
ファン必携の貴重な資料集。1990年に亡くなった池波正太郎の没後15年記念総特集、〈文芸別冊〉 「池波正太郎」です。河出書房新社刊、KAWADE夢ムック。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 『鬼平犯科帳』、『藤枝梅安』、『剣客商売』の三大時代小説シリーズなどを中心に、池波正太郎の魅力を分析。単行本・大成未収録コレクション、植草甚一、荻昌弘、常盤新平らと池波正太郎との対談などを収録。そのほかに、澤田ふじ子、藤沢周平らのエッセイ、逢坂剛のインタビューなども掲載。
◇《カラー口絵》 池波正太郎記念文庫紀行 撮影:清水啓二
◇《エッセイ》
・澤田ふじ子 亡師一景
・山本一力 わが身の果報を想う
・立川談四楼 試写室の痛恨事
・藤沢周平 池波さんの新しさ
◇《特別インタヴュー》 逢坂剛
池波正太郎小説作法; いかにも江戸だなとは感じさせない
◇《特別対談》 茂出木雅章(たいめいけん主人)/近藤文夫(てんぷら近藤主人)
食べ物を通じて先生が教えてくれた大切なこと
◇《3大シリーズを読む》
・里中哲彦 〈鬼平犯科帳〉を読む そして、やはり、怖いお人の生活の細部
・縄田一男 〈剣客商売〉を読む 池波正太郎に見る無常の“春秋“
・西尾忠久 〈仕掛人・藤枝梅安〉を読む 名所図会からみる藤枝梅安
◎【池波正太郎 単行本・大成 未収録コレクション】
〇《詩・エッセイ・怪談》 池波正太郎
・雨景色
・八年ぶりの木曾路
・仕掛人・梅安の故郷
・廊下のむこうから足音が・・・
〇《懐郷インタヴュー》 池波正太郎 江戸・東京の思い出(聞き手;加賀山弘)
〇《小説対談》 池波正太郎/植草甚一 小説仕掛人" 池波正太郎の魅力を分析する
〇《料理対談》 池波正太郎/荻昌弘 おせち料理を作れぬ女どもへ
〇《戦国談義》 池波正太郎 前田利家
〇《英雄裁判》 池波正太郎(裁判官)/会田雄次(検事)/福田善之(弁護人)
大石良雄と赤穂浪士
池波正太郎 「鼎談を終って」
〇《幕末維新対談》 池波正太郎/常盤新平 巨人・西郷と豪傑・桐野
〇《海外映画の19年間》 池波正太郎 私の選んだベスト・テン 作品とその選出理由
〇《インタヴュー もっとも近くにいた人》 鶴松房治 町っ子の、男のリズム
◇《池波正太郎を読む》
・重金敦之 『真田太平記』を読む 傑作「講談文学」の表と裏
・清原康正 戦国小説を読む 「人間の熱き血を忘れきっていない」忍者群像
・末國善己 江戸時代小説を読む さまざまな男、そして女の生き様
・木内昇 幕末小説を読む 張見世の格子向こうの情景に
・筒井ガンコ堂 紀行を読む 池波正太郎の「旅」
◇《聞き書き》 池波正太郎
男の人生、女の人生 梅安を語る(構成;佐藤雄介)
◇《剣客商売対談》 藤田まこと/さいとう・たかを ぼくたちの「秋山小兵衛」
◇《江戸散策対談》 中 一弥/北原亞以子 「池波ワールド」 江戸を歩く
◇《図版構成》 信州上田から武州寄居への旅 池波正太郎ゆかりの場所を訪ねて
◇《資料》 池波正太郎文庫; 長編小説館/3大シリーズ館/短編小説館/エッセイ館
◇小島香 池波正太郎小伝
◇池波正太郎略年譜
★池波正太郎は1923年、東京・浅草生まれ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。1943年に召集され、横須賀等での軍務を経て鳥取・米子で終戦を迎えるが、この時期から余暇に俳句や短歌を作ることに熱中した。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所での勤務を続けながら、長谷川伸の門下に入り新国劇の脚本を書いて演出の腕も磨く。新国劇との関係を深めながら1954年、「厨房にて」などの小説を発表。1956年の「恩田木工(真田騒動)」が直木賞候補となり、1960年に「錯乱」で同賞受賞。その後、歴史小説や江戸の市井に題材を採った時代小説作品を数多く手掛ける。1967年の「浅草御厩河岸」(後の代表作「鬼平犯科帳」の第一作)が読者から高い評価を受け連載開始となる。1977年、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」を中心とした作家活動によって吉川英治文学賞。1988年には「大衆文学の真髄である新しいヒーローを創出し、現代の男の生き方を時代小説の中に活写、読者の圧倒的支持を得た」として菊池寛賞受賞。小説、エッセイ多数。美食家・映画評論家としても著名。1990年、3大シリーズが人気絶頂のさなか、急性白血病で逝去(享年67)。
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