宇宙を駆け巡る仕事屋の豪華痛快アクションを再び!「クラッシャージョウ」DVD版サントラセット!
ご存知、高千穂遙と安彦良和のコンビで大ヒットした小説を満を持してアニメ化させた大作「クラッシャージョウ」を・・
「映画 クラッシャージョウ」
「OVA クラッシャージョウ 氷結監獄の罠」
「OVA クラッシャージョウ 最終兵器アッシュ」
の3作品すべてをDVD化させた
「クラッシャージョウ コンプリートBOX」と、
それぞれのサウンドトラックCD
「映画 クラッシャージョウ 交響組曲」
「映画 クラッシャージョウ 音楽篇(5曲追加特別版)」
「OVA クラッシャージョウ オリジナルサウンドトラック」
を豪華なセットにしました。
「クラッシャージョウ」といえば、1980年代を生きた往年のSFファンであれば誰もが知っている高千穂遙の宇宙冒険SF小説ですよね。
そしてその挿絵を描いていたのが安彦良和でした。
安彦良和のキャラデザといえば、すぐに出てくるのが「機動戦士ガンダム」ですよねー。
当時、その異常とも言えるほどのブームを巻き起こした「機動戦士ガンダム」。
その熱量は関連作品にも飛び火して、いきなり映画化が決定したのが「クラッシャージョウ」でした。
アニメ制作はもちろん、日本サンライズ(サンライズ)。
もはや王道と化しているヒットパターンですよね。
豪華な大作にこだわった「クラッシャージョウ」は、その後もシリーズ化する事はせず、
特別企画のOVA化をさせて他のアニメとの差別化を図ったほどでした。
「映画 クラッシャージョウ」
この作品は、1983年(昭和58年)にいきなり劇場版として公開されファンを驚かせました。
と、いうのも・・
これまでのパターンとしては、まずはテレビアニメ化させて様子を見る。というのがセオリーでしたので、
それを突然、製作費も配給も製作時間も当時はケタ違いの劇場版で登場させるというのが、とても斬新だったワケです。
たぶん・・「機動戦士ガンダム」の大ヒットがあったからできた事でしょうねー。
いくら小説が人気だったからといって、純粋なアニメファンからすれば作品自体知らない人も多く、何の前振りもなく映画が封切られても、果たしてチケットを買って見に行ってくれるかどうか普通なら不安で、そんな無謀な事はできませんからねー。
もちろん、それだけが理由ではありません。
この頃は、「宇宙戦艦ヤマト」から始まるアニメブームが「機動戦士ガンダム」で再燃していて、
この1983年の日本映画のトップ3が全てアニメだったという映画館が続出した、アニメ超沸騰時代でもありましたからねー。
この「クラッシャージョウ」のほか、「宇宙戦艦ヤマト完結編」「幻魔大戦」もほぼ同時期に上映されてましたし。
さて、この「映画 クラッシャージョウ」ですが、
通常であれば、アニメでファンの前に初お目映えするワケですから、「クラッシャージョウ」とはどんな物語なのか?を紹介するような作品内容や構成にするところなのですが・・、
フタを開けてみればまるでもうすでにテレビ版が人気で、映画を観に来た人たちはいちいち説明しなくても知っているだろう的な内容に仕上がっていてアニメファンを驚かせました。
いくらアニメブームだったとはいえ、この当時の世相を考えると有り得ませんよね。
今でこそアニメに限らず、漫画が原作のドラマなんかも制作される時代になりましたが、この当時ではドラマ制作陣ですら漫画の話しをドラマ化するのを嫌がる雰囲気が漂ってましたし、俳優からも出演を断られる例もあったほどでした。
立派な大人と、子供や若者を差別化し、故意に格差をつける事で大人の威厳とプライドを保っている節がありましたからね・・。
漫画が原作のドラマや映画を製作するなんて格下に屈服したみたいでいやだったんでしょうねー。
・・そんな時代ですから、
まずはしっかりとした地盤固めをしてから満を持して劇場版の製作をするのが通例のパターンだったのですが、この作品は挑戦的というか見切り発車もいいところで、ほんとスゴイです。
物語は、
西暦2161年。
人類は宇宙航行を可能にし、ひとまずは破滅の危機を脱していた。
宇宙という新天地を開拓した事で、愚かなまでに増え続けていた人口問題も過去のものになり、
