1. 起源と歴史的背景
この図像は、17世紀以前に成立したとされる魔術書**『ソロモンの鍵』の中で、「火星」**の惑星に対応する一連の護符（ペンタクル）の一部として記述されています。古代の魔術や秘教においては、太陽系の各惑星が特定の力やエネルギーを司ると考えられており、火星はローマ神話の戦いの神マルス（Mars）に対応し、戦い、勇気、攻撃、そして防御のエネルギーを象徴します。
2. 核心的な意味合い：「勝利と論破」
第四のペンタクルに与えられた最も主要な意味は、**「勝利」と「正当性の証明」**です。
勝利の護符: このペンタクルは、戦争、争い、論争、あるいはあらゆる種類の戦いにおいて、身につける者に疑いなく勝利をもたらすとされる護符です。物理的な戦闘だけでなく、法的な論争や意見の対立など、内面および外面の葛藤に打ち勝つ力を与えると信じられてきました。
力の源泉: 記されているヘブライ語の神名や聖句が、この護符の力の源泉とされています。
3. この円形の護符の図像は、神聖な名前や聖句によって構成されています。
中心の十字架には、偉大な神名**「AGLA」**が刻まれています。これは「Atah Gibor Le-olam Adonai（あなたは永遠に力ある主である）」というヘブライ語の頭文字をとったもので、神の無限の力を象徴します。
十字架の横線には神の聖なる名「IHVH（エホバ、ヤハウェ）」の文字が、縦線には「EL（神）」が配置され、宇宙的な力を呼び起こしています。
外周には詩篇110篇5節の聖句が記されています。「主はあなたの右の手におられ、憤りの日には、王たちを打ち砕かれます。」（The Lord at thy right hand shall wound even Kings in the day of His Wrath.)というこの句は、敵対する者への断固たる勝利と神による守護の力を強調しています。
火星のエネルギーと神の神聖な力を結びつけ、どんな逆境や対立においても、着用者に強さ、自信、そして最終的な勝利をもたらすことを目的とした、魔術的・秘教的なタリスマン（お守り）としての深い伝統と歴史を持っています。
ブラックコード付。（T:2.5cm）ピューター製。
新品、未使用
AFOUKS3
Fantasia／ファンタジア／カタカムナ
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