アメリカ盤 United Artists Records UAS-6730 1969年リリースのほぼプログレといっても良いバンドです。キイボード奏者でほとんどの曲を作曲しているマーク・マンゴールドさんは、この後アメリカン・ティアーズを結成して3枚のアルバムを残しますが、音楽性は全然異なります。ヴァルハラでのキイボード、とくにハモンド・オルガンの音色と演奏は暖かいです。そして、全体から叙情性を感じます。アメリカン・ティアーズでの演奏はテクニカル至上主義になっています。タッチとか、ドライヴ・シー・セッドとかやってますが、このキイボード奏者さんの最高傑作はこのヴァルハラだと思います(アラン・ホールズワースさんの最高傑作はイギンボトムだ、といってるようなものでしょうか)。