101CD
廃盤
カラヤン・オフィシャル・リマスター・エディション
2014年にカラヤン没後25周年を記念して発売された「カラヤン・オフィシャル・リマスター・エディション」13点(101枚)をそのまままとめたボックス。
すべて、2013年から2014年にかけてアビイ・ロード・スタジオでオリジナル・マスターからリマスターされたもので、
初登場となる音源も含まれるなど注目の大規模企画。
【リマスター】
4人のエンジニアがロンドンのアビー・ロード・スタジオで、オリジナル・アナログ音源を収録した歴史的EMIレコーディングをリマスター。サイモン・ギブソン、イアン・ジョーンズ、アンディ・ウォルター、アラン・ラムゼイは、EMIやその他のレーベルのアーカイヴ録音を長年にわたってリマスターしてきたエンジニアです。
「作業に取り掛かるにあたり、常に最初におこなうことは、ロンドンのEMIアーカイヴに保管されているすべてのレコードやテープを探しだし、さまざまなソースやすでにCDとして発売された多数の音源と比較するということです。
次に、録音セッションについてエンジニアやプロデューサーが書き残した録音に関する記録ファイルをひとつひとつ参照します。そうすることで、テープのセットが複数存在する理由がわかることもあります。
1940年代から1980年代にかけて収録された録音は、78回転のSPレコード、モノラルやステレオのアナログテープ(1/4インチ)など多岐にわたります。すべてのテープが良い状態で保存されており、録音の特徴を再現できるよう入念に調整した上で、1/4インチ テープ用のStuder社製A80の機材で再生しました。
今回のリマスタリングによって、オリジナルのスタジオ サウンドに、より近い音質を再現することができました。Prism社製ADA-8コンバーターを使用してアナログから96 KHz/24 bitに変換し、SADiE社製Digital Audio Workstationに取り込んでいます。
1970年代のカラヤンの録音の中には、1インチ、8トラックのアナログテープによるものもありましたが、私たちはそれを2トラックのステレオマスターテープにリマスターしました。8トラックのアナログを新たにステレオ ミックスすることにより、オリジナルのマスターテープを使用したかのような優れたサウンドを実現しています。例えば、ワグナーの前奏曲や、クレーメルが協演したブラームスのヴァイオリン協奏曲をお聴きになってみてください。これらはすべて8トラックのオリジナルテープをリマスターしたものです。
そして、リマスタリング作業の最後に、EMI独自のアナログEQ(TG12412とTG12414 トーンコントロールボックス)を使用し調整をおこないました。リスナーの皆さまへ今までにないほど鮮明で繊細な音色をお届けいたします。」(サイモン・ギブソン)
《ウィーン・フィルとの録音 1946-1949》
10CD
エディション第1巻は、ウィーン・フィルを指揮してSP時代の末期、1946年から1949年にかけてカラヤンがEMI(HMVとCOLUMBIA)にセッション・レコーディングした音源から宗教音楽以外を収録。当時まだ若かったカラヤンですが、EMIの大物プロデューサーであったウォルター・レッグの強力なサポートもあり、交響曲からオペラ・アリアまで数多くのレパートリーを録音しています。
交響曲では、ベートーヴェンの第5番『運命』と第8番、第9番『合唱』、モーツァルトの第39番、シューベルトの第9番『グレート』、ブラームスの第2番、チャイコフスキーの第6番『悲愴』が取り上げられており、管弦楽曲ではモーツァルトやシュトラウス・ファミリーに加え、リヒャルト・シュトラウスのメタモルフォーゼン、チャイコフスキーの『ロメオとジュリエット』といった作品も収録。
協奏曲には、名演として知られるレオポルト・ウラッハとモーツァルトのクラリネット協奏曲もあります。
ほぼCD2枚分収録された当時のウィーンの歌手たちとの録音は、SP時代に需要の大きかったオペラ・アリアのアルバムを収めたもので、有名歌手たちの全盛期の声を良いコンディションでまとめて聴けるのが便利です。
SP録音は復刻によってけっこう音の印象が違ってくるので、今回、最新のリマスターに期待したいところです。
《カラヤンとソリストたちI 1948-1958》
8CD
1948年から1958年にかけてカラヤンがEMIにセッション・レコーディングした協奏作品を収めています。当時まだ若かったカラヤンですが、EMIのプロデューサーであったウォルター・レッグの強力なサポートもあり、協奏曲の場合も有名どころとの共演をお膳立て、現在聴いてもたいへん魅力のある演奏が展開されることとなっています。
リヒター=ハーザーとのブラームス以外はモノラルですが、どれもアルバム制作前提のセッション録音ということで音質は聴きやすい水準にあり、往年の名手立ちの個性的な演奏を十分に味わうことができます。
《ベートーヴェン:交響曲全集・序曲集》フィルハーモニア管弦楽団
第9の初登場ステレオ音源も収録!
