
■Title通りの本です。英国の食通兼Journalist一家に依る日本の食の探訪記。帯文が其の全容を端的に示して居ます。
■今や汎ゆる情報媒体を通じて「日本の食の素晴らしさ」が外国人にバレて仕舞い、美味求心で訪日外国人のRepeat率も鰻登り。まさか斯んな所にまで訪れるのかと、私が平素食べてる町中華のカウンターで、叉焼雲呑麺を啜ってる横に欧米系外国人がどっかと座り、豪快なズルズル音も容易に出せずで当方萎縮する始末。控え目にズルズル音を出せば私の横顔を???で覗き込まれるので困惑して仕舞います。開き直って「正しいラーメン」の食べ方を伝授しようと意を決したら、何と其の外国人、焼き餃子2枚と生ビールを御注文。当てが外れました。何だ中々通じゃん!。(笑)
■扨、該書は写真②の通り装幀が良いので新刊書店で衝動買いした次第。装幀を具に御覧に為ってみて下さい。葛飾北斎の神奈川沖浪裏・道頓堀たこ焼き「くくる」の立体看板・味噌樽・忍者・通天閣・東京タワー・札幌時計台・横綱・日高昆布等々、中々Good!ですね。
■該書は外国人には日本の食が「どんな眼で視られたか」ハラハラドキドキで、一気読みが出来て仕舞います。面白いので是非読んでみて下さい。
●写真③に有る様に、購入時に通称坊主(売上注文カード)が付いたまんまに為ってました。別段万引きした訳では有りません。(笑)
●瑕疵毀損有りません。綺麗に読み保管してました。
●全278頁。書き込みしてません。
●古物に殊更神経過敏な方には不向きです。回避為さるのが賢明かと思われます。爾後のClaim御容赦下さい。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。
(2025年 7月 29日 6時 56分 追加)
■写真⑧に串カツが出て来ますが、私の串カツ初体験は、任意に飛び込んだ大阪新世界の八重勝さんでして、今から37年前に為りますね。
『お客さん二度浸けは禁止ですよぉ〜。
ソース足らんかったらな、其処にある
キャベツの葉っぱでソース掬って掛け
て下さいよ、頼んます』
で、初めて串カツの食し方・作法を学びました。(笑)因みに大阪の地元の方は普段串カツは余り食せず、専ら大阪に訪れた旅行者が主に頬張るんだとか…。
■其れと似た話で、横濱の人間は町中華で湯麺(タンメン)は注文する事が有っても、生碼麺(サンマーメン)の方は余り注文しないですね。能くある話、他県からの旅行者が壁に貼られた縦書きメニュー視て、
『済みませ〜ん、サンマーメンを
二つお願いしま〜す!』
と注文した処が、着丼したのが秋刀魚なぞどこにも載ってない事から、
『あの〜、是さっき注文したのと
違うんですけど…』と懸念顔。
『京都の鰊蕎麦みたいに、魚が麺
の上に載って居るのと違うんです
か?。秋刀魚が載ってるから珍し
いなと思って注文したんですけと』
店のオバサン、生碼麺の写真メニュー見せて、
「秋刀魚なんか載らないです。是
が生碼麺…」
なので私が態々Followする事に為りました。まあ仕方無いですね。私も京都の衣笠丼を知らなかったですから…。注文してみて初めて何たるかが解りました。(笑)
(2025年 8月 4日 8時 47分 追加)
■上記衣笠丼の件は舌足らずでした。私のImageではあの高級食材の気品ある「衣笠茸」でも載ってるのかなと値段も見ずに早とちり、結局は油揚げと九条葱の玉子綴じが御飯に載るStyle。まあ油揚げや雁擬きは私の好物なので、お味はVeryGood!でした。