
商品に興味をもっていただき、ありがとうございます。
以下お読みいただき、入札をお待ちしています。
IWC OCEAN BUND は IWC シャフハウゼンが軍用に開発した最後のミリタリーウォッチです。
1980年当時、IWC は、<VDOマネンスマングループ>傘下で、
親会社に<ディールアビオニックシステム>という、旧西ドイツ軍の計測機械を製造・整備する部門もあったことから、
軍が公募した海軍ダイバー特殊装備品としての腕時計のコンペに参加しました。
募集要項の中には機雷除去作業を素手で行うダイバーのための「完全無漏磁気腕時計」があったことから、
IWC は、<1978年 ポルシェデザイン・コンパスウォッチ>
の耐磁スペックを発展させるべく推進、制式採用されるに至りました。
<ポルシェデザイン・コンパスウォッチ>は、
1976年に IWC の経営が傾いた際に放棄した、ペラトン Cal.85XX系
に換わって用いた JLC 88X系と ETA 2892系から選んだ ETA 2892 ををモディファイさせた、
IWC Cal.375( ニッケルメッキ 22石 12リーニュ ) が搭載されていました。
ETA 2892 は、「 21JEWELS 」(石)仕様ですが、
ローター軸上に磁石がレイアウトされる コンパス では、キャリバーのローター軸が磁気を帯びてしまうため、
9つのスティール製ボールベアリングを9つのルビーベアリングに置き換えていました。
IWC は、その9つのルビーを1つのルビーユニットとして、「 22 JEWELS 」と記しました。
人類の歴史上、ミリタリーウォッチの最重要モデルとして位置づけられている、
旧西ドイツ海軍 機雷掃海ダイバー用の装備、
IWC OCEAN BUND Ref.3519 / Cal.3755Amag ( 金メッキ 22石 ニオブ ベリリウム ジルコニウムを使用 11.5リーニュ )
にもローターベアリングに9つのルビーが使われています。
そして、もうひとつの 機械式キャリバー搭載モデル、
攻撃ダイバー用の装備にあたる、
IWC OCEAN BUND Ref.3501 にも Cal.375 ( ニッケルメッキ 22石 12リーニュ )を搭載しました。
そしてまもなく、ブランクムーブメントである ETA 2892 が 2892-2 へ進化したことから、
Cal.375 を Cal.3752( ニッケルメッキ 22石 11.5リーニュ ) へと進化させました。
そして、IWC は 1980年代後半、理由は不明ながら、
9つのルビーベアリングをスティール製ボールベアリングへ戻し、
Ref.3509 / Cal.37521( 金メッキ 21石 11.5リーニュ )へと進化させました。
IWC OCEAN BUND Ref.3501 は 更に、Ref.3509、最終形である Ref.3529 / Cal.37521 へと進化しましたが、
キャリバーは、Cal.37521 を継続しました。
IWC OCEAN BUND シリーズの整備は、常に IWC シャフハウゼン本社で実施されます。
これまでに IWC 本社で整備された Ref.3501 や Ref.3509前期モデルは、
IWC 技術者の判断により、スティールベアリングの Cal.37521 へ交換されていました。
本品は幻の ≪9つのルビーベアリングを備えた IWC OCEAN BUND Cal.3752用のローター≫ 時計部品になります。
IWC シャフハウゼン では用意がない、貴重な部品になります。
【商品の説明】
・商品名:中古時計部品
・メーカー:IWC シャフハウゼン
【商品の状態】
・使用状況 :未使用 (メーカーのパッケージ無し)
【注意事項】
・落札連絡:15時間以内に完了させてください
・入金:ヤフーかんたん決済を18時間以内に完了させてください
【その他】
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