6CD
カラヤン最初のベートーヴェン交響曲全集録音となったこのフィルハーモニア管弦楽団とのセッション録音による演奏は、若きカラヤンの颯爽とした指揮ぶりと、フレッシュなオーケストラの健闘ぶりで有名な存在で、LP時代にはモノラルながら聴きやすい音質ということで高評価を得ていました。
その後、交響曲第8番のステレオ音源がCD化されると話題となり、ベルリン・フィルの演奏とはまた違った魅力を持つ全集として、人気も定着、カラヤン芸術を知るためには欠かせない定番アイテムとなっていきました。
今回、その全集録音の中の交響曲第9番に、ステレオ・テイクが遺されていたことが判明、初めてCD化されることとなりました。この演奏は、カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団が1955年7月にウィーンのムジークフェラインザールで4日間のセッションを組んでレコーディングされたもので、合唱にウィーン楽友協会合唱団、ソプラノにエリーザベト・シュヴァルツコップ、アルトにマルガ・ヘフゲン、テノールにエルンスト・ヘフリガー、バス・バリトンにオットー・エーデルマンを起用するという豪華な陣容によるもので、会場の響きの良さもあり、モノラルでも素晴らしい演奏に聴こえていただけに、今回のステレオ音源には大きな注目の集まるところと思われます。
《チャイコフスキー、ドヴォルザーク、フランク:交響曲集、ラヴェル、ドビュッシー、バルトーク管弦楽曲集、他》
7CD
1969年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、チャイコフスキーの後期交響曲集、ドヴォルザークの交響曲第8番&第9番、フランクの交響曲、バルトークの管弦楽の為の協奏曲、ドビュッシー、ラヴェル、ベルリオーズ、ビゼー、シャブリエ、グノー、プッチーニ、マスカーニ、スメタナの管弦楽作品を収録した7枚組ボックス。アナログ完成期からデジタル初期にかけての名録音です。
《シベリウス作品録音集 1976-1981》
4CD
独自のアプローチで突き進んだカラヤンのシベリウスは、倍管大編成オーケストラを駆使した壮麗無比なサウンドによる後期ロマン派風大絵巻の趣で、『フィンランディア』などあまりに過度な表現が賛否を分かちましたが、はまってしまうと抜けられないのもカラヤンのシベリウスのおもしろいところです。
特にEMIで70年代後半から80年代初頭にかけて録音したフィルハーモニーでの録音は、マイクポジションがオーケストラの全容を再現する適切な場所だったこともあって、大音量で再生するとそのスケール感に圧倒されるような仕上がりとなっていたのが特徴。
《オーケストラル・スペクタキュラー~ヘンデルからバルトーク 1949-1960》
13CD
1952~1960年にフィルハーモニア管弦楽団と録音したシベリウスの交響曲録音、そして小品集をモノラル期とステレオ期録音の両方が対比できる内容となっています。ディスク13には、ベルリン・フィルとの『新世界より』『水上の音楽』を収録。金管群も木管楽器群などの充実したオケの響きが楽しめます。
《ブルックナー、ワーグナー、R.シュトラウス、他》
6CD
1970年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ブルックナーの交響曲第4番と第7番、ワーグナーの管弦楽曲集、R.シュトラウスの『英雄の生涯』と『家庭交響曲』、J.シュトラウス、ブラームス、シュミット、フンパーディンクの管弦楽曲集を収録した6枚組ボックス。アナログ完成期からデジタル初期にかけての録音で、LP時代の音質は申し分ないものだっただけに、新たなリマスターによってさらなる音質向上も期待できます。
《ハイドン、モーツァルト、シューベルト交響曲集、他》
8CD
