されてきた工房です。
いかに、ケリーウクレレが優れているかわかると思います。
スペックを紹介いたします。
ボディーは、トップサイドバックに今や超高級木材となったハワイアンコアの単板を使ってます。
柾目という貴重で綺麗な杢目で、しかも写真で見ての通り貴重なカーリーの入っている、極上のハワイアンコア単板を使ってます。
素晴らしいハワイアンコアです。
次にネックですが、ネックはマホガニーを使ってます。
目の詰まった、良質なマホガニーを使ってます。
さすがは、超一流ビルダーのケリーのウクレレだけはあります。
本当に素晴らしいです。
そして、さらに凄いのは、このネックは1ピースネックなんです。
普通は、2ピースのネックを作るのが普通です。
しかしこのケリーのもっと凄いのは、1ピースネックなんです。
本当に凄いですよね。
1ピースネックとは、一本の角材を使い、ボディとのジョイント部分、演奏する部分が全てが、一本の角材から作られているのを、1ピースネックと呼びます。
1ピースネックの良さは、ネックの強度が強くなります。
一つの木材で作るので、接着剤も使う必要もなく、強度を邪魔するものは、一切無いんです。
だから、1ピースネックは、一番の理想的なネックなんです。
1ピースネックでつくるのは大変で、ボディとジョイントする部分は厚くし、演奏するネック部分は薄くする必要があるので、カンナでかなりの部分を削り、捨てるという、非常に贅沢な作り方になります。
だいたい角材の半分は無駄になってしまう、非常にコストのかかる作り方のネックが1ピースネックなんです。
貴重なマホガニーの半分ぐらい無駄になってしまう贅沢なネックなのが、1ピースネックなんです。
楽器を作ることに、一切の妥協をしない表れが、ここを見れば、すぐにわかります。
じゃあ、みんな1ピースネックにすればいいのでは、と思いますがそんなに簡単ではないんです。
なぜなら、1ピースネックでは、たくさん木材を削り、無駄になってしまう部分が使えなく部分が多すぎるため、コストがかかりすぎるので、1ピースネックは普通はやりません。
現在販売されているウクレレのほとんどは、ネックは2ピースで作るのが一般的です。
2ピースとは、ボディとジョイントする厚い木材部分と、演奏する薄い木材部分をくっ付けてつくるのが、2ピースネックです。
この2ピースネックですと、ほとんど木材を削って捨てる部分が少ないので、コスト削減になります。
ジョイント部分は太い木材、演奏する部分では細い木材が必要になり、厚みに合わせた木材を、接着剤で2つの木材でくっ付けてしまうんですよね。
そうすると、削る部分がかなり少なくて済むので、コストカットになるんです。
だから、普通のウクレレは2ピースネックがほとんどなんです。
2ピースネックは、悪くはないですが、やはり1ピースネックよりも若干の強度が落ちます。
ボンドでくっつけてますので。
貴重なマホガニー材を1ピースでネックを作っているのが、このケリーの製作した、コンサートウクレレです。
ネックも、文句無しです。
また、ネックの太さも、薄すぎず、また太すぎず、丁度よい太さで、非常に弾きやすく作られてます。
私の私見ですが、これなら、初心者の方も弾きやすいですし、ウクレレ歴の長い方でも、グリップしやすい太さだな、とこの絶妙なネックの太さにも感動しました。
弾き手のことを良く考えてくれて作ってくれてるんだなー、さすがはケリーだな、と本当に感心します。
こんな地味なところにも、ケリーウクレレが一流の証しがありますね。
一切の妥協の無い、素晴らしいウクレレです、ケリーウクレレは。
次は、塗装です。
塗装の薄い半艶塗装になってます。
半艶塗装は、塗装が厚くならずハワイアンコアの木質が感じられ素晴らしい塗装です。
また、半艶塗装の薄い塗装なんで、良く鳴るんです。
薄い塗装なんでボディーの揺れを邪魔しなく、自然な鳴りを奏でてくれるんてす。
本当に良く鳴りますね。
素晴らしいボリュームです。
しかも、塗装が薄いのでよりハワイアンコアらしいカラッと明るく、いかにもハワイアンという鳴りを奏でてくれます。
最近人気のある、ハイグロスの厚い塗装ですと、見た目は良いですが、塗装がボディーをコーティングして、若干鳴りに影響がでます。
ですんで、見た目は豪華ではありませんが、半艶塗装のケリーウクレレは、ハワイアンコアの鳴りを素直に鳴らし、さらに音量もとても出るウクレレとなってます。
次に指板です。
今や種の保存を目的とした国際条約で、取引規制対象木材となった、高級木材のローズウッドを使ってます。
素晴らしいですね。
そしてブリッジです。
ブリッジにも、高級木材のローズウッドを使ってます。
素晴らしいブリッジです。
ペグは、日本メーカーのGOTOHのギアペグを使ってます。
GOTOHは、世界的なペグメーカーで、あの世界的ウクレレメーカーであるあのカマカのウクレレも標準装備しているぐらいの素晴らしいメーカーです。
ですので、とても滑らかにペグが回り、スムーズなチューニングが出来ます。
とても良いペグです。
この通り、このケリーのコンサートウクレレは一切の妥協の無い素晴らしい一本となっております。
最後に状態です。
極上美品です。
傷や、打痕はありません。
ただ、塗装面のスレが光にかざすとわかる程度のものが多少ありますが、目立つものは一切ありません。
極上美品の状態です。
また、ブリッジ浮き、ネック反りも無く、指板も綺麗で、最高に良い状態です。
本当に素晴らしいコンディションです。
10年経過してこれだけの状態の良いケリーのウクレレは、なかなか無いと思います。
付属品には、コンサート用の高級ハードケースをお付けいたします。
新品購入で5年ぐらい前に約13000円で購入した高級ハードケースです。
ちなみにウクレレの本体の価格は、約11万円ぐらいでした。
本体とハードケースで12万円を超えるぐらいのコンサートウクレレです。
ですので、今回はかなりお安く出品してますので、ぜひこの機会にお見逃しなく、お願いいたします。
送料は日本全国、無料です。
素晴らしいウクレレのケリーのコンサートウクレレを、よろしくお願いいたします。