
【日ノ本一の木刀】 武州松山住 四郎圀房 作 本枇杷製木刀
全長:101.7cm
柄長:24.5cm
刀身:77.2cm
重量:489g
柄径:約30×23mm
※本品は少なくとも50年以上前の作品であり、全体として経年による傷や汚れがございます。
また、写真に9枚目に映っている部位に傷(?)がございます。
■ 本品について
木刀を愛する方なら、一度は所持を夢見ると言われる伝説の木刀──
明治二五年生まれ、日本最高の木刀匠と称される「武州松山住 四郎圀房」による逸品です。
圀房氏は木刀制作者として無形文化財に登録された、日本唯一の存在。
その作品は皇室に献上、日本武道館の会議室にも奉納・展示されております。
■ 本枇杷材の魅力と仕上がり
本品は、非常に良質かつ緻密な「本枇杷」の芯材から製作されており、
50年以上の歳月を経て、深みのある美しい飴色に変化しています。
圀房の木刀を形容する際に“生きている”と表現されることがあります。
手に吸い付くような感触、鉋仕上げならではの滑らかさとしっとりとしたグリップ感、
数十年経たとは思えない峯の美しさ……木刀というより“生き物”のような存在感を放ちます。
■ 圧倒的な実用性と存在感
軽く振っただけで風音が響く刀身、力まずとも力強い一太刀となる感覚。
振っていて疲れず、ただただ振り続けたくなる心地よさがあります。
木刀としての完成度、使いやすさ、身体との一体感、その全てが「別格」です。
■ 匠の技術と魂が宿る一本
機械技術が進化した現代においても、この木刀の存在感は薄れることがありません。
それは「本枇杷だから」ではなく「圀房の手による本枇杷の木刀だから」。
素材以上に、技術がこの木刀を“唯一無二”の存在にしています。
■ 最後に
この状態で現存する圀房作品は残っていないと考えられます。
少なくともこれまでネット上で取引されたどの圀房製木刀よりも良い状態の品です。
こちらの金額は日本刀を1振り購入できる金額です。しかし、同じ金額を出しても同じ状態の圀房製の木刀を今後得られることはまず御座いません。
友人が買い取ってくれるとお声がけがあったのですが、葛藤の末に断りました。
此方の出品にて入札がなければ、生涯持ち続けようと思い、再度出品しました。
とても気安く買える金額ではございません。
もしそれでもご購入をご検討される方がいらっしゃればよろしくお願いいたします。
日本において最高位の木刀です。
これ以上はないと思っています。