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映画愛 監督編 (武藤起一インタヴュー集 2)　
武藤起一

死ぬまで映画を撮ってやる。フィルムにとり憑かれた男たちの過激にして愛情あふれる熱き想い。

目次
北野武―夢想癖が生んだ天才芸人
黒沢清―師は蓮実、めざすはハリウッド
小松隆志―映画を天職とした“猪木の弟子”
周防正行―小津に学んで映画撮っちゃった。
竹中直人―“無能”を愛し続ける有能の人
塚本晋也―世界を沸かせるネチネチ映画
天願大介―遠回りしてきた“同業者の伜”
林海象―生き方も映画もオリジナル主義
松岡錠司―恋の病いの果ての大いなる成長
山本政志―映画で一生、アホをし続ける男

レビューより
出版当時は塚本晋也監督と北野武監督の熱烈なファンで、お二人のインタビューが掲載されてるとの事で、貪るように本書を読んでいました。他の監督さんのインタビューもとても興味深く、本書にラインナップされている監督さん達は、２０数年後の現在でもほぼ全員現役で活躍されています。中でも当時若手監督だった天願大介監督のインタビューと「妹と油揚」は妙に頭の片隅に残っていて、まさか２０数年後に「妹と油揚」を観ることが出来るとは夢にも思っていませんでした。本書が無ければ、天願監督の事も「妹と油揚」の事も知る事は無かった訳で、そういう意味でも本書は私にとって大切な一冊。