間抜けなまでに小さなスケールでの経済活動や、人々の営みに見合わない経済活動や仕事先の不平等は、地球という小さな枠から飛び出したことで嘘のように価値観を変えていった。
だが、良い事ばかりではない。
相も変わらず野生動物のように秩序やモラルを嫌い、悪事を考える者がいる。
それらは宇宙という広い空間に出る事で、治安維持からはなかなか管理しきれない事をいい事に、より大きくより広範囲に転在していった。
そこで統制期間は苦肉の策として、非政府機関による仕事人のシステムを導入し、行き届かない部分の補完とする事にした。
そんな民間機関の俗称はいつしか"クラッシャー"と呼称されるようになる。
なぜなら、彼らの仕事ぶりは警察機関ほど政府のしばりはないので、仕事の遂行のためなら荒っぽい事もお構い無しだったからだ。
そんなクラッシャーの中でも暗黙のランクがあり、最高クラスの者たちは特Åクラス(AAA)とされていた。
その特Åクラスのクラッシャーにジョウはいた。
彼のチームは独特で、元王女候補だったナビゲーターのアルフィン、少年でありながら天才技術者のリッキー、自分は名パイロットと自称しているが怪力で武器の扱いも手馴れている妙なおっさんタロス、その他モロモロの細かな仕事を一手に引き受けてくれるコンピュータロボットのドンゴの4人と1体のなんともクセのあるメンツだが、チームワークは意外に良い。
彼らがいつものようにひと仕事を終えた頃、事件は起きていた。
カプセル休眠状態だったあるご令嬢エレナが誘拐されてしまったのだ。
犯人たちは逃走を図るが、追っ手もしぶとい。
何とか振り切ったものの、見つかるのも時間の問題だった。
そんな事情など知りもしないジョウたちは、次の仕事にその休眠カプセルの移送を引き受けてしまう。
彼らの母船に移される休眠カプセルと犯人の仲間たち。
空間ワープをすればすぐに終わる仕事だったのだが、ワープ中に謎の空間事故が発生してしてしまい、何処かも分からない座標に転移してしまった。
まだ何も知らないジョウたちは、ワープ事故でゲストを死なせてしまったのでは?と焦り、確認するが船内の何処にも彼らの姿はなく、カプセルも消えていた。
何が何だか分からず困惑しているジョウたちに追い打ちをかけるように連合宇宙軍が誘拐補助の疑いで捕縛しに来たのだった。
知らなかったとはいえ犯罪の手助けをしてしまった彼らには言い逃れはできない。
果たしてどうなってしまうのか??
って感じで展開していきます。
この作品は上記にあるように、空前のアニメブームに乗って特別企画で映画化を実現させたものなのですが、
だからといって決して手を抜いてはいません。
当時としては破格の製作費に、スーパーコンピュータを使用した映像効果(当時はコンピュータでアニメ自体は描けませんでした)。
日本サンライズによるアニメーションはもちろん、あのスタジオぬえもメイン参加。
作画も豪華。安彦良和は当然として、「うる星やつら」や「クリィミーマミ」「プロジェクトA子」の森山ゆうじや「イクサー1」「吸血姫 美夕」の平野俊弘、「マクロス」「エンゼルコップ」の板野一郎、「パトレイバー」「クレオパトラDC」の吉永尚之など、現在では実現不可能なトンデモ混成チームでした。
さらに遊び心も満載。ゲストデザイナーとして、
「地球へ」でお馴染みの竹宮恵子や「ななこSOS」などでお馴染みの吾妻ひでお、「おじゃまんが」のいしいひさいち、「アキラ」の大友克洋、「うる星やつら」「らんま1/2」の高橋留美子、「ドクタースランプ」「ドラゴンボール」の鳥山明、「バイオハンター」の細野不二彦、「キャンディキャンディ」「レディジョージィ」のいがらしゆみこ、「スケバン刑事」「ピグマリオ」の和田慎二、「ノーラ」「燃えろアーサー」の御厨さと美、「クルクルくりん」「山の音」のとりみきなど、超豪華ゲストによる作画も見どころですね。
さらにさらに、
後にアニメ化して大ヒットする「ダーティペア」も初お目見えしています。
声のキャストも素晴らしいです。
ジョウには「ゴッドマジンガー」「サムライトルーパー」「バイファム」などでお馴染みの竹村拓、
アルフィンには「オーガス」「小公女セーラ」などでお馴染みの佐々木るん、
タロスには「ルパン三世」の次元や「妖怪人間ベム」「スペースコブラ」などなど言い出せば切りがない名優、小林清志、
