21×9㎝
【題箋】なし
【構成】
・五文字+五文字の漢詩と・一首の和歌
このセットで形成された折り本である。漢詩の典拠は不明。
漢詩は半丁、和歌は1丁、併せて1.5丁で記されている。
数えてみると、28丁半(墨付け。末尾は白紙)。つまり、10折れの最初と最後の半丁分を、表紙裏、裏表紙裏として利用していることになる。
丁数を頁に直してみると、57頁。それを3で割ると「漢字+和歌」19セット記されていることになる。
【内容】仮に通し番号を付けた。和歌には「出典」は記されていない。便宜上、ネットで調査した結果を記した。ただし、02以降の和歌はヒットしなかったので、検索を断念した。因みに「■」は読解できない文字、「?」は確信が持てない文字を示す。
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01 風軽水初緑 春暖花更新 1丁表
古今和歌集 巻一 寛平の御時きさいの宮の歌合せのうた 源当純
12 谷風に とくる氷の ひまごとに うち出づる浪や 春の初花
02 空雪梅中至? 春風柳上帰 2丁裏
咲く梅もかたえはかりを春にあふ こゝろのはなは雪も残らす 典拠不詳
03 花對池中影 松揺風裡聲 4丁表
さく影の水にさなから映る移れるは 萬の姿のいけにそ有ける 典拠不詳
04 鳥弄花間曲 人弾竹?裏琴 5丁裏
花といはゝけに色も香も櫻かえを やとゝさためて鶯の鳴く
05 竹深留客敷 荷靜納涼時 7丁表
夏の日はかたふく池の蓮葉に 夕浪こゆる風そ涼しき
06 明月松間照清 泉石上流 8丁裏
山かせにしくるゝ松をもる月は 雲まにいつる影かとそ見る
07 竹開霜後翆 梅勤?雪前香 10丁表
呉竹のさやくさ枝の冬の霜 や千代ふりても色はかわらす
08 江山如有待 花柳自無私 11丁裏
みたれあふ緑も花のかたはらの 深山木ならぬ青柳のいと
09 山色四時碧 湖光一望清 13丁表
雲霧のおさまる秋のあさなきに なを山遠し志賀のうら波
10 山晩雲和雪 汀寒月映霜 14丁裏
しら雲のおりゐる山とみえつるは ふりつむ雪の消ぬなりけり
~注
11番から漢字「十七文字+十七文字」になる~
11 花■喜氣?皆知笑 鳥識歓心亦鮮歌 16丁表
君か代にあへるを誰もうれしきを はなはいろにも出にける哉
12 一花一竹如有意 不語不笑能留人 18丁裏
月待とくるゝ木陰にまとゐして 花におもわぬやとのかへるさ
~18丁表・丁裏で散らし書きになっている 読み順に注意~
13 瑞氣?朝浮?五雲 閣祥光夜吐萬 年枝 9丁表
動きなき御代のためしと山まつの えたをならさぬ春のはつ風
14 雲晴古木月初上 雪満閑庭露未歸 20丁裏
とへかしな跡もいとはてまたれけり また空はれぬ庭のしら雪
15 百丈自天天無?瀑布 五雲桂接蓬莱 22丁表
いくせともしられぬものはしら雲の うへより落る布引の滝
16 江清樓閣注流見 日落帆■萬里廻 23丁裏
なかめよとおもはてしもや帰らん 月まつ波の蜑の釣舟
17 白露垂珠滴明月 錦雲映水揺高城 25丁表
影もなをやどるをみれはさやかにて 月に知張りをむすふ露哉
18 千門過雁來秋色 萬里銜杯對月明 26丁裏
月影のふくる雲井に青つれて 一つら過る秋のかりかね
~27丁表・丁裏で散らし書きになっている 読み順に注意~
19 花經不曾縁客掃 蓬門今始為君開 28丁表
わけゆけはおとろか下もおのつから 花に道ある春日水?わゝ原
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【刊期等】不明。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。
※なお、落札頂いた商品は、郵送を基本としておりますので、土・日、休日・祝日の発送は致しておりません。あらかじめご承知おき下さい。