1971年から1980年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ハイドンの交響曲、モーツァルトの後期交響曲とリハーサル、シューベルトの交響曲全集と『ロザムンデ』抜粋、ケルビーニの『アナクレオン』序曲と、ヴェーバーの『魔弾の射手』序曲を収録した8枚組ボックス。
《カラヤンとソリストたちII 1969-1984》
10CD
円熟期に入ってからのカラヤンの協奏曲録音は、完全主義的なカラヤン美学の投影とも思われる、ソリストとオーケストラの関係が非常に緊密になっているものが多いのが特徴。
カラヤンはソリストに対しても、技術的な精度の高さや美しい音を求めており、そうした特質をすでに現実のものとしてたベルリン・フィルと共に、十分な同質性を確保した上で、協奏曲でも交響的な充実感を達成していました。
《『四季』『ミサ・ソレムニス』『ドイツ・レクィエム』》
5CD
1972年から1976年にかけておこなわれたEMIへのセッション録音から、ハイドンの『四季』、ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』、ブラームスの『ドイツ・レクィエム』という演奏会用の宗教大作3曲を収録した5枚組ボックス。
《ロシア音楽集 1949-1960》 フィルハーモニア管、ベルリン・フィル
7CD
チャイコフスキー、ムソルグスキー、プロコフィエフ、バラキレフ、ボロディン、ストラヴィンスキーの作品を収録。モノラル期の1949年からステレオ初期の1960年までに制作された音源のコレクション。
チャイコフスキーの交響曲第4番は、1953年のフィルハーモア管と、1960年のベルリン・フィルとの録音を収録しています。
《ドイツ音楽集 1951-1960》フィルハーモニア管、ベルリン・フィル
12CD
ハイドン変奏曲は新発見ステレオ音源!
ブルックナー、シューマン、シューベルト、ブラームス、ヒンデミット、モーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウス、J.シュトラウスなど独墺系の作品を収録。モノラル後期の1951年からステレオ初期の1960年までに制作された音源のコレクション。
ハイドンの主題による変奏曲は新発見ステレオ音源が使用され、1955年録音のモーツァルトの交響曲第39番は、モノラルとステレオの2ヴァージョンが収録されています。
《合唱作品集 1947-1958》
5CD
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスと、バッハのロ短調ミサ、ブラームスのドイツ・レクィエムという合唱大作を中心に収録。モノラル期の1947年からステレオ初期の1958年までに制作された音源のコレクション。
ミサ・ソレムニスはTESTAMENTからCD化されてたものと同じ演奏。懇意だったウィーン楽友協会合唱団と録音するためにフィルハーモニア管弦楽団とウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれた録音で、溌剌とした演奏を聴くことができ、後年の磨き抜かれたスタイルとはまた違った魅力にあふれています。
ロ短調ミサは、オーケストラの表記がウィーン楽友協会管弦楽団とされていたため、一部に混乱がありましたが、現在では、合唱部分がウィーン交響楽団、独唱・重唱部分がデニス・ブレインらフィルハーモニア管のメンバーの演奏と特定されています。カラヤンはこの録音のために70回以上にも及ぶリハーサルをおこない万全を期したのですが、録音当日になってカラヤン自身が敗血症で倒れ、多忙ゆえスケジュールの延期が出きず病をおして録音を敢行したとされています。
ドイツ・レクィエムは復帰間もない時期にウィーン・フィルとおこなった演奏。レッグの肝いりで、シュヴァルツコップにホッターという豪華なソリストが起用されているほか、カラヤンを支えたウィーン楽友協会合唱団が見事なコーラスを聴かせています。
コンディション良好。
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