リッキーには「ドラえもん」ののび太や「タイムボカンシリーズ」のほとんどの悪の女リーダー「未来少年コナン」「アルプスの少女ハイジ」などなど、これまた切りがない名優、小原乃梨子、
その他もはや実現不可能な往年の豪華キャストですね。
音楽も素晴らしいです。
演奏はあの東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラサウンド。
などなどなど・・
この作品の特徴を言い出せば泊まりませんね。
ちょっと残念だったのがビクター版には入っていた予告編が無かった事ですかね。
あと、個人的に嬉しかったのが、
このDVDはLD画郭がそのまま採用されている事ですね。
この映画のビデオ化にあたっては、版権を持っていたのがサントラも配給している日本ビクターから出るのがスジだったのですが、諸事情によりビクターはLDを出せずにいたため、版権をバップ(日本テレビ)貸し出してLDのみがバップから出ました。
ちなみにベータ版、VHS版、VHD版はビクターから出ています。
ともあれその版権がまだ生きていたみたいでこのDVDもバップから出たワケですが、嬉しい事にLDで出た時と同じ画郭でDVD化されていたのが良かったです。
その理由は、フルサイズである4:3画面だという事ですね。
この作品は劇場版なのですから、シネスコサイズ版かビスタサイズ版がフルサイズなのでは?と思われる方も多いと思いますが、
往年のフィルム時代のアニメファンであれば多く知られている事なのですが、
当時のアニメはセル画を撮影していました。セル画は当時のフィルムのフルサイズである4:3でしたし、撮影機材も4:3で撮影するように設計されたものがほとんどでした。
ですから、当時のアニメは映画であれテレビであれ、ほとんどの場合4:3で撮影されていたワケです。
ただ、4:3の画郭のままだと劇場では横に狭くなってしまい、端の席の人が見にくくなってしまいますので、劇場のスクリーンに横幅を合わせて合わせて上映し、上下にはみ出した部分は暗幕で隠して横長の画面で上映していたワケです。
でも、どうせビデオ化するならファンとしては劇場で隠れた部分もぜーんぶ見たいですよねー。
ちなみにですが、
BD版でもこの作品は出ているのですが、16:9の画郭で収録されているようですので、ガッカリですねー。
ちなみのちなみにですが、
フィルム時代のビスタサイズ(16:9)の映画って、アニメに限らず結構高い確率で4:3で撮影されていたものが多いんです。
メジャーなアメリカ映画などで、DVD版やBD版とLD版やVHS版などの通常版(ワイド画面ではないもの)を比較してみてください。
ほとんどの場合、LD版やVHS版の画郭の方が上下に広く楽しめますよ。(笑)
「OVA クラッシャージョウ 氷結監獄の罠」
この作品は劇場版から5年後の1988年(昭和63年)の作品です。
当時は、現代のようにひとつの作品が長期間人気を維持するような事がめったにない時代でした。
たとえばテレビアニメが最終回を向かえ3年も経過しようものなら、それはもはや"懐かしの作品"と呼ばれるほどでしたからねー。
しかもこの「クラッシャージョウ」は劇場版のみで、後に続編もテレビアニメ化もされずに5年も経過しているワケですから、
当時の反応とすれば、よほどのファンでもない限り"なんで今さらクラッシャージョウ??"って感じだったと思います。
しかも、今回のビデオ化も数話に分けてのOVA化ではなく、1話完結のいわゆる"一発もの"での登場でしたので、なおさら驚かれた感じですね。
通常であれば、テレビアニメ化などをして、その後も人気が衰えなかった時に番外編として1話だけのOVAを出すというのがパターンですからねー。
映画の時と同様に、またまた赤字覚悟の挑戦的な作品作りです。
ところが・・
そういう姿勢が功を奏したのか、当時のOVAとしては破格の人気を誇りました。
総評はいろいろです。
OVAを一発ものにした事で、数巻購入するのはしんどいけど1巻のみなら何とか。というファンを取り込んだのでは?とか、
劇場版やOVAのみという、ひとつ格上のアニメというイメージをファンに与えたから。だとか、
いろいろ評論されましたが、どーなんでしょうね?
