武市健人
(1901~1986)高知県生れの哲学研究者。東北帝国大学法文学部に学び、卒業後、同大講師に就く。
戦後1948年、神戸大学文理学部教授に就任。1965年、同大定年退官後、名誉教授。
その後は、大阪経済法科大学、旭川大学で教鞭をとる。1986年死去、84歳。
ヘーゲル、史的唯物論を研究テーマとし、ヘーゲルの著作を数多く翻訳した。
書名:武市健人選集(1971年:福村出版版)=全5巻のうち、1巻・2巻・4巻・5巻の4冊。
著者:武市健人
発行社:福村出版
発行日:1971年4月20日 初版発行 他
定価:700円 × 4 = 2,800円
所収:【1】 弁証法の問題 ◇ 始元と否定性 ー弁証法の再検討ー /
ヘーゲル哲学の体系と性格 ー「有ー無ー成」と資本論における価値論との弁証法ー /
弁証法 ーその基本的構造と論理ー / 弁証法の根本構造 ーヘーゲル論理学の要約ー /
過程的弁証法の哲学としてのヘーゲル哲学 ー場所の哲学と唯物史観の哲学との対質ー /
〇 あとがき(武市健人)/
【2】 ヘーゲルとマルクス ◇
ヘーゲルとマルクス / ヘーゲルの体系とマルクスの体系 /ヘーゲル弁証法とマルクスの弁証法/
量から質への転化の論理 / 哲学における主体性と科学性 /
今日の哲学の系譜と方向 ー主体性と科学性の視点においてー / 〇 あとがき(武市健人)/
【4】 実存哲学の問題 ◇
ハイデッガー哲学の批判 附録 二つの自由主義 ー紅衛兵とその問題点ー /
ハイデッガーによる哲学の変革 ーそのザインの意味の究明ー /
ハイデッガーの転向とその歴史哲学的意義 / ニヒリズムと唯物史観 /
実存的哲学の世界と史的唯物論の世界 ー死に至る病と歴史意識ー / 〇 あとがき(武市健人)/
【5】 非情の哲学 ◇ 一、非情の原理としての哲学 / 二、西洋哲学の性格 / 三、現代日本の三つの哲学と仏教 /
附録 A、大学の学問 / B、契機について / 〇 あとがき(武市健人)/
参考:帯なし。小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ・蔵書印等あり。四六判。計約1.3kg。≪古本購入≫
レターパックプラス(追跡あり・手渡)600円。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。