
1941年、千葉県市原市生まれ。東京大学法学部卒業。大学在学中に日本基督教団(プロテスタント)の教会で洗礼を受けるが、63年クリスマスにカトリックに改宗(上智大学学生会館チャペル)。いったん就職するものの神学校に進み、73年に司祭叙階。船橋教会助任司祭、西千葉教会主任司祭代行を務めたのち、75~79年、ローマの教皇庁立グレゴリアーナ大学に留学。帰国後、柏教会主任司祭、日本カトリック宣教研究所所長を歴任した後、91年、教皇ヨハネ・パウロ2世によりカトリック浦和教区(現在のさいたま教区)の司教に任命され、同年、司教叙階。
「悪」の研究 ※美本です
神の愛を説いているとき、「それが本当なら、なぜこの世に悪があるのか」という反問をどれほど多く浴びただろうか。神と、人の世を覆う「悪」との関係を正しく説くことなしに、善を愛する日本人への宣教を全うすることは不可能ではないか―― 立ち止まり、考え始めた大司教が後進の同志に置き土産として遺した想いと言葉!
神の創造のみわざを説いているとき「ではなぜ、この世に悪があるのか」との反問をどれほど多く浴びたことか。神と「悪」との関係を正しく理解しなくては、善を愛する日本人への宣教を全うできない――
そこで、余命の少なさを自覚する今、「悪」について折々に考え、一冊に編んだ。
本書を、日本宣教に取り組んでおられる同志・信徒の方々に捧げる。(著者「献辞」より)
最善・最良のものとして創られたこの世になぜ「悪」がはびこっているのか。
日本人に「生き甲斐」を伝え続けてきた司祭は立ち止まり、考え始める―― その思索と言葉は今、渾身の一冊となって遺った。
イエスの福音への招き
著者が司教として行っている折々の説教や講話をもとに、神の存在を信じることの難しさ、「この世に悪が存在している」という問題を克服するヒント、イエスの復活、平和の本質と実現のための手がかりなどについて述べる。
現代の荒れ野で: 悩み迷うあなたとともに
生きる希望となるイエスの福音を「あなた」に伝えたい、日本に住むすべての人が神の愛のうちに喜びをもって生きてほしい----宣教について思索を深める歩みを続け、重荷を負う現代人に心を寄せる東京大司教が贈る一冊。
キリストの心を生きる宣教
日本における福音宣教をテーマとして追い求めてやまない著者が、
東京大司教就任をきっかけに、
月刊誌や機関誌等に掲載された記事をもとに一冊の本にまとめたもの。
ひとりの司教の生活と行動、日本カトリック司教協議会の動きが楽しく紹介される。
希望のしるし
旅路の支え、励まし、喜び
キリストの光を受けて世を照らす使命、カトリック東京大司教が贈るメッセージ。
人生を歩み続けるわたしたちの希望は、どこに示されているのか。
著者の既刊書『現代の荒れ野で』に収められた論考のうち
長く読み継がれている2編を再録し、
さらに新たな説教・著作を加えて編纂された一書。
今を生きるすべての人々へ贈る、癒しと励ましのメッセージ。
信じる力 大切なあなたに贈ることば
カトリック東京大司教が贈る希望のメッセージ。
教会は、喜びも悲しみも、皆で分かち合う場。
幸福を求める人、平和を実現しようとする人、そして、苦しみ悩む人、
だれもが自分の場を見出せる共同体を目指して歩み続ける。
信仰年を機に、現代社会に生きる人々の確かな希望が
イエス・キリストにあることを再確認し、信仰を深め、
周囲に伝える大切さを、
司牧生活40年を迎える大司教がやさしく語りかける。
リサイクル材を使用させていただきます。