それはさておいて・・
この1988年くらいから、徐々にLDユーザーが増え始めて、気に入った作品はLD版で購入するマニアックな高級志向ファンが増えましたよね。
この「OVA クラッシャージョウ」もLD版で入手した方がけっこう多かった作品でもあります。
物語は、
オーロ星は資源採掘をメインとした惑星である。
ここでは独裁体制がとられており、住民たちは身分制度と過酷な作業に蹂躙されていたのだった。
惑星オーロのエネルギーは人工衛星からのレーザー照射により補完されている。
この星には衛星があり、"デブリ"と呼ばれていた。
なんとも失礼な命名をされてしまっているが実はこのデブリ、衛星全体が監獄の囚人衛星だったのだ。
ここには通常の犯罪者のほか、独裁体制に異議を唱えた政治犯も多く収容されている。
ある日、事故が起った。
エネルギーレーザーを照射する人工衛星と惑星オーロとの間にデブリが並んでしまう、いわゆる食現象の際、デブリが通過するまでの間レーザー照射が一時停止するのだが、
なぜか今回はデブリが通過し切る前にレーザー照射が始まってしまった。
レーザーはデブリを直撃。デブリに甚大な被害が出てしまった。
囚人衛星とはいえ災害を抑えなくてはならない。
そこでクラッシャーに救援要請が出た。
たまたま現場に近い場所にいたジョウたちがデブリ救済の依頼を一任される事に。
しかし、ジョウたちには疑念が拭えなかった。
スパルタとも言える独裁国家が、体制に反対する政治犯が多く収容されている監獄衛星を必死に救済するというのが腑に落ちない。
彼らを葬るための大義名分を得たのだから、すぐに救難要請を発布せず、この機会に乗じて一掃し、後から"手を尽くしたのだが成す術がなかった"などと適当な事を言えばいいはずなのに・・・何故??
どうやら、この惑星には隠された謎がありそうだ。
って感じで進行していきます。
この作品は前作から5年が経過していますが、アニメの本質をちゃんと守っています。
それは、声のメインキャスティングを変更しない事です。
最近のアニメって意外に簡単に変更があったりしますが、こういう事って大事ですよね。
このDVDには特典としてキャラクター設定資料とポスターやレコードジャケット、小説カバーなどのデザイン集が収録されています。
「OVA クラッシャージョウ 最終兵器アッシュ」
この作品はもうすぐ平成時代が訪れる、1989年(昭和64年)に出ました。
これまた"一発もの"の1話完結作品です。
物語は、
バンドーレとカルミナス。この二つの国家は長く戦争状態にあったのだが、指導者が変わった事で近年、停戦する動きが出ていた。
だが両国はあまりにも何世代もの長きにわたり争い続け過ぎたのだ。
両国の民衆たちの心にはかなり大きなわだかまりがまん延し、もはや争いでしか何も成せない考え方が幼少期から刷り込まれてしまっていた。
そこへきての停戦の空気感に、不安を感じる者も多く、政府や軍の中にも反乱分子が混在し、
とても意見が統一するような状態ではなかったのだった。
戦火が最もひどい惑星ダビドフは、そんな争いでしか生きる目的を見出せない者たちの感情をそのまま表現したような星と化していた。
停戦など望まない者たちが反乱を起こし、軍を次々と掌握する事態に・・。
そこで、穏健派の大統領は自国の政府や軍部に頼らない、全く別の秘策を行動に移す。
隔離が必要な病原体の感染を偽装し、国務を一時的にでもストップさせようとする。
そして、この騒乱の事態を収拾させるため、どの国にも属さないクラッシャーに極秘依頼をしたのだった。
しかも、ジョウたちのチームを指名して。
しかし、最終兵器として研究されていた特殊化学兵器"通称アッシュ"が反乱側に奪われた事により事態は複雑化していく。
果たして、この難局をジョウたちはどう乗り切るのか?
