商品は、F-TOYS(エフトイズ コンフェクト)から2012年に発売された『1/144 WORK SHOP Vol.24 U.S.ATTACKER COLLECTION 攻撃機コレクション』より『03.A-10サンダーボルトⅡ c.アメリカ空軍第66兵器飛行隊』になります。
外箱開封済み。ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
第66兵器飛行隊(66WPS)は、ネバダ州のネリス空軍基地にあるアメリカ空軍兵器学校のA-10サンダーボルトⅡの教育飛行隊です。
エフトイズの模型にしては珍しく、マーベリックミサイルが2発付属します。
◆趣味のA-10サンダーボルトⅡ
戦車は上からの攻撃に弱いという弱点があります。じゃあ飛行機で上から攻撃すれば良いじゃん。という事になるのですが、飛行機は対空機銃で簡単に落ちるとゆー。
そこでドイツは、ヘンシェルHs129という対地攻撃機を開発します。飛行機に装甲を施し、大口径の機関砲や対戦車砲で戦車を上から撃ち抜く攻撃機。
このHs129が東部戦線でソ連の戦車を破壊しまくったので、戦後、アメリカがHs129の後継機とでも呼ぶべき対戦車攻撃機を開発します。それがフェアチャイルド・リパブリック社のA-10サンダーボルトⅡ(なんでⅡかと言うと、初代はP-47サンダーボルトだから)。
第2次世界大戦後、陸軍から分離したアメリカ空軍はジェット戦闘機や戦略爆撃機は持ってましたが、陸軍を支援して敵の戦車を上から破壊する攻撃機は持ってませんでした。
仕方ないので、アメリカ陸軍は海軍に航空攻撃の支援要請をしたり、空軍も海軍の攻撃機を制式採用したりしてました。
また、ソ連が馬鹿みたいに戦車を大量生産してた為(NATO軍の3倍の戦力)、ソ連と戦争が始まると、あっという間にヨーロッパが落とされる恐れが!
この為、かつて数で勝るソ連戦車を撃破しまくったHs129のような装甲攻撃機が必要になったとゆー。
こうした経緯で開発されたのがA-10。低速・低空での運動性能を高く、航続距離を長くするため、ジェット機なのに分厚い直線翼を持ちます。その翼には大量のミサイルや爆弾を吊れる為、対地攻撃力もかなり高くなってます。そして最大の特徴が凄く高い防御力。
コックピットブロックは厚さ3cmのチタン装甲とケブラー材で守られており、57mm砲の直撃を受けても無事。キャノピーも防弾アクリルで、20mm機関砲(戦闘機の機関砲)に耐えます。また油圧系統や燃料系統なども防弾されてます。
双発のエンジンは胴体の側面、主翼の後ろ、水平尾翼の上にあり、排気口を赤外線追尾ミサイルで狙われ難く設計してあります。
機銃掃射を食らっても無事に帰って来たり、片方のエンジンにミサイルを食らっても帰って来たA-10も存在します。
武装は、翼に7tのミサイルや爆弾を搭載する事が可能(第2次世界大戦中の爆撃機並!)で、固定武装として機首に30mmバルカン砲を持ちます。
この30mm機関砲の砲弾は劣化ウラン弾で、射たれると、音速を超えた速度でペットボトルサイズの劣化ウラン弾が飛んで来る為、何にやられたか分からない内にどんな戦車も原型を止めない程、破壊されてしまうとゆー。
A-10は、ベトナム戦争が終わった後の1976年に部隊配備が始まったのですが、1980年代になると、陸軍が対戦車ヘリAH-64アパッチを実戦配備し始めました。AH-64から発射される高性能な対戦車ミサイルも開発されました。
なので空軍が陸軍を支援しなくても良くね? という事になり、危うく退役させられる所だったのですが、1991年に湾岸戦争が起こります。AH-64も活躍する事はしたのですが、砂漠仕様ではなかった為、投入されたAH-64の60%以上が数時間の飛行で故障したとゆー。
A-10も150機ほど湾岸戦争に投入され、装甲車輛などの移動目標の他に、レーダーサイトやミサイルサイトなどを攻撃。大戦果を挙げます。何せ移動目標の撃破数2500(内1000は戦車)、砲兵やミサイル陣地などの地上目標の破壊1000ヶ所とゆー凄まじい数字を残してます。
湾岸戦争後、A-10は改修され、コンピューターを更新し、夜間運用能力を獲得。爆撃システムも装備されます。
しかし、今度はF-16に対地攻撃能力を持たせたタイプが登場し、A-10要らなくね? という話が再発します。2機種使わなくてもF-16だけで良いじゃん。みたいな。
