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陰陽五行思想からみた
日本の祭
伊勢神宮祭祀・大嘗祭を中心として


古本

著者 吉野裕子   
発行所 弘文堂  
発行日 昭和53年6月30日  初版  画像6
発売時の定価 4,600円 税別
大きさ 約160x214x27ミリ  
重さ 約650グラム  
本文ページ数 372ページ  


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 本の状態など  参考画像
・約47年前の古本です。 画像1~10
・天地小口に黄焼けはありません。天にシミ点状の汚れが一つあります。 画像1,2
・本文には焼けがありません。 画像4〜6
・函は全体に濃くはありませんが黄焼けしています。表小口側上部に剥離傷があります。 画像1,10
・見返し遊び紙には焼けがありません。 画像9
・読まれた形跡の無い本で、一般商品なら、未開封未使用品と記載したいところですが、本なので未使用=未読であることの証明が出来ません。又未読であっても半世紀近く前の本ですので古本となります。 画像1~10


書籍の内容 (目次・まえがき・序など)
  目次
 
序説
一 陰陽五行と天武朝:
  1 天武天皇と伊勢神宮
二 日本の祭の原理としての陰陽五行
三「子」の把握
  1遷都について 2 こもりと、みごもり
第一章 陰陽五行と古代日本・・・画像5
第一節 日本古代信仰
一 はじめに
二 「クラ」と「カマ」
三 穴の重視
四 天地人各像の捉え方
五 古代日本人における神=蛇
六 神迎えにおけるこもり
七 中央の「穴」
八 古代日本人が描く世界像(世界像その一) 東中西の三極-
九 東西軸上にある神界と人間界・・・画像6
十 国土の中に持ち込まれる神界と人間界 (世界像その二)
十一 現世と幽世を分つ出雲
十二 政治的中央都
十三 村と家
十四 古代日本人の画く現世生活像 中今
十五 おわりに........
第二節 陰陽五行思想の概要
一 陰陽五行思想の渡来
二 太一陰陽五行思想
1北極星(太一)と北斗七星 2 中国宇宙生成論
三 陰陽二元
1 九星 2 九星と八卦 3 九星象意
四 五行
1循環の原理 2 四立と土用 3 五行の相生と相勝 (剋) 4 十千 5 五行配当図 6五 星
五 十二支
1 木星と太歳と十二支 2月の十二支 3日時刻の十二支 4 方位と十二支 5 十二支象意 6 十干象意
六 三合の理
七 『易』概要 
1 『易』の作者 2 『易』の組織 3先天後天易 4 大成と小成の卦(六十四卦の成立) 5 子午軸 6 一年十二ヶ月各卦配
八 おわりに
以下省略中項目略

 右上へ
第二章 陰陽五行と伊勢神宮の祭および大嘗祭
中項目略
第三章 陰陽五行と諸社寺神事および沖縄の祭
中項目略 。海神祭の概要
第四章 陰陽五行と日本歳時習俗
第一節 陰陽五行と迎春呪術
一 古代中国人の四季推移に対する意識
二 犬の磔
三 蟹の串刺
四 犬の磔と蟹の串刺の比較
1 時の一致 2場所の一致 3方法の一致 4中国古典における蟹 5 迎春呪術としての一致
五 日本における迎春呪術の種々相
1迎春呪術間接法 2迎春呪術直接法 3 「日本における迎春呪術種々相」のまとめ
六むすび.
第二節 陰陽五行と風祭呪術
一 風祭呪術資料
二 諏訪の風祭と風祝(資料1の考察)
三 風祭呪術の特殊性(資料1、2,3の考察)
1五行における風 2「木」即「風」「風」即「蛇」 3風祝の本質 4蛇神諏訪明神の依代としての風祝 5風と諏訪と正中
四 風封じ(資料4日の考察)
1天武朝における竜田風神および広瀬大忌神祭祀表 2持統朝における竜田風神および広瀬大忌神祭祀表 3四月七月風祭の意味 4風神折伏 5 朝廷祭祀と民間呪術の一致
五 風送り
1 資料6、7,8の考察 2 風の三郎 3 資料9の考察
第三節 十二山神考
一 山の神=「猪」
1倭建命伝承と山の神 2 陰陽五行と「猪」
二 歳時習俗におけるイノカミ
第三節 十二山神考
一 山の神=「猪」
1倭建命伝承と山の神 2 陰陽五行と「猫」
二 歳時習俗におけるイノカミ
1亥子神における共通点
三 山の神
四 田の神:
五 サノボリ
六 作神としての亥子神山の神田の神
七 作神輪廻の原理
八 十二山の神
第四節 亥子突き考
一 はじめに 
二 「亥子突き」 資料
三 亥子突きの特質
四 亥子突きの実相
五 亥子突きの考察
結語
本書所収論考初出発表誌書目一覧表

