
コロンとしたマロンカットのようでもあり、厚みのある扇形のようでもある変わった形のアンティークサフィレットにアールデコ調のキャップを付け、アール・デコのクロスデザインのパーツに繋げてドロップイヤリングに仕立てました。
サフィレットは英国ヴィクトリアンのペンダントからのパーツ取りで、大きさもあるのでかなり映えますし、時代の異なるパーツの組み合わせですが美しく調和したデザインに仕上がっていると思います。
色は全体的に淡めの色合い(サフィリーンのような薄さではない)ですがグリーン味はなく、透明感や輝きは非常に良いものです。
ただし画像は濃く写っていますのでご注意下さい。
こちらは森林ガラス系の蛍光サフィレットで、蛍光ガラスとしてもかなり大きめの部類に入ります。
光り方は淡いウランガラス様に見える時もあります。
状態は良く、ところどころ針先程度の傷はありますが、ほぼ無傷の素晴らしい状態です。
キャップは粒金デザイン風、イヤリングのマルカジットが埋め込まれているデザインと似ているため別時代の製品ですがデザイン的に調和しています。状態は悪くありませんが、ヴィンテージのデッドストックでやや傷あり。
つなぎのシルバーパーツは英ヴィクトリア時代のブローチの落下防止クリップの一部で傷あり。アンティークなので銀の品位はスターリングシルバーより低いと思われますが色味は合っています。
イヤリングはアール・デコのドイツ製スターリングシルバーです。色は他のパーツとマッチしており、磨いておりませんので古美色で良い風合いが出ています。アンサイン物ですが恐らくテオドール・ファーナーという1800年代創業のドイツのメーカー品と思われ、別のパーツ部分にSTERLINGとGERMANYの刻印があったものです。キリスト教で父と子と聖霊の三位一体を表すシャムロック=三つ葉とバーを組み合わせて十字架に見せるデザインに、恐らく接着でマルカジットが埋め込まれており、欠損はありません。柔らかい銀製ですので小傷はありますが状態は良いです。
サフィレットのルースは概ね縦15mm×横14mm×厚さ8mmです。
お取引に当たっては必ず自己紹介をご覧頂き、何かありましたらご質問下さい。
(2025年 7月 13日 7時 22分 追加)キャップは銀メッキです。