こちらは、特典としてメカニック設定資料が収録されています。
「映画 クラッシャージョウ 交響組曲 / 音楽篇」
この作品は、なぜか当初からサウンドトラックとBGM集がほぼ同時に出るという珍しい様式でした。
この「クラッシャージョウ」の場合は、「交響組曲」がオリジナルサウンドトラックで、「音楽篇」がBGM集って感じです。
サントラについて今さら説明するまでもない事かもしれませんが一応補完を・・。
映画音楽を担当した作曲家や演奏者にとって、BGM集というのは実はとても屈辱的なサントラで、正直出してほしくないと思っている演奏家も少なくないんです。
BGM集は、作品の本編の中で実際に流れていた曲をそのまま集めたものですので、サントラ好きの中には務めて集めている人もいますよね。
でも、
音楽を担当した人達からすると、"恥ずかしくてとても聴いていられない"とか"あれはもはや音楽とは呼べない"とさえ言う人もいます。
何故かというと・・、
BGMというのは、音楽担当の意見がほとんど反映されず、シーンや場面に合わせて切ったり、テンポを変えさせられたり、音数を減らされたりと散々な目に遭った曲になっているからなんだそうです。
音楽も意外と雑に録音する事が多く、中にはちゃんとした録音スタジオを使用しない事も多々あるみたいです。
BGMは多くの場合、決まったタイトルや題名も無く、M-1、M-2、S-1、S-2・・って感じで適当に記号を付けて録音します。
ですから、オリジナルサウンドトラックを出す時は、本編の制約にとらわれず完成された音楽として演奏し直したものをアルバムにするワケですね。
そのためか、サウンドトラックを聴いた時にたまに、"あれっ?劇中に聴いた感じと少し違う"と、なんとなく違和感を覚えた経験がある方もいるかと思いますが、
実はそれこそが音楽を担当した皆さんが本来演奏したかった本当のサントラという事なんですよね。
さてさて、
この「映画 クラッシャージョウ」は、なんとあの東京フィルハーモニー交響楽団のフルオーケストラで演奏している贅沢な音楽を使用しています。
ですから、なおさらあの東京フィルがBGM集を出す許可をよく出したなぁー。なんて思いますよね。(笑)
良い機会ですから「交響組曲」と「音楽篇」を聴き比べてみるのもイイかもです。
さらに、この「音楽篇」は、後に出た「クラッシャージョウ スベシャルコレクション」とほぼ同内容の29曲を収録した特別限定版です。
「OVA クラッシャージョウ オリジナルサウンドトラック」
こちらも希少な一枚になってしまいましたね。
この頃はまだまだレコードやカセットテープが主流でCD版を出さない事も多かった時代でした。
そして、これまたこの時代を象徴するのが英語表記。
曲目がほぼ英語。
中には日本語の曲名なのにワザとローマ字表記でアルバムを出す事もあったりして、やたらと英語表記が流行ってましたよねー。
その後だんだんと、"日本人なのに何でもかんでも英語にするのはみっともない"って意見が増えていって、ちゃんとした表記に戻っていった感じでした。
それにしても・・、
この頃のサントラはイイですよねー。
今回のサントラには、映画版の挿入歌や主題歌はもちろん、カルロストシキとオメガトライブが歌うOVA版の主題歌も全てフルサイズで収録されています。
現代のモノってセコいのが多いですよね・・。
主題歌は収録されていないか収録されていてもショートバージョンのみとか・・。
いかにも"主題歌は別売しているから買ってくれ"と言わんばかりですよね・・。
しかも、人気が出ればvol.2、vol.3と出してきたり、あげくには今までコツコツと買い集めてきたのがバカバカしくなるような、主題歌集とかコンプリートサントラとか出してきたり・・。
ビジネスライクというか商業主義というか・・。
個人的には、そもそもアニメに限らず、映画やドラマ、特撮などは芸術作品の部類だと考えます。
芸術系のもの対し、ビジネスとか費用対効果とかって似合わないと思うのですが・・。
・・、と、いう事で
以上、
3点セットのDVD-BOXと、3種類のサントラCDを豪華なフルセットにしてみました。
ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
余談ですが、
個人的には、"DVD"か?"BD"か?と尋ねられたら、自分はDVD派だ!と即答しますね。
DVDもBDもビデオCDの進化系なのでMPEG方式で記録されているのですが、BDには期待していただけにガッカリさせられました。
ビデオCDの画面を少し大きくしてフレーム数を増やしたのがDVDですよね。これによって画面が少しキレイになって動きもスムーズになった事で、ようやくそれまでのアナログ映像に近付いた感じでした。
BDは?というと、テレビ画面がブラウン管から液晶に変わり、さらに大型化した事で、大きな画面に耐えられるクオリティを。という事で、1080HD画面、4K画面、8K画面となった感じです。
つまり、画面が大きくなればMPEG動画ファイルも大きくなるワケで、それで大容量のBDになったみたいな説明でした。
たったそれだけ??と思いましたねー。
新しい映像圧縮技術ができたとか、これまでにない映像記録方式が開発されたワケではなかったみたいで残念でした・・。
ちなみに画面の鮮やかさやクオリティの高さは、単純に映像編集装置の進化によるもので、HD画面だから。4K、8Kだから高鮮彩な。というワケではありませんしね・・。
画像編集についても最近は、"BD画質"とか"HD画質"とかいう感じで、やたらと画面がクッキリ、ハッキリ、シャープになっていたりして、なんだかいろいろやり過ぎ感がありますよねー。
当時の作品のほとんどがフィルムで撮影されています。当時の撮影機材とフィルムで、そんなに高精細な画面が記録できるはずがありませんよね。
特に画面がパンしたりスクロールする場面では、やたらとキレイに画面がスライドして気持ち悪いくらいです。
エンディングテロップなんてほとんどが作り直している感じがしますし・・。
中には昔のフル画面(4:3画面)の画郭の上下をトリミングして、現代のワイド画面に合わせた画面にして出ている作品もあるようです。
生フィルムを見た人がいたら分かると思いますが、そもそもフィルムの画郭が4:3なのですから、シネスコ版のようにスクイーズで横幅を縮めた縦長画面で撮影していない限り、4:3がフル画面なんですよね。
せっかくお小遣いを使ってビデオソフトを入手するのですから、画面の上下を切って4:3を16:9にして"ワイド画面"とかいって出ているようなビデオソフトはあまり欲しくないですよね。やっぱりノートリミングで全て見たいものです!
それに、できれば余計な画像編集とかもせずに、オリジナルに記録されたままをビデオディスク化してほしい。というのがコレクターはもちろん、当時の作品の映画やアニメ、特撮、ドラマなどを楽しみたい人たちの共通の気持ちではないでしょうか?
LDはもちろん、DVDの初期時代のソフトにはそのような加工技術(ごまかし技術)があまり発展していなかったので、ありのままを記録した作品が多く、安心して鑑賞できますよね。
さてさて、余談はこのくらいにしまして、
この商品はいわゆるワンオーナーものです。
商品内容は、
DVDが、外ケース(BOX)、ケース×3、解説書、たすき帯、ディスク×3の9点です。
外ケースの状態は、少し使用感がある感じですね。たすき帯はちょっとくたびれてます。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
解説書の状態は、目立った損傷なども見当たらずキレイな感じだと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。
サントラCDが、
交響組曲が、ケース、解説書(兼表紙)、解説紙(LP版の中紙を6つ折りにしたもの)、背表紙(背帯)、ディスクの5点で、
音楽篇が、ケース、解説書(兼表紙)、背表紙(背帯)、ディスクの4点で、
OVAサントラが、ケース、解説紙(LP版の中紙を4つ折りにしたもの)、ディスクの3点です。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
解説書の状態は、目立った損傷なども見当たらずキレイな感じだと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間以上かかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、配達日の指定や配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。