帯より
古代日本人はそれまでの宇宙観や神観念の中に陰陽五行思想を採り 入れることによって、豊かな信仰の体系を築きあげた。 本書は、中国から伝来したこの純粋理論ともいうべき思想が、伊勢神宮の祭祀や大嘗祭さらには諏訪神社の祭などの秘密を解く鍵であることを明らかにし、一つ一つその謎を明らかにして行く。 従来の民俗学の発想を大胆に乗り超える独創の書。
苑 弘文堂刊

神々と村落 萩原龍夫
陰陽五行思想からみた日本の祭 吉野裕子
祖先祭祀の研究 田中久夫
近世宮座の成立 鳥越憲三郎
関東古代寺院の研究 鶴岡静夫
江戸市中形成史の研究 水江漣子
歴史研究と民俗学 和歌森太郎
日本文化史学への提言 和歌森太郎編
古代中世の社会と民俗文化
近世封建支配と民衆社会
明治国家の展開と民衆生活
和歌森太郎先生還暦記念

     
  本書は題名によって明らかなように、中国古代哲学、即ち陰陽五行思想が日本の祭に与えた影響の考察である。祭のみならず日本の歳時習俗もまた広汎囲に亘ってその影響下にあるが、それも併せて考察の対象としている。
  日本の祭の代表は何といっても「伊勢神宮祭祀」と「践祚大嘗祭」である。この二つの祭については共に先学諸家 によって精密な研究がなされてはいるが、それにもかかわらず、これらの祭は今もなお多くの謎につつまれている。その原因は恐らく日本の祭はその重大な点が悉く秘儀であり、口伝とされていたところにあろう。
  しかしその祭式祭時日祭屋構造諸伝承特異な不文律、など解明の手がかりとすべきものもまた多く残されているのである。これらの資料が十分に生かされず謎が多いという事実は、従来の研究方法に何か重大な視点の欠落があったことを疑わせる。その欠けている視点が陰陽五行思想ではなかろうか。前記の諸々の手がかりを克明に追って行くと陰陽五行思想につき当るからである。
  陰陽五行説は卜占と深く結びついているため、従来は迷信として却けられ、これが問題の推理方法として用いられることは皆無に等しかった。 陰陽五行思想はその中に矛盾とみえるものはありながら、しかも尚、純粋な理論によって堅固に組み立てられている法則である。日本の祭民俗の多くがこの理によって動かされていると仮定して、これを推理の手段としてみると、問題の要処にこの理は明確に当てはまる。それは繰返しいうように陰陽五行思想が純粋 理論だからである。
  本書の構成は全体を四章に分ち、第一章は陰陽五行導入前の日本古代信仰、並びに陰陽五行思想の概略をのべ、また第二章への導入部として日本神話 説話制度等における陰陽五行の種々相を叙述した。 第二章は本書の中核をなすものであって、伊勢神宮の六祀(『大神宮式』登載の伊勢神宮における六つの重大な祭)及び践祚大嘗祭と、陰陽五行との関係の考察である。 第三章は陰陽五行と諏訪神社との関わり、及び北辰を祀ると推測される古社寺の祭を考察し、沖縄の祭も陰陽五行との関連において検討した。第四章は日本歳時習俗の底に潜む原理の一つを陰陽五行として捉え、それによって各習俗解明を試みた。
  以上が本書の概要であるが、その成立、及び刊行の経緯は次の通りである。
  例年、伊勢神宮別宮伊雑宮御田植神事には、「太一」と墨書された大が神田の畔に立てられる。この事実を基に、諸資料の検討の結果も加えて「伊勢神宮」が成稿した。 この論考のテーマは、
  「伊勢神宮内宮の天照大神には北極星の神霊化である中国の宇宙神太一が、同様に外宮の豊受大神には太一と相即不離の関係にある北斗七星が、それぞれ秘神として習合されている。」
というものであるが、この論旨は東京教育大学の直江廣治教授、一橋大学の長島信弘助教授によって「太一と天照大 神の習合に関わる創見」として評価せられ、この論考は『民族学研究』3巻3号(昭和49年12月刊)に掲載された。以後、後続の「伊勢神宮考」二篇も引つづき同誌の4巻1号(昭和50年6月刊)、4巻1号(昭和5年6月刊)、に収められ たが、これら一連の「伊勢神宮考」を中心に、大嘗祭、諏訪神社をはじめ諸社の祭歳時習俗の考察を加え、また既 刊の著や、各誌に随時発表した論考を取まとめて『陰陽五行思想からみた日本の祭』 とし、昭和5年9月、東京教育 大学へ学位請求論文として提出、同5年3月、文学博士の学位を取得した。 右のようなわけで、巻末に付した結語の 日付、昭和51年8月が本書成立の日時である。
  諸般の事情により刊行が遅延したが、此度、弘文堂より同じ表題の下に、この論文が上梓の運びに至った。私にとってこれは何ものにも替え難いよろこびであるが、それと同時に、世の多くの方々のご正もまた仰がねばならないと思うのである。
  かえりみれば昭和4年、独学で民俗学に志してから十年の歳月を経た。その間、前伊勢神宮禰宜桜井勝之進先生、八劔宮宮司宮坂清通先生、静嘉堂文庫館長米山寅太郎先生をはじめ、斯界の諸先生、先輩方、また未知の方々からさえ多くのご好誼を得、身に余る学恩に浴させて頂いた。取分け、終始、私の考え方を支持激励して下さったのは先にも触れさせて頂いた直江廣治先生、また学習院の先輩としてこの研究を当初から一日も早くまとめるようお励まし頂いたのは、御家流香道御宗家、三条西公正博士である。多くの幸運に恵まれたとはいえ、独りで自身の道を切り拓くのはの中を行くにひとしい。この両先生がおられなかったら初志を貫き得たろうか。両先生は私にとって文字通り恩人である。今ここに改めてお世話になったすべての方々に心からあつく御礼申上げる。
  おわりに弘文堂の重松英樹編集部長をはじめ、複雑多岐にわたる原稿調整、割付校正に当られた編集の浦辻雄次郎、田中史の各氏のご好意とそのご労苦に対し深謝の意を表し御礼申上げる。
      昭和五十三年五月   吉野裕子


  
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・大手Aの一部の悪徳業者(個人)が、弊方の画像とタイトルをパクり出品しまくっています。一冊出品に、画像7枚をパクります。その出品数は数十、もしかすると数百に達するかもしれません。7枚画像x100冊なら=700枚と言う膨大なパクリです。
・画像に、出品者IDの透かしを入れましたが、お構いなしにパクリまくります。グループと思われるいろいろな社名でパクリ、出品しまっくています。11月25日以降の出品画像には、に出品された画像であることを証明するためyahoo_auctionと出品者IDと合わせた透かしロゴに変更しました。(グループ会社ではなく、1社で複数の出品IDを持っている感じです。
このようなことが頻繁におこるので、カラクリを推測して見ました。(多数の出品者の画像が同様に狙われての出品物がAで無断で多数出品されています。無在庫販売転売屋の事です。)
・対象商品は、3000円から5000円位の珍しい本がターゲットです。パクった画像を使い12800円から数万円の価格で出品されています。1万円ぐらい儲けるわけです。落札して在庫にしてからそれを幾らで売っても良いとは思いますが(転売屋を嫌う出品者も実は多い)これらの業者は買い手がついてから落札に走るわけです。これがいわゆる無在庫販売です。それも確実に手に入るとは限らない無在庫販売です。パクられた画像で、既に落札済は幾つもあるのでこれらの落札済みの商品をこれらの業者が入手することは限りなく出来ないのです。
・弊方の3000円前後の本のタイトルをコピペして大手Aの※検索窓で確認下さい。のトップページを筆頭にパクった画像7枚を確認できます。に出品した同じ透かしある画像と枠組みに入れた画像を確認できるはずです。
・さて、大手Aでで私の出品中の本を購入したらどうするのでしょうか?この大手Aの出品者の評価を見ると、商品が無いので、購入者へキャンセルを強要しているコメントがいくつもあります。知恵袋を検索すると、購入者が現れてから初めて手配に動くので、既に落札されていたり、他の入札と張りあわなければならない(且つ、落札まで最大7日必要)ので商品を確保する確率が非常に低いのです。その為グループ会社でも販売しているのでタイミングに依っては販売済になります、と注意書きを入れています(悪智慧)。入札の張り合いの無いMがよく狙われていたらしいのですが、適度の商品が少ないらしくからも調達するようになったのだと思われます。即決設定商品は特に狙われやすい。
・売れたら、商品を調達する、無在庫販売です。では原則禁止行為ですが大手Aは可能なのでしょうね?
・大手Aのサイトにも,違反の通報システムがあります。弊方ひとりで通報していても効果が薄いのです。
2024年11月現在(※アマゾンに地道に削除依頼をしていますので少なくはなっていくかも知れません)
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