関善定派の祖『美濃国兼吉』南北朝末期の在銘太刀 大珍品最高傑作 重要美術品指定資料付属 正真甲種特別貴重刀剣認定書 佐藤寒山鞘書
兼吉家譜によると大和手掻包吉の子で父の包吉が包光、包氏と共に関に
移住し、その子である清次郎の代に兼吉に改めたとしています。
また関鍛冶系図では直江志津兼友の娘の子となっています。昨今では
大和気質が強いので本国大和説がやや有力なっています。作刀は南北朝
時代末期の康応から応永後期の三十数年に及んでおり長命鍛冶であったと思われます。
法名が善定であったので善定派と呼ばれておりその開祖となっています。
名手として評判が高く、室町期における関鍛冶躍進のきっかけを作った名工です。
この刀は鎬造、庵棟、身幅やや広く、重ねやや厚く、反りやや深くついて、切先は
延びて大切先となっています。南北朝時代中期の豪壮な姿の面影を残す太刀姿に
なっていると思います。鍛えは板目肌に柾が交じり、地沸が細かによくついて、
地景入り、白気映りが現われ、鉄色が冴えた抜群の鍛えになっていると思います。
刃文は直刃調に浅いのたれを帯びて、小足入り、小沸よくつき、ほつれ、喰違が
現れ、金筋や砂流しがくかかり、古雅な働きが豊富で見事な刃文を焼き上げて
いると思います。帽子は少し乱れ込んで先は掃きかけて返っています。
茎は少し磨上で茎尻に二字太刀銘で兼吉です。戦前文化財保護目的で制定された
重要美術品の指定書が付属しています。当方では重要美術品について確認すべき
手段がありませんが委託品に付帯しておりますので掲載出品させて頂きます。
甲種特別貴重刀剣認定書は日刀保に持参確認済の間違いないものです。鞘書は
昭和刀剣界において屈指の功績を残した佐藤寒山で初代兼吉で南北朝末期と時代を
認めています。コレクター旧蔵品でご遺品整理の為、数十年ぶりに世に出る御刀です。
初代兼吉在銘の貴重な太刀でありで同工を代表する傑作刀であると思います。
長さ/69.0㎝ 反り/2.0㎝
元幅/28.0mm 元重/6.5mm 先幅/18.8mm 先重/4.4mm 刀身のみの重量695g
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