商品は、F-TOYS(エフトイズ コンフェクト)から2013年に発売された『1/144 WORK SHOP Vol.26 HELIBORNE COLLECTION 5』から『01.ベル412 c.国土交通省』になります。
外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
箱は上下開けなので、前の持ち主が箱を潰して保管していたのではないかと。なので箱マニアの方は入札されない方が良いでしょう。
国交省の防災ヘリなので、デジタル飛行制御システムを備えたベル412EPになります、
付属のデカールで、
『JA6819(ほくりく)』:北陸地方整備局(新潟空港)
『JA6817(まんなか)』:中部地方整備局(名古屋空港)
『JA6783(きんき)』:近畿地方整備局(八尾空港)
『JA6820(愛らんど)』:四国地上整備局(高松空港)
のどれかに出来ます。
国土交通省が保有する災害対策用ヘリコプターで、災害救助や防災情報集などに用いられてます。
災害対策用ヘリコプターなので、機外スピーカー、サーチライト、写真撮影システム、TVカメラ、赤外線カメラなどを装備してます。あと救助用のホイスト装備。
◆趣味のベル412
ベトナム戦争の頃に開発された汎用ヘリUH-1ヒューイ(イロコイ)は傑作ヘリでした。人員や荷物の輸送、落ちた戦闘機のパイロットの救助や、機関砲やロケット砲を積んだガンシップなど、様々な用途に大活躍しました。
UH-1はエンジン1個の単発機だったので、エンジン2個の双発にして、もっとたくさん人員や物資を運べるようにしよう! という目的で開発されたのがUH-1Nツインヒューイ。エンジンが2個のヒューイだからツインヒューイ。ネーミングが安直~。
UH-1もUH-1Nも米軍に採用されましたし、世界各国に輸出もされました。
『UH-〇〇』は米軍で採用された時に付く型番なので、製造メーカーであるベル社の開発コードは、
UH-1:ベル204
UH-1N:ベル212
です。軍用じゃない民間用のヘリコプターとしては、ベル〇〇の方の番号で輸出されてます。
この模型のベル412はベル212の改良型次世代機になります。世界各国の軍隊や民間に採用されたものの、米軍には採用されなかった為、UH-〇〇の型番がなく、ベル412と呼ばれてます。
最大の違いはローターの枚数です。ベル212(UH-1N)まではローターが2枚なのですが、ベル412ではローターが4枚(しかもグラスファイバー製)になってます。これにより速度がアップしたのと、機体の振動(騒音)が減少。機体の安定性も高まりました。
あとは燃料タンクが大きくなって航続距離が伸びてます。
日本でも、警察や海上保安庁、防災ヘリコプターとして地方自治体が採用してます。
そして陸上自衛隊のUH-1Jが老朽化して来てるので、次世代機UH-Xを川崎重工の偵察ヘリOH-1をベースに開発する計画があったのですが、贈収賄事件が発覚して白紙に戻されました。
で、UH-Xは、富士重工とベル社の共同開発(という名のライセンス生産)でベル412をベースにした軍用ヘリを開発する事が2017年に決定。
2021年にUH-2として制式採用されました。
1機12億円で150機調達するのだそうな。現在14機で(2025年現在)、少しずつ増えて行ってます。
基本が現在使用してるUH-1Jと同じなので、整備の面などでも便利だと思います。災害派遣で大活躍する事でしょう。
1/144なので全長は、約9cm。
ローターブレードの差し込みとスキッド、ホイストの取り付けが必要です。
あとデカールの貼り付け。
写真の1枚目は、箱と中身全て。
写真の2枚目は、組み立て見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から機体側面。