国内未販売のリールで、アジ・サバ・イカなどの生餌を使った、泳がせ(飲ませ)釣りによる大物をメインターゲットにしたリール
です。
オーストラリアで12000番と8000番を持っていて、日本用にも8000番を購入したのですが、気が変わって6000番に変更したので、本機8000番を売ることにしました。
スピニングを使った泳がせ釣りでは、竿をもったままベールを開けた状態でラインを送り出し、生餌を目的の場所に誘導します。投げ直すと生餌が弱ってしまうほか、せっかく沖まで泳がせていても最初からやり直すことになるので、長時間同じ体勢と集中を維持する必要があります。
両軸リールはフリーにしてもラインの送り出しには一定の抵抗が掛かるので置き竿にできますが、普通のスピニングでは、ベールを開けたまま放置すると無制限にラインが出てしまうので、ベールを閉じてドラグを完全に緩めた状態にして、魚がかかるとドラグを締め直す、というのが標準的な対応のようです。 しかしそれでは締めるのが間に合わず、ブリはともかくもヒラマサなどは潜られて根掛りしてすぐ終わりです。
これに対応したのがベイトランナー機能です。 後ろのレバーを上げるとスプールが空回りしますが、完全な空回りではなく、大型の生餌の暴走を止めるため後部のダイヤルを締めてブレーキを掛けることができます。 そしてハンドルを少しでも回せばレバーが自動的に落ちて普通のスピニングと同様にメインのドラグが効きはじめます。 したがって置き竿でも無制限なラインの送り出しや生餌の暴走を止められ、さらに動きを止めていないので、食われたときに食いついた魚が異常を察して吐き出されることがありません。また、メインのドラグを緩める必要がないので前もって適切な値に設定しておくことができます。
すでにイカ用に同様の機能をもったリールがありますし、鯉釣り用などと誤解されることもありますが、製品名のサナスがマグロ属の学名であるように、海釣りの大物用です。海外で人気のベイトランナー機能をもった製品が国内で販売されていないのは、泳がせ釣りの需要がないからもしれませんが、詳しい理由はわかりません。
シマノ自慢のHAGANEギアを使っているので壊れたことはなく、20kgくらいの魚までは難なく戦えますが、それを越えた魚を狙うときはステラSWの30000を使っています。
ギア比は4.8と高くはありませんのでルアーには適していませんが、ci4+で550gとそれほど重くはないため、使えないわけではありません。
お恥ずかしながら、へぼ釣り師の私が同じ8000番を使ってスマやハガツオを釣っているのをYouTubeに上げているので参考まで。但し出品は写っているものではなく、別の新品です。
送料はこちら負担とします。
質問があったらなんでも訊いてください。
(2025年 6月 8日 16時 04分 追加)この動画で使い方を説明しています。
https://www.youtube.com/watch?v=sAVxP8TSuC4