【1】概要
・ジャーマンビンテージオーディオメーカーとして1950~70年に優れた製品を開発販売していたNordmende社のユニット、P1521を用いたスピーカーシステムのペアです。
・このユニットはNordemende社の傑作、Parsifal Stereo Z170に使用されていたものを取り外したものです。
・Parsifal Stereo については画像9および下記URLを参照ください。
https://www.radiomuseum.org/r/nordmende_parsifal_stereo.html
・このシステムでは、真空管=EL84(6BQ5)のシングルエンドパワーアンプ(約5W)で大きな部屋を満たす音量を得ていました。
・如何に能率が高いかが分かります。
・音を聴いた第一印象は主観ですが「音が前にぐんぐん迫ってきて、JAZZのソロなどは聞いたことのないほどのせり出し感で素晴らしい!」です。
・JAZZに限らず、ソロ楽器が前面にせり出してくるところは見事なものです。
・音が太くたくましい!
・このユニットサイズはシングルで使用した場合低音が豊かでかつ高音も良く出てくるバランスの取れた音が得られます。
・さらに周波数特性の向上を図るため当工房のオリジナル技術でエンクロージャー、ユニットの特性を徹底的にチューニングしたシステムです。
・ビンテージユニットの特性で中音域がやや盛り上がっていますので、LCRによるPHST精密イコライジングを実施し平坦な特性を実現しています。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439611.html
・出品のシステムはジャーマンビンテージとして最高音質の一つと思います。・当時としてはワイドレンジの良く音が伸びる音を聴かせてくれます。
・能率が非常に高いので中小出力の真空管アンプでもガンガン鳴ります。
・真空管アンプのレファレンスとして推奨できます。
・音楽ソースはJAZZもクラシックもOKでご機嫌に鳴ります。
・Nordmende社の歴史につきましては下記などを参照ください。
https://www.nordmende.eu/the-brand/history/
【2】ユニット仕様
・型式:Nordmende P1521(Isophon P1521 Konzert Lautsprecher Concert Speaker)
・インピーダンス:4オーム
・口径:147mm×215mm口径
・マグネット:馬蹄形アルニコマグネット
・制作年代:1950年代後半~60年代前半
・状態:大きなダメージはなく良好
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅300mm、高さ300mm、奥行230mm
・材質:天地側面は15mm厚のアカシア集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドです。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・アカシアの木目がきれいです。
・サランネット:ブラックジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出しが接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしアダプターが装備されています。
【4】音
・以下は主観ですのでご承知おきください。
・音楽ソースはアコースティック系のクラシックやJAZZが気持ちよく生き生き鳴ります。
・繰り返しになりますが「音が前にぐんぐん迫ってきて、JAZZのソロなどは聞いたことのないほどのせり出し感」があります。
・JAZZに限らず、ソロ楽器が前面にせり出してくるところは見事なものです。
・SACDのソニーロリンズの大名盤「サキソフォンコロッサス」のテナーサックスのソロは前面に立体的に現出し、細かい息遣いまで聞こえるようです。
・能率は高いので中小出力の真空管アンプにも最適です。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・マンスリーマガジン
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439101.html