LTU国際航空は、ドイツ・デュッセルドルフに拠点を置く航空会社で、中長距離とチャーター便の運航を行っていましたが、2009年にエア・ベルリンに買収され、そのエア・ベルリンも2017年に倒産してしまいました。 SE 210カラベルは、フランスのシュド・エストが開発製造した西側諸国初の短中距離路線向けジェット旅客機で、斬新なリアエンジン形式と十字尾翼を先駆けて実用化し、多くの追従者を生んだだけでなく、ジェット旅客機として初めて商業的成功を収めました。応力分散とフェイルセーフ思想が盛り込まれ、「おむすび」に例えられた角を丸めた三角形の客室窓は外観上の大きな特徴です。