実の所、直線翼で翼も分厚く、飛行中もタイヤが半分剥き出しのA-10は空軍首脳部からするとカッコ悪いので早く退役させたかったのだそうな。何せ技術的には古い機体なので。
ですが、同時多発テロ後の2001年に今度はアフガン紛争が起こります。今度の戦場は高地であり、やっぱり対戦車ヘリが役に立ちません(※ヘリは高い所を飛べないから)。F-16は装甲を持たない為、反撃されてボロボロになって帰って来ました。
この時代になると携帯型の対空ミサイルが敵味方に普及してた為、A-10もエンジンをチタンで装甲したりして、再び投入されます。そして、やはり大活躍。
その後、開発されてから20年以上経つので、今度こそA-10も退役かと思われたのですが、2006年にイラク戦争が起こります。この時、バルカン砲で地上掃射してたF-16のパイロットが地上から射ち返されて死亡します。
やはりA-10が投入され、今回も大戦果を挙げます。
その後、アメリカ空軍・海軍・海兵隊の3軍共通の多目的戦闘機F-35が完成し、今度こそA-10は退役が決まったのですが、IS(イスラム国)との戦いが勃発。
F-35は量産が間に合っておらず、またA-10がトルコに派遣されました。そしてシリアのIS掃討作戦で大活躍した為、A-10の退役は撤回され、改修して更に使う事に。
A-10は、2011年から稼働全機の主翼交換作業に入り、2019年の7月に全173機の主翼交換が完了。これにより耐用年数が10万飛行時間に伸びました。
2025年現在で、162機のA-10が現役ですが、ドナルド・トランプ大統領の軍縮政策のあおりを受けて、2027年までに全機退役が決定しました。
まあ、どこかの戦争でまた大活躍すれば退役は撤回されるんじゃないかな? とは思います。
1/144なので、全長は約12cm弱。
組立は、胴体と主翼を合体させて、垂直尾翼の差し込み、パイロンの取付、ミサイルと増槽の取付、デカールの貼り付け、タイヤの組立です。
部品の差し替えで、タイヤを降ろした状態と、タイヤを格納した状態のどちらかを再現出来ます。
F-toysの模型として珍しく、マーベリックミサイルが2発付属します。主翼のパイロンに吊る事が可能です。
台座付き。
写真の1枚目は、箱と中身全て。
写真の2枚目は、組立見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から。
写真の4枚目は、デカール。
写真の5枚目は、リーフレット。
◆発送に関して。 定形外郵便290円で発送予定です(+210円でネットで荷物追跡可能な特定記録を付けることができます)。
定形外郵便は補償がつかないので、ゆうパックでも発送可能です。
プチプチで包んで、封筒で発送予定。
●ゆうパック(60サイズ)
[長崎県] 820円(長崎県内)
[北海道] 1740円 (北海道)
[ 東北 ] 1740円 (青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島)
[ 関東 ] 1410円 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨)
[ 信越 ] 1410円 (新潟、長野)
[ 北陸 ] 1150円 (富山、石川、福井)
[ 東海 ] 1150円 (静岡、愛知、岐阜、三重)
[ 近畿 ] 990円 (滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
[ 中国 ] 880円 (鳥取、岡山、島根、広島、山口)
[ 四国 ] 990円 (香川、徳島、愛媛、高知)
[ 九州 ] 880円 (福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
[ 沖縄 ] 1100円 (沖縄)
・ゆうパックは補償が付きます。
・時間帯指定出来ます。
・荷物追跡可能です。
■の仕様変更で取引ナビに電話番号が表示されなくなったので、ゆうパックをご希望の際はメッセージ欄に電話番号を書き込んでください。
ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルなのはオークションのお約束~♪
他にも色々出品してますので、同梱するとバラバラに送るよりも送料がお得になります(私も発送作業が楽だし! 取り置きも可)
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