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長嶋監督20発の往復ビンタ 西本聖 長嶋茂雄 江川卓 巨人軍 ジャイアンツ

一九七五年、西本聖のプロ野球人生は、長嶋巨人の誕生とともにスタートした。
ドラフト外で入団したものの「誰にも負けたくない」という意地と、人一倍のトレーニングで一軍にのし上がった彼は、同期入団の定岡、一九七八年入団の江川などの好敵手にも恵まれ、巨人のエースを張る男になった。
長嶋選手に憧れ、長嶋監督に殴られ、長嶋茂雄に男にしてもらった著者の、二〇年にも及ぶ現役生活のすべてがここにある。

第１章　長嶋茂雄との出会い
第２章　入団、そして一軍へ
第３章　鬼監督の“往復ビンタ”
第４章　長嶋が去った巨人
第５章　師としての長嶋茂雄
ビビるな金玉つけてんだろう！
根性のないピッチングしやがって！
命まで取られるわけじゃねえだろ！！
怒鳴られながら100発の往復ビンタ
自宅まで絵をプレゼントに来てくれた

レビューより
プロというハ−ドな環境の中で、一歩一歩登りつめて行った、著者の野球魂は、並々ならぬ努力の賜物であり、人間的にもひとまわりも、ふたまわりも、大きくなって行った、野球馬鹿、必見の著作である。将来、もっともっと上を目指していくものなら、是非、御一読されて損はないと思う。

かつて、江川卓さんや、定岡正二さんと共に「先発三本柱」の一角を担っていた西本聖さん。
　これは、その西本さんが読売ジャイアンツに入団してから、引退するまでの20年間を綴ったものであるが、実際にこの本を読んでみると、西本さんが長嶋さんに対する感謝の気持ちを最後まで持ち続けていたことがよく分かる。
当時の長嶋監督は西本さんらを含む若手を、あの有名な「地獄の伊東キャンプ」などで徹底的に鍛えた。その結果が、読売ジャイアンツの「先発三本柱」としての活躍や、プロ通算165勝につながったことを考えると、西本さんが長嶋さんを師と仰いだのも頷けると思う。

登場する方々
定岡正二　江川卓　沢村栄治　西本聖
長嶋茂雄 村田真一 与田剛 屋鋪要
宮本和知　桑田真澄　川相昌弘　庄司智久
小俣進　堀内恒夫　原辰徳　王貞治
星野仙一　イチロー　立浪和義
皆川睦雄　藤田元司　読売巨人軍
ジャイアンツ　中畑清　小林繁
多摩川キャンプ　篠塚利夫　篠塚和典
倉田誠　新浦壽夫　横山忠雄
土井正三　柴田勲　高田繁　末次利光
達川光雄ほか多数