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現在ビデオデッキが無いので映像は確認できませんが外観、ケースなどは綺麗な方だと思います。
古いものですので汚れや傷などあります。
商品は写真に映っているものが全てです。
新品時に付属品や別冊付録などがあるものでも付属しませんのでご注意ください。
発送はゆうパックおてがる版60cmサイズ埼玉よりとなります。
商品の説明
Amazonより引用
このポップカルチャーの社会現象とも言うべき作品は、18年間にわたり26か国で上演され、5千万人以上もの観客を動員した。チケットの売り上げは、20億ドル以上に及ぶ。その『キャッツ』が、いよいよ家で楽しめるようになる。ショーの出来栄えは、もちろん批評家のお墨付き。熱心なファンだけでなく、今まで『キャッツ』を見たことがなかった人にもおすすめだ。ビデオ・バージョンはあるが、なかなかほかの媒体で見ることはできない。
パフォーマンスは、ロンドン公演、アムステルダム公演、ニューヨーク公演から集められている。オールドデュトロノミーにはケン・ペイジ、ミストフェリーズにはジャコブ・ブレント。そして、グリザベラには、オリジナル・ロンドン・キャストからイレーネ・ペイジ。イレーネが「メモリー」をしっとりと歌い上げると、それまでのアップテンポ調のシーンから一気にトーンが変わり、アップになった画面には、心をしぼり出すような表現が映し出される。「メモリー」を歌った女優は数多くいるが、イレーネ・ペイジの歌う「メモリー」は別格だ。
録画された映像では生の公演ではみることのできない細かいところまでみられるが、雰囲気が変わってしまうところがあるのも否定できない。アップになると、衣装はハデハデしく、ハロウィーンのコスチュームのように見えるし、観客とステージの掛け合いを体感できない録画では、生の公演ほど猫たちに感情移入できないかもしれない。都会の夜をイメージしたステージセットは、ラスベガスのネオンに思えてしまう。猫たちのコーラスのシーンは、2~3台のカメラを駆使しているためか、バタバタして落ち着かない印象だ。
注目したいのは、90歳になるイギリスの名優、ジョン・ミルズが役者猫ガスの役で登場していることだ。「サー」の称号を持つジョン・ミルズの演技は若い俳優たちのお手本だ。クローズアップされているときにどう演じるのか、目で物を語るとはどういうことなのか、そして、聴く者の心をひきつける歌とはどういうものなのか、すべて彼の演じるガスが体現している。
残念ながら、劇中の歌はすべてリップシンク(吹き替え)になっている。そのため、ステージの躍動感が失われているようだ。楽曲は、ロイド・ウェバーにしてはクリアな曲がそろっている。数ある楽曲の中で突出しているのは、やはり「メモリー」だ。往年の名曲、『リトル・ミュージック・ナイト』の「センド・イン・ザ・クラウンズ(ピエロで笑わせて)」と並び評されるミュージカルの代表曲となった。『キャッツ』はT.S.エリオットの詩集『キャッツ―ポッサムおじさんの猫とつき合う法』が元になっているが、原作をより深く理解するには、生の公演よりこの録画版がいいだろう。(Robert Windeler